「人生はロールプレイングゲーム」とは、ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二氏の格言として知られる言葉ですが、これを物理的に体現してしまうユニークなカプセルトイを発見しました。その名も「大冒険!家の中RPGフィールド音声センサーマスコット」。

 どうやらセンサーが反応すると、RPGチックな音声や音楽が鳴り、ゲームの世界にいるような感覚が味わえる……というアイテムらしい。家の中のあちこちに設置して楽しむようです。なにこれ、面白そう!

 筆者もまた、「人生で大切なことはRPGで教わった」という自負があります。ということで、早速このカプセルトイを探す旅に出発。近隣のショッピングセンターのカプセルトイコーナーへ足を運ぶと……早速、発見しました。

「大冒険!家の中RPGフィールド音声センサーマスコット」発見

 スーパーファミコン時代を彷彿とさせる、ドットグラフィックを使用した台紙も目を引きますね。台の横から中を覗いてみると……ムムッ、カプセルが残り少なくなっているもよう。なかなかの人気ぶりのようです。

残りのカプセルも少ないようす

 ラインナップは「冒険フィールド」「アイテムエリア」「回復の泉」「バトルエリア」「ボスエリア」の全5種類となっており、価格は1回500円。コインを入れ、ハンドルを回すと……出てきたのは緑のカプセル。これはどうやら「回復の泉」のようです。

初めに引いたのは「回復の泉」

 個人的な狙いとして、やはり「冒険フィールド」は外せないところ。連続で回したところ、2回目に「バトルエリア」、3回目に「冒険フィールド」を引くことができました。このくらいあれば、家の中をRPGフィールドへと変貌させることができるでしょう。

「冒険フィールド」「バトルエリア」もゲット

■ ビビットカラーの本体が存在感抜群 意外と音が大きくてビビる

 早速自宅に持ち帰り、まずはアイテムのチェック。大きさは手の中におさまるほどですが、ビビットカラーの本体に、大きく描かれた紋章が存在感抜群。どんな場所に設置しても、目立つことは間違いなし。

ビビットなカラーが目を引きます

 続けて、気になる音声を聴いてみましょう。(音データは権利の扱いが不明なため今回動画は撮影していません)

 最初に引いた「回復の泉」の本体裏の絶縁体を引き抜くと……突然大音量で癒やし感あふれるメロディが流れ出しました。音の大きさにちょっとビビってしまったのはここだけの話……。

本体裏の絶縁体を抜くといきなり大音量が

 その後、「ここは回復の泉エリアです。ゆっくり浸かって、体力回復してください」という音声メッセージも。なるほど、察するにこれはお風呂の入り口などに設置するのが良いようです。

「回復の泉」は浴室のドアに設置

 狙っていた「冒険フィールド」では、大冒険の幕開けを予感させるようなイントロが流れた後、「さあ行きましょう。冒険があなたを待っています」という音声が。台紙に書かれていた設置推奨エリアは「玄関」となっており、出掛ける際に聞けば気合いがみなぎりそう。

「冒険フィールド」は玄関に設置

 最後の「バトルエリア」では「バトルエリアに入ります。戦闘モードに切り替えてください」の音声と共に、緊張感たっぷりのBGMが。設置推奨エリアは「トイレ」とのことですが、戦闘の意味が違うような……。人によってはこちらを玄関に設置するのも良いかもしれませんね。

「バトルエリア」はトイレに設置

■ ゲーム内だけでなく日常にもBGMって大事

 赤外線センサーの感度も良く、前を通っても鳴らない、ということはありませんでした。カプセルに予め両面テープが同梱されており、電池も内蔵済みのため、買ってすぐ取り付け可能な点もGOODです。

買ってすぐに取り付け可能

 自宅の中で、RPG風の音声やBGMが流れると、たしかにゲームの中に入り込んだように感じられ、テンションがアップしました。特に筆者はゲームにおいてBGMを重視する派ですが、日常生活においてもBGMって大事なのかもしれません。

 もしも第二弾があるならば、リビングに設置する「町のBGM」や、物置に設置する「ダンジョンBGM」などがあると、よりRPG感マシマシで楽しめそうです。

(山口弘剛)