世の中には食べ物同士を組み合わせることで劇的においしくなる、という魔法のようなレシピが数多く存在します。これまでおたくま経済新聞でもいくつか紹介してきましたが、今回新たに発見したのは「マクドナルドのチーズバーガーに、岩下の新生姜を挟む」というレシピです。

 香り豊かなチーズと、独特の辛味を持つ生姜が合わさると、一体どんな味になるのか、そもそもおいしいのか。全く想像がつきません。ということで、今回実際に食べてみて検証してみたいと思います。

■ 岩下社長も絶賛「岩下の新生姜が全てを許す感」

 このレシピをXに投稿したのは、あーちゃんさん。用意するものは、前述の通りマクドナルドのチーズバーガーと、岩下の新生姜のみとなっています。

 また、投稿には岩下食品株式会社の社長・岩下和了氏もすばやく引用で反応。「ダブルチーズバーガー」で試したところ、「岩下の新生姜が全てを許す感……」と絶賛していました。

ダブルチーズバーガーと岩下の新生姜

 そこで今回は岩下社長がおすすめする「ダブルチーズバーガー」で試してみることにします。

 生姜を3本ほど使用し、5ミリ程度にスライスしたものを、ダブルチーズバーガーの上側のバンズをめくって並べていきます。再びバンズを戻せば、工程は終了。本当にこれだけでおいしくなるのか、まだまだ半信半疑の状態です……。

スライスした岩下の新生姜を並べるだけ

■ なぜか中和される生姜の辛味 風味と口当たりの良さはいくらでも食べられそう

 何はともあれ、とにかく食べてみないことには分かりません。早速ひと口かじってみると……こっ、これは……うまい!

なぜか辛みが消えています

 生姜は生で食べるともちろんピリッと辛みを感じるものですが、チーズと合わせることでほどよく中和されています。それでいて、特有のさっぱりとした風味は残っているのだから不思議。

 加えて、生姜ならではのシャキシャキとした食感がプラスされ、ファストフードならではのジャンク感が薄れます。特にピクルスが好きな方は、このレシピは絶対に試してみて損はないと感じました。

食べ過ぎに注意

 食欲をそそる生姜の風味、そして口当たりの良さから、いくらでも食べられてしまいそうな錯覚に陥り、ひとつしか注文しなかったことを後悔しました。なるほど、これが岩下社長の言う「岩下の新生姜が全てを許す感」か……。納得しかありません。

 しかし、どれだけお腹に入ると言っても、決してカロリーがカットされているわけではなく、もちