Non-Motionは8月20日、家庭向けVRドライビングシミュレーター「PAPER DRIVE」のアーリーアクセス版をEpic Games Storeにて公開しました。価格は100円(税込)。
■ 日本の教習所を模したコースを収録
「PAPER DRIVE」は、駐車・右左折・狭い道路といった運転教習の基本に焦点を当てたトレーニング特化型シミュレーター。日本の教習所を模したステージが用意され、実際の免許取得前に抱きがちな不安を、VR空間で手軽に解消することが狙いです。
現段階ではゲーム性はなく、純粋に「走る」「曲がる」「止まる」といった挙動を確認する用途に限定。教習所のコースを走行する「疑似体験版」として提供されています。
■ VR+ステアリングで“ノーリスク”練習
本作の最大の特徴は、家にいながらVR+ステアリングホイールで本格的な練習ができる点。運転免許を取得した後でも、「右折が苦手」「狭い道が不安」と感じる人にとって、ノーリスクで試せるのは大きなメリットでしょう。
対応デバイスはMeta Quest(PC接続)、Logitech Driving Force(G29/G923)、Thrustmaster(T128)など。もちろんキーボードやゲームパッドでも操作可能です。
■ 2029年正式版を目指し段階的に進化
「PAPER DRIVE」は2029年の正式版リリースを目標に、段階的なアップデートを予定。2026年には歩行者や夜間走行の実装、2027年には駐車モードや天候要素の追加、2028年には長距離ステージも導入され、正式版はステージ・車種が充実し、ゲーム内通貨によるコンテンツ購入システムも搭載される見込みとのことです。
あくまで疑似体験ではありますが、運転免許取得前のトレーニングや、ペーパードライバーが運転感覚を取り戻すための用途としては面白い試みと言えそう。今後のアップデートに注目です。
<参考・引用>
「Paper Drive」公式HP
(山口弘剛)