おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

「おとうとのびょうきをなおして」7歳の兄がサンタに託した切実な願い

 「サンタさんへ プレゼんトはいらないので おとうとの***(名前)のびょうきを なおしてください」

 病気と闘う弟のために兄がしたためた、サンタさんへの手紙。深い兄弟愛に満ちたX投稿が、大きな話題を集めています。

  • ■ がんと脳梗塞を併発 病と闘う6歳の弟は、兄のことが大好き

     このほどXユーザーの「あやぽんず」さんが投稿したのは、来るクリスマスのため、7歳の長男くんがサンタさんに向けて書いた手紙です。

    あやぽんず7y+5yさんの投稿

     あやぽんずさん宅のクリスマスは「サンタさんに手紙を書いて届けよう」という方針を採用。期日までに子どもたちが手紙をあやぽんずさんに提出すると、それがサンタさんに届くという説明をしており、長男くんは今年もその方針に則って自分で手紙を書いたのです。

     手紙には7歳児らしく欲しいオモチャがたくさん並んでいるのかと思いきや、そこにあったのは冒頭で紹介した文章でした。

     12月9日に誕生日を迎えて6歳になった次男くんは、今から約3年半前に左目にがん(網膜芽細胞腫)を発症。眼球摘出手術を受けたものの、その後、今年の10月にがんが鎖骨に再発・転移。さらに治療の過程で脳梗塞を併発してしまい、クリスマス目前の12月現在も、入院の日々を送っています。

    病院で誕生日を迎えた次男くん

     普段、物の使い方を教えたり遊びを提案したりと、お互いを気にかけながら過ごしているという2人。

     次男くんは1歳上の長男くんのことが大好きで、その影響で長男くんが好きなポケモンやピクミンにも夢中。何かとお兄ちゃんを頼りにしている、とあやぽんずさんは話します。もちろん兄弟らしく喧嘩をすることもあるものの、秒速で仲直りするそうです。

    ■ 「苦しそうじゃなかった?」「先生は優しい?」7歳の兄は、常に弟のことを想う

     小さな命で懸命に病気と闘う、たった1人の大切な弟。彼のために、自分には何ができるだろう。

     長男くんの中には常にそうした想いがあるのか、お見舞いから帰ってきたあやぽんずさんに毎日のように「今日弟はどうだった?」「担当看護師さんはどんな人?」「先生は優しい?」「苦しそうじゃなかった?」と聞いているそう。

     兄とはいえ、まだ7歳の長男くん。できることが限られている中で、それでも自分ができることは何でもするという強い気持ちを、あやぽんずさんの言葉の中から感じます。

     今回「サンタさんへの手紙に弟のことを書く」のを思いついたのも、きっと長男くんにとっては特別なものではなく、当たり前の行いの1つだったのかもしれません。

     年に1度しかない特別なクリスマスに、7歳児が自分以外のためにプレゼントを願うのは、きっと勇気がいることでしょう。しかし長男くんの手紙からは勇気の気配を、いい意味で感じません。心の底からの「自分ではなく弟を」という気持ちが、ひしひしと伝わってきます。

    ■ あやぽんずさんの投稿がXで反響 寄せられる「サンタさんお願いします!!」の声

     「弟を想う気持ちを手紙にしたのは初めてです」とあやぽんずさん。受け取った手紙を読んだ際の気持ちについて「自発的にこの様な言動をできるようになったという成長の喜びと共に、弟がいないことで寂しい思いをさせてしまっている事の切なさでいっぱいになりました」と話しています。

     また、長男くんはサンタさんとあわせて、次男くんの主治医に向けても手紙を執筆。弟の回復を願う2通を受け、あやぽんずさんは「(長男くんの)想いは届くよ。大丈夫だよ」と抱きしめたといいます。

     そしてあやぽんずさんは続く投稿で「当たり前にサンタさんからのプレゼントはあります」と長男くんのクリスマスに言及。「こんな素敵な子にプレゼントを渡さない選択肢はない!」と綴っています。

    あやぽんず7y+5yさんの投稿

     現在、あやぽんずさんが投稿した長男くんの手紙に集まったいいねは3万件超。引用欄には「サンタさんお願いします!!」「サンタさんへ届きますように」「サンタさんへ、この子の願いを叶えてあげてください!」といった祈りの言葉が続々と寄せられています。

     兄は弟を想い、母は息子たちを想い、見ず知らずのXユーザーたちは家族を想う。

     多くの人の想いが込められた手紙が、どうかサンタさんのもとに届きますように。

    <記事化協力>
    あやぽんず7y+5yさん(@ayaponponpons

    (ヨシクラミク)

    あわせて読みたい関連記事
  • 廃棄するダンボールをパパが本気で加工 完成したダンボールハウスのクオリティが高すぎる
    インターネット, びっくり・驚き

    廃棄するダンボールをパパが本気で加工 完成したダンボールハウスのクオリティが高す…

  • 魚拓ならぬ「泣き拓」?イヤイヤ期の2歳児がヨギボーに残した跡に癒やされる人続出
    インターネット, おもしろ

    魚拓ならぬ「泣き拓」?イヤイヤ期の2歳児がヨギボーに残した跡に癒やされる人続出

  • 「今日学校お休みしたい……」から一転、歓喜する娘と絶望するパパ 学級閉鎖を描いた漫画に共感殺到
    インターネット, おもしろ

    「今日学校お休みしたい……」から一転、歓喜する娘と絶望するパパ 学級閉鎖を描いた…

  • プレゼントをむき出しで放置…「あわてんぼうの親御サンタ」に共感の声
    インターネット, おもしろ

    プレゼントをむき出しで放置…「あわてんぼうの親御サンタ」に共感の声

  • 12月24日午後10時に公開
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    「巨人の星」伝説の“クリぼっち回”がイブに配信 「なにがクリスマスじゃあい!」炸…

