新しいペット用品を購入した時は、それを気に入ってくれるか心配になるもの。特に中に入ってもらうキャリーとなると、なおさら気になってしまうのが飼い主心理です。

 新しいキャリーを猫さんたちに見せた飼い主さん。どうやら気に入ってくれているようですが……それに入って病院にも連れて行かれるってことには、気づいているのかな?

 秀さんはレオくんとシロウくん、2匹の猫さんとの暮らしをコミックエッセイにしている漫画家さん。これまで使っていたキャリーが不便だったとのことで、扱いやすく便利なものを新たに購入しました。

新しいキャリーを検分するシロウくん(秀さん提供)

 リュックタイプになっている新しいキャリーは、居室部分が拡張でき、災害時に避難した場合でも快適に過ごせそうな優れものです。慣れてもらうため、口を開け居室を拡張した状態で部屋に置いておくと、シロウくんがやってきました。

キャリーに入っていくシロウくん(秀さん提供)

 狭い場所が好き、というシロウくん。「キャットハウスと同じように、する~っとスムーズに入っていきました。今ではそのまま、その中で落ち着いて居眠りすることもあります」と秀さんは教えてくれました。

キャリーの中でくつろぐシロウくん(秀さん提供)

 シロウくんには好評だった新しいキャリー。今はお家みたいで快適な居場所となっていますが、本来の使い道を考えると楽しいばかりとは限りません。

新しいキャリーとシロウくんを描いた漫画(秀さん提供)

 「いずれそのお家で病院に連れて行かれるとも知らずになぁ……」と、秀さんは内心しめしめと思っているのでした。漫画に描かれている悪人顔は、あくまでイメージ表現です。

 ところで、レオくんの方はどのような反応なのでしょう。その様子をうかがうと「あまり気に入っていない様子なので、病院に連れて行かれると疑っているのかもしれません(笑)」と、どうやら未来を察しているみたい。

多少疑り加減のレオくん(秀さん提供)

 病院での反応も2匹は異なっており「シロウくんはキャリーの中で大人しくしていますが、レオくんは周囲に響くような大声で叫ぶので毎回ハラハラしながら病院に行っています」とのこと。不安があるからこそ、レオくんは慎重になっているのかもしれませんね。

 新しいキャリーの出番ですが、4月に入ると2匹とも健康診断で病院に連れて行く予定なのだそう。何事もなく終わってくれるか、ちょっと気になっちゃいますね。

 秀さんとシロウくん、レオくんとの暮らしを描いたコミックエッセイは、2023年3月9日に「レオとシロウのドタバタ猫日記」としてKADOKAWAより書籍化。冊子版とデジタル版双方で読むことができます。

<記事化協力>
秀さん(@hide_pau

(咲村珠樹)