授業中、先生の声が子守歌に聞こえてしまうあの現象は、どうやら赤ちゃんにも通用するようで……。

 Twitterに投稿されたのは、何やら難しそうな計算をする男性と、その腕の中で眠る乳児の写真。どうやらパパが子どもを寝かしつけるために、難問を解くという斜め上の手段をとった様子。投稿者の二世さんに話を聞きました。

■ コメント欄には「大人でも眠くなってしまう」といった声も

 二世さんは、抱っこされている生後2か月になる赤ちゃんのママ。ぐずっている子をパパに預けたところ、「じゃあ眠くなるまで線形写像のカーネルとイメージを求めようね〜」と計算を始め、3行目あたりで見事に寝かしつけに成功したとのこと。

 理数系に弱い筆者には「線形写像のカーネルとイメージ」についてはさっぱり理解できませんが、寝てしまう気持ちは痛いほどわかります。

 このツイートには「やはり数学は催眠術」、「一行目で爆睡する自信あります」など、大人でも眠くなってしまいそうといったコメントが多数。他に「最高にイケてる寝かしつけ」、「有能&優秀過ぎる」といった声がよせられています。

■ パパは「日曜数学者」

 パパの生業が気になるところですが、職業は、情報系の大学教員とのこと。仕事に関係なく昔から数学が好きで、日曜大工ならぬ「日曜数学」として、趣味で数学を楽しみつつ、その様子をTwitter(@tsujimotter)やブログ、YouTubeにも投稿しているそうです。

 ちなみにこの写真が撮影されたのは、投稿者の自宅。ホワイトボードによって事務所のようにも見えますが、自宅の壁にホワイトボードシートが貼られているとのこと。

■ 赤ちゃんが寝落ちしたのは、リズムが心地良かったから?

 投稿者によると、普段は抱いて歩き続けないと泣き止まないという赤ちゃんですが、この時は数学の話を始めた途端に寝てしまったんだとか。

 「内容というよりは話したり書いたりするリズムが心地良かったのかもしれません」と推測しています。

 数学の得意なパパやママは、寝かしつけの時に試してみては?

<記事化協力>
二世さん(@m_2sei

(一柳ひとみ)