ルーカスフィルムのゲームブランド、ルーカスフィルム・ゲームズは2021年1月12日(現地時間)、ベセスダ・ソフトワークスと共同で「インディ・ジョーンズ」をゲーム化すると発表しました。開発を担当するのはスウェーデンのマシーン・ゲームズで、全くオリジナルのスタンドアロン(オンラインではない)形式とのことです。

 前日の2021年1月11日にゲームブランド「ルーカスフィルム・ゲームズ」設立を発表したルーカスフィルム。さっそくリリース予定のタイトルを発表しました。

 今回ゲーム化される「インディ・ジョーンズ」シリーズは、ハリソン・フォードさん演じる考古学者インディアナ(インディ)・ジョーンズを主人公とした冒険物語。1981年の映画版第1作「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」は、物語全体のエピソード4(1936年の出来事)にあたり、映画版第2作「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」がエピソード23(1935年の出来事)、テレビシリーズ「ヤング・インディ・ジョーンズ(邦題:インディ・ジョーンズ/若き日の大冒険)」はエピソード1~22になります。

 発表によると、ゲーム版「インディ・ジョーンズ」はこれまでの映像作品をモチーフにしたものではなく、全く新しい物語になるとのこと。また、オンラインゲームではなく、単独でプレイできるスタンドアロン形式となります。

 開発を担当するのは、ゼニマックス・スタジオ傘下でスウェーデンに本拠を置くゲームスタジオのマシーンゲームズ(MachineGames)。プロデューサーは、同じくゼニマックス傘下のゲームスタジオ、ベセスダ・ゲームズ・スタジオ(Bethesda Games Studio)のトッド・ハワード氏です。

 ベセスダ・ゲームズの公式Twitterアカウント(@bethesda)には、ゲームのティザー動画が投稿され、インディ・ジョーンズの書斎らしき部屋で、数々の本や調査スケッチなどが散らばった机が映し出されます。最後にはインディ・ジョーンズらしき人物の手が、アイコンとなっている帽子を取り上げると、その下にはもう1つのアイコンであるムチが現れる……というもの。新しい冒険に旅立つことが示唆されています。

 ルーカスフィルムでは、映像作品の「インディ・ジョーンズ」新作もハリソン・フォードさん主演で撮影準備が進められており、2021年春後半にクランクイン、2022年7月の劇場公開というスケジュールが発表されています。ゲームと映像作品、2つの「インディ・ジョーンズ」がどのようなものになるのか、注目です。

<出典・引用>
ルーカスフィルム ニュースリリース
ベセスダ・ソフトワークス ニュースリリース
Image:LUCASFILM

(咲村珠樹)