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古生代生物アノマロカリスや直角貝がかわいい料理に!母の手作りメニューに反響

 動物やアニメのキャラクターなどをモチーフにしたかわいい料理は数多くあれど、こんなモチーフは珍しいのではないでしょうか。ツイッターユーザー「こた」さんが投稿した写真に写っているのは、なんと古生代生物として知られる「アノマロカリス」を模したカレーライス。

 さらには「直角貝さんウインナー」や「クックソニアポテト」といった料理も。少し怖い印象のある古代の生き物たちが、とてもかわいらしく、なおかつおいしそうにアレンジされています。

  •  投稿者の「こた」さんは、現役美大生でありつつ、絵本作家、イラストレーターとしても活動中。今作は昨年発売された自身の著書「わくわく科学ずかん 古生代水族館」(大泉書店)の中に登場する架空のレストラン「ウミユリ亭」のメニュー。それをこたさんの母がイラストを参考に再現したものです。

    古生代水族館

    ウミユリ亭のメニュー

     絵本には細かくレシピは書いていないのですが、そこはこたさんの母が独自に表現。「アノマロカレー」では目にプチトマト、ヒレはきゅうり、尾ヒレはなすの漬物が使われているなど、見た目だけでなく組み合わせにもこだわりが見られます。立てられた旗もかわいいですね!

    アノマロカレー

     また、「直角貝さんウインナー」は、ウミユリ亭にはない、こたさんの母オリジナルの「裏メニュー」。通常のタコさんウインナーに春巻きの皮を巻いて作った貝殻を被せて、絵本に登場するチョッカクガイのビジュアルを見事に再現しています。

    直角貝さんウインナーとクックソニアポテト

     これはさぞかし、おいしかったことでしょう……と思いきや、現在こたさんは親元を離れて生活しているため、実際にはまだ食べられていないのだとか。それでも、こんな再現メニューを作って写真を見せてくれるとは……母もきっと一人暮らしの子が活躍していることをうれしく感じていたのでしょう。

     「今度実家へ帰る機会があったらぜひまた作って欲しいなと思います!」と、こたさん。なお次回、母はこれまたウミユリ亭のメニューである「三葉虫バーグ」にチャレンジしようと画策中であるとのこと。メニュー表にあるビッグサイズのハンバーグがどれほど再現されるのか。そして今度こそ、こたさん自身が食べられることに期待したいですね。

    <記事化協力>
    こたさん(@kota_draw)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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