新型コロナウイルスの影響で、2020年4月の上演予定が中止となった「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」。2021年4月に東京・兵庫で上演されることが決定しました。一部キャストが変更され、初期からミュージカル「薄桜鬼」を支えてきた鈴木勝吾さんが出演決定。12月18日には主要キャストによる座談会も配信されます。

 アイディアファクトリー(オトメイト)の人気ゲーム「薄桜鬼」を原作としたミュージカル「薄桜鬼」。ファンの間では「薄ミュ」の略称で親しまれている舞台作品です。

 原作も新たに「志譚」から演出を務めている西田大輔さんが演出だけでなく、脚本・作詞まで手がける新シリーズとなった「ミュージカル『薄桜鬼 真改』相馬主計 篇」は、2020年4月の東京・明治座、大阪・サンケイホールブリーゼでの上演に向けて準備が進められていました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、その影響を鑑みてプロジェクトは中止が発表され、楽しみにしていたファンの落胆を誘いました。

 それから1年後となる2021年4月、中止となった「相馬主計 篇」を改めて東京・兵庫で上演することが決定しました。前回に引き続き、主演の相馬主計役には梅津瑞樹さん、土方歳三役には久保田秀敏さんなど、実力派俳優陣が出演します。

 また、一部キャストの変更が発表されていますが、その中でも風間千景役として、ミュージカル「薄桜鬼」シリーズを初期から支えてきた鈴木勝吾さんの出演が決定。2016年8月の「ミュージカル『薄桜鬼』HAKU-MYU LIVE 2」以来の薄ミュ出演となります。

 相馬主計を演じる梅津瑞樹さんからは「春から今に至るまで、いつかこの時がくることを願ってやみませんでした。あの日に忘れてきてしまったものを、ようやく取りに帰ることができそうです。ミュージカル『薄桜鬼』の歴史を、正しく、真に改め、紡げることを今や運命のように感じています。必ずや、今度こそ」とのコメントが届いています。

 土方歳三役の久保田秀敏さんからは「前回上演中止になって半年以上経ちますが、未だに安心できる環境下ではありません。しかし、このような機会を与えてくださる以上は万全の対策を講じながら最高のエンタメをお届けすることに全力を尽くします。見えない敵との戦いは計り知れないものがありますが、見えない明日の道を作り続けた当時の人々の想いを重ね、僕達役者も精進していきたいと思います。お楽しみに」とのメッセージ。

 また、久々の「薄ミュ」帰還となる風間千景役の鈴木勝吾さんからは「久しぶりにこの作品に帰ってきます。あれから幾つもの景色を見てきました。色んな道と出逢いと別れがありました。きっとこれからも。それは「千」には届かずとも、また新たな景色へ向けて、風巻かせる所存です」と意気込みを語る言葉が寄せられています。

 さらに、上演決定を記念したスペシャル座談会が12月18日に配信決定。第1弾は、メインキャスト5名による公演の見どころや「薄ミュ」について、それぞれの熱い思いが語られる番組となります。

 上演スケジュールは、東京公演(日本青年館ホール)が2021年4月1日〜4日、兵庫公演(AiiA 2.5 Theater Kobe)が4月8日〜11日となっています。公演公式サイトや公式Twitter(@m_hakuoki)では今後、チケットやスペシャル座談会の配信URLなど、公演の詳しい情報を随時発表するとのことです。

(C) アイディアファクトリー・デザインファクトリー/ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

情報提供:マーベラス

(咲村珠樹)