クリスマスに子どもが楽しみにしているものと言えば、クリスマスプレゼント。クリスマス前になると、欲しいプレゼントを伝えるためにサンタさんに手紙を書く子も多いですよね。
白蔵 盈太/Nirone@「義経じゃないほうの源平合戦」文芸社文庫で発売中さんの、8歳の娘さんもその1人。
ちゃっかり者の娘さんらしい心温まるサンタへの手紙が、Twitterに投稿されました。
手紙の冒頭には、サンタさんへのお礼とともに「おとうとおかあにもプレゼントがきてほしいです」の一文が。思いやり溢れる文面に「なんて優しい子なのぉおお!!!!」と涙ぐむ白蔵さんでしたが、続く文章を読んで涙がスンッとひっこんだそうです。
手紙を読み進めると「おとうには『ポケットモンスターバイオレット』」を、「おかあには『ポケピースマイパッド』を、「わたしには友だちAがもっている『モデルデビューニコラ』をください!」と続きます。
「おとう」と「おかあ」のために頼んだプレゼントは、どちらも子どもに大人気の商品。疑いたくはないけれど、もしかして3つとも手に入れるための作戦なのでは……と思ってしまう内容です。
投稿者の白蔵さんによると、普段から変なところで知恵が回るという娘さん。サンタさんへの手紙を書き終えたあとに、お兄ちゃんに向かって「今年のクリスマスはすごいよ」と嬉しそうに話していたんだとか。
どうやら娘さん、確信犯のようです。まさに「プレゼントを3倍に増やすための孔明の罠」。お父さんの涙がひっこんでしまったのも頷けます。
とはいえ、サンタさんの存在を信じているかわいい娘さん。サンタさんへの手紙は、書く年と書かない年があるとのこと。
「絶対見ないで」と念押しをして渡された今年の手紙。お父さんである白蔵さんは「親を経由せずサンタに直訴すればチャンスがあるかもと考え、今年は手紙を選んだのだろう」と分析しています。
また、文中の「友だちA」が気になるところですが、「おとうは絶対見ない」設定のため、なぜこのような表記なのかは確認できず。もしかしたら「サンタさんに友だちの個人情報を漏らしてはいけない!」という娘さんなりの配慮なのかもしれません。
ちなみに娘さんの今年のクリスマスプレゼントは、「おとう」のためにお願いした「ポケットモンスターバイオレット」になる模様。
秀逸な手紙を書く娘さんの将来に、ものすごい頼もしさを感じながらも、ちょっぴり不安に思う白蔵さんなのでした。
そろそろサンタさんにお願いするプレゼント決めてよと娘に言ったらサンタさんへの手紙を書いてきたのだが、冒頭の3行を読んで「なんて優しい子なのぉおお!!!!」と思わずガチで涙ぐんだものの、読み進めるうちに「違うわこれ、プレゼントを3倍に増やすための孔明の罠だ」と涙がスンッとひっこんだ。 pic.twitter.com/UBV7aKIKo9
— 白蔵 盈太/Nirone @「実は、拙者は。」5月双葉文庫で発売予定 (@Via_Nirone7) December 13, 2022
<記事化協力>
白蔵 盈太/Nirone @「義経じゃないほうの源平合戦」文芸社文庫で発売中さん(@Via_Nirone7)
(一柳 ひとみ)