神奈川県鎌倉市の銘菓として知られる「鳩サブレー」に、アイシングを施して「スチームパンク風」「サイバー風」と大胆にアレンジしている「ホイップシュガー」さんが、第三作目となる鳩サブレーアレンジを発表しました。

 新作のテーマは「レザー風」。革独特の表面感が見事再現されているほか、リベットやジッパーといった金属のパーツまでも妥協なく作り込まれており、凄まじい変化を遂げています。こりゃスゴイ……!

 元々レザーのアイテムが好きで、以前から鳩サブレ―をレザー風にしたいと考えていた、というホイップシュガーさん。過去2作の鳩サブレーアレンジを経て、満を持しての挑戦となりました。

 革製品と言えば、バッグや靴などがイメージされますが、本作においてもそうしたエッセンスが随所に盛り込まれています。鳩の背中の紐がしなって垂れる感じや、柔らかく波打つ生地の質感は、まさに使い込まれた革製品そのもの。

使い込まれた革の質感を完全再現

 そんな本作において、ホイップシュガーさんが特にこだわったと語るのはジッパー部分やチャーム部分、右上の靴のような部分。「ごちゃごちゃさせるの好きなので、色々つけては盛ってみました」と、あえて多くのパーツを取り付けたようですが、機能美を感じさせる配置はホイップシュガーさんの高いデザイン力があってこそでしょう。

ジッパー部分

靴紐もしっかり再現

 ツイッターへの投稿には2万件を超える「いいね」が付くなど、作品を見た多くの方がその高い完成度や変貌ぶりに感心した模様。ホイップシュガーさん自身も「金属部分もちゃんとできましたし、皮の質感も写真撮影で失敗せずしっかり表現できました」と、満足の行く出来栄えとなったようです。

過去作に負けずとも劣らない出来栄え

 なお、ホイップシュガーさんのYouTubeチャンネル「ホイップシュガーのアイシングクッキー WHIP SUGAR」では、本作や過去作の制作中の様子を収めたメイキング動画が公開されています。

<記事化協力>
ホイップシュガー アイシングクッキークリエーターさん(@YuicihiroG)

(山口弘剛)