アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の10周年を記念したプロジェクトが2021年1月7日に始動しました。本作は、2011年1月7日から放送のTVアニメを始まりとした人気作品。

 監督・新房昭之、脚本・虚淵玄(ニトロプラス)、キャラクター原案・蒼樹うめという、当代きってのクリエイターたちが手掛けた物語は、一見すると「かわいらしい少女たちの日常」を描いたほのぼの雰囲気を漂わせていますが、実は先の読めないスリリングな展開がふんだんに盛り込まれ、見る者の期待を裏切りまくり、さらには絶望させ……。当時多くのファンたちを「わけがわからないよ」と戸惑わせました。

 TVシリーズの他にも、2012年にはTVシリーズを二編に分け再編集した劇場版「[前編]始まりの物語」、「[後編]永遠の物語」、2013年には完全新作となる「[新編] 叛逆の物語」を公開。[新編]の興行収入は深夜アニメの劇場版作品として初の20億円の大台突破を記録しています。

 その10周年を記念し始動したプロジェクトでは、まず記念WEBサイトを公開。あわせて、記念ロゴや、キャラクター原案の蒼樹うめ先生による記念イラスト、メインスタッフ・キャストからのお祝いコメントも公開されています。

 なお、記念WEBサイトでは今後も、イラストレーター・漫画家からのお祝いイラストを順次公開予定。

 さらにプロジェクトからは、「今後のさらなる続報に、ぜひご期待ください」とコメントが発表されています。

◆スタッフ・キャストからのお祝いコメント

<監督:新房昭之>

2011年にテレビシリーズとして「まどか☆マギカ」がスタートしてから早10年。
これまで応援してくださった皆さん、10年間ありがとうございます。
そして、これからも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。
10周年でまた色々と動き出すとうれしいですね!

<脚本:虚淵玄(ニトロプラス)>

10年。思い返せば世は激動の時代でした。直立不動の等身大ガンダムが動き出してしまう程に。スマホゲーのガチャも、ウーバーイーツもなかったあの頃の日常を回想するのは日に日に難しくなっていきます。それでも、脚本を書きながらシャフトさんの会議室に通った興奮は今なお色褪せることがありません。その成果が今なお忘れ去られることなく、こうして10周年をお祝いしてもらえるような作品になったことを、とても嬉しく思っています。

<キャラクター原案:蒼樹うめ>

「魔法少女まどか☆マギカ」10周年、ありがとうございます!
TVシリーズが終わってからも劇場版がありゲームがあり、
コミカライズやグッズ販売など(全ての制作の方々にも大大感謝…!)さまざまな形でまどかが続いていて、
それは10年間まどか☆マギカを好きで居続けてくださった皆様方のおかげでありまして、
本当に本当にありがとうございます!
10周年の今年は、そんな皆様への御礼になるような1年にできたらと思っております。頑張るぞー!

<アニメーション制作:シャフト代表取締役社長久保田光俊>

2011年1月の放送が始まるまでは期待と不安が行ったり来たりでした。私やスタッフは10年も経ったと言う実感は無く、本当に昨日の事のようです。未だにあのシーンやキャラクターはこれで良かったのか?という風に考えてしまうのも、オリジナルアニメならではの特権かもしれないと思ったりもします。
そして、またそんな気持ちで作品を作ることの出来る幸せを与えてくれたファンの皆さまには感謝です!!

<鹿目まどか役:悠木碧>

10年もの間、「魔法少女まどか☆マギカ」を愛してくださりありがとうございます。
10年前、まどかと出会った時に感じたときめきや、演じていた時にもらった様々な心の動きは、今でも私という人間を形成するうえで欠かせないエネルギーです。
私もすっかり大人になってしまったので、今観返したら、新しい感想が生まれたりもするかなぁ。なんて、観返したくなりました。
あなたの胸の中にも、これからも「魔法少女まどか☆マギカ」があり続けてくれたら、それはとっても嬉しいなって。

(C)MagicaQuartet/Aniplex・MadokaPartners・MBS
情報提供:アニプレックス