エポキシパテを素材に、いつもユニークで面白い猫のフィギュアなどを作っているTwitterユーザーのめーちっさいさん。

 3月28日に、大泣きしている猫のフィギュアを投稿。ホースから水が勢いよく出ているように涙を流す猫には、思わず笑ってしまいます。

 「マンガみたいな泣き方しかできなくなっちゃったよー!」と投稿された今回の作品。たしかにマンガなどでこのような感じで泣いているキャラクターをよく見かけます。

 記者も見た瞬間、「あぁ~、あるある」と納得してしまいました。現実の世界でこれだけの涙を流すには、どれだけの量が必要なのか気になるところでもあります。

「マンガみたいな泣き方しかできなくなっちゃったよー!」と投稿された今回の作品

■ 実は「花粉症で鼻水がヤバい猫」の続編

 めーちっさいさんに話をうかがうと、マンガみたいな泣き方をする猫を作ったきっかけは、以前作った「花粉症で鼻水がヤバい猫」とのこと。その続編で「花粉症で涙が止まらない猫」を作ろうと考え、「大量に涙を流そうとしたらマンガ表現に行きつきました」と笑います。

 ということは、作品の猫は花粉症が原因で大量の涙を流していたんですね。例年の何百倍の花粉が飛散したら、これだけの涙を流すことができるのでしょうか。

「花粉症で鼻水がヤバい猫」

 ちなみに「花粉症で鼻水がヤバい猫」の作品が投稿されたのは3月8日。

 鼻水は「ヤバい」「激ヤバ」「不時着」の3種類あり、「ヤバい」は胸のあたりまで鼻水がたれており、「激ヤバ」は2本足で立っている猫のヒザのあたり。そして「不時着」は言わずもがな。地面にしっかりと鼻水がついてしまっています。猫の表情も花粉症で非常につらそう。共感する人も多いかもしれません。

鼻水は「ヤバい」「激ヤバ」「不時着」の3種類

地面にしっかりと鼻水がついてしまっています

■ 細くて折れない涙を作るのに苦慮

 大量に流れている涙は細長いパーツということもあり、透明なプラバンを涙の形に細く切って支柱に。その後、ブラックライトで固まる透明粘土で肉付けして成型されているそう。

 目から出ている感じに見えるように先を細くしているので、折れずに自立する太さを両立させるのが大変だったといいます。泣いているように見せるために猫の手の位置も工夫したと語ります。

 「マンガ表現の立体化ということで実験的にやった」と、めーちっさいさん。完成するまではどうなるか自分でも分からなかったものの、「なんとかそう見えるものが出来て良かったです」と安堵している様子でした。

 マンガ独特の表現は他にもまだ沢山あるので、次回はどんな作品が投稿されるのか首を長くして待ちたいと思います。もしかして、首を長くして待つ猫?

<記事化協力>
めーちっさいさん(@meetissai

(佐藤圭亮)