RPGなどでお約束の行動「ツボを割る」。これが現実世界で行われた場合、「器物損壊」「住居不法侵入」など、あらゆる罪名で起訴されかねません。
ゲームの中でだから許されるわけではありますが、この「壺を割る」と言う行為を誰もが一度はやってみたい……そんな事を考えたことはないでしょうか。壺を割ることなんて許されるわけが……あるんです。
ついに壺を割ることができるグッズが登場して話題を呼んでおります。
■ 「われるツボ」とは
RPGのように壺を思う存分割ってみたい……そんな願いを叶えたのが、まさに「われるツボ」(100円:税別)です。
販売元は、「株式会社ポニー」となっており、100円ショップ「セリア」で販売しております。SNSでも話題となっていたので、すぐさまセリアに向かい探しましたが……なかなか見つからず。店員さんいわく「入荷していない」とのこと。
しかし、それから数週間経過し、時間を置いて訪問すると、見つかりましたよ「われるツボ」。
■ 壺を組み立ててみた
さっそく購入し、壺をだしてみます。その前にパッケージをチェックすると、なにやらRPG風のイラストで、「すきなだけたたきわるといい」と、魔法使い風のおじいさんが説明しています。
しかし、なぜRPGをイメージするイラストには「ドット絵」が多いのでしょうか。このご時世、レトロゲームをあえて楽しむ以外、もはやドット絵での新作RPGはあまり存在しないと思うのですが……。
そんな疑問を抱えつつ、パッケージをあけると……組み立て式になっていました。
つまり既に割られている状態ででてくるわけで、若干その時点でネタバレと現実を見せつけられる。ああ、壺を割るために、わざわざ組み立てるわけか……。
ちなみに中には、ドクロがあしらわれたコインが入っております。ちいさなメダルをイメージしたのか、それとも某海賊アニメなのか……色々と世界観が混ざっています。
■ 壺を割ってみた
組み立ては簡単で、プラモデルが苦手な筆者でも1分でできました。「われるツボ」完成です。写真の奥にあるのは「われないツボ」で、サイズ感が似ていたので比較用に置いてみました。
ではさっそく割っていきます、中から何がでてくるのか!
なんと、中から「ち○さなメダルが」でてきた。(知ってるー!)
確かに割れる気分は味わうことができそうです、ただ本来の「割っちゃだめだぞ、絶対に割るなよ」という、独特の背徳感・罪悪感はなく、割るという行動のみを体感できるものとなっております。
■ 壺の活用法
ちなみにこの壺の「割る」以外の活用法は無いものなのでしょうか。
考えてみたのが、こちら「ドッキリ」。たいそうな飾りをつけ、床の間に置いておき、状況を知らないやつにあえて触らせる。もしくは手渡しで、壺をもたせ、あえて落として、ビックリさせる、とか。
あとは小物入れになりそうです。割れるとはいえ、割ろうとしなければ安定してものを入れることができます。ただし、倒したりすると割れる可能性があるので、ちょっとドキドキする小物入れになりそう。
いずれにせよ、この「われるツボ」は、あの頃やってみたかった「割る」と言う行動を体験できる貴重なグッズであり、それをあえて商品化したメーカーに敬意を払いたい商品です。
<参考>
株式会社ポニー
(たまちゃん)