  • 小窓越しにしか会えない父と娘 家の一角で生まれたドラマチックな一幕
    インターネット, おもしろ

    小窓越しにしか会えない父と娘 家の一角で生まれたドラマチックな一幕

  • ゆるすぎる図解
    インターネット, おもしろ

    「シナシナランボ」から「夢心地の汁」が……? 金精軒のチェリーボンボン解説図がゆ…

  • 子どもに「ハート描いて」と頼まれた心臓外科医 ガチすぎる“ハート”を描き上げる
    インターネット, おもしろ

    子どもに「ハート描いて」と頼まれた心臓外科医 ガチすぎる“ハート”を描き上げる

  • 血の繋がらない父へ“8歳の息子が書いた手紙”に反響 父は「額縁に飾れ」と喜び
    インターネット, 感動・ほのぼの

    血の繋がらない父へ“8歳の息子が書いた手紙”に反響 父は「額縁に飾れ」と喜び

  • タオルが好きすぎる2歳児の完全装備 強すぎて笑うしかない
    インターネット, おもしろ

    タオルが好きすぎる2歳児の完全装備 強すぎて笑うしかない

  • ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 寒くないの……?首まですっぽり雪の中、のんびりくつろぐハスキー
    インターネット, おもしろ

    寒くないの……?首まですっぽり雪の中、のんびりくつろぐハスキー

  • マユリカ中谷、「ズートピア2」監督をインプレゾンビと勘違い 約2週間正体に気付かず
    エンタメ, 芸能人

    マユリカ中谷、「ズートピア2」監督をインプレゾンビと勘違い 約2週間正体に気付か…

  • 覚悟して食べた昆虫食 セミ・ゴキブリ・カブトムシの中で一番おいしかったのは?
    インターネット, びっくり・驚き

    覚悟して食べた昆虫食 セミ・ゴキブリ・カブトムシの中で一番おいしかったのは?

  • 廃材で「ストライクガンダム」を完全再現!換装も可能なハイクオリティすぎる木工作品
    インターネット, おもしろ

    廃材で「ストライクガンダム」を完全再現!換装も可能なハイクオリティすぎる木工作品…

  • 一輪挿しがカブトムシに変形する陶芸作品 可動構造に込められた1年の試行錯誤
    インターネット, おもしろ

    一輪挿しがカブトムシに変形する陶芸作品 可動構造に込められた1年の試行錯誤

  • 刺繍糸を固めたら「ぶなしめじ」になった リアルすぎる立体作品が話題
    インターネット, おもしろ

    刺繍糸を固めたら「ぶなしめじ」になった リアルすぎる立体作品が話題

  • トピックス

    1. 九州の2大巨頭が夢のコラボ 「ブラックモンブランマンハッタン」食べてみた

      九州の2大巨頭が夢のコラボ 「ブラックモンブランマンハッタン」食べてみた

      九州で育った方なら、誰もが知る2つのソウルフード、竹下製菓のアイス「ブラックモンブラン」と、リョーユ…
    2. ニキータ・ビア氏の投稿

      X、API改定しリプライ浄化 報酬目当ての投稿アプリを出禁

      SNS「X」が、ここ最近リプライ欄を埋め尽くしていた「意味不明な“ヨイショ”投稿」に、ついにメスを入…
    3. 覚悟して食べた昆虫食 セミ・ゴキブリ・カブトムシの中で一番おいしかったのは?

      覚悟して食べた昆虫食 セミ・ゴキブリ・カブトムシの中で一番おいしかったのは?

      東京・吉祥寺を歩いていたところ、思わず二度見してしまう自動販売機に出会いました。売られていたのはジュ…

    編集部おすすめ

    1. 生成AI「Grok」を巡りXが安全対策を強化 編集部が体験した監視の実態

      生成AI「Grok」を巡りXが安全対策を強化 編集部が体験した監視の実態

      昨年12月末、画像編集機能を搭載したことで物議をかもした、X(旧Twitter)の生成AI「Grok」。そのGrokをめぐり、Xの公式安全対…
    2. ねるねるねるねアイスバー

      テーレッテレー♪ねるねるねるねがアイスに変身 “あたりつき”40周年記念商品を発売

      クラシエ株式会社(フーズカンパニー)は、発売から40周年を迎えるロングセラー菓子「ねるねるねるね」を記念し、「ねるねるねるねアイスバー」を2…
    3. 福岡市、生活保護をめぐるSNS情報を否定 投稿者の開示請求へ

      福岡市、生活保護をめぐるSNS情報を否定 投稿者の開示請求へ

      福岡市は1月13日、SNS上で拡散されている「福岡市で生活保護を断られた母子3人が亡くなった」とする動画や投稿について、「事実ではありません…
    4. クレーンゲーム機「クラウン602」

      タイトー、幻のクレーンゲーム機を全国指名手配 有力情報に賞金10万円

      ゲームセンターの片隅に、あるいは閉店した商店の倉庫に、ひっそりと眠っているかもしれません……。タイトーが今、全国に向けて“指名手配”している…
    5. ぐるなび、個人情報流出を否定 SNS投稿巡り調査結果公表

      ぐるなび、個人情報流出を否定 SNS投稿巡り調査結果公表

      飲食店情報サイト「ぐるなび」を運営する株式会社ぐるなびは1月8日、同社の個人情報流出を巡るSNS上の投稿について、公式サイト上で「調査の結果…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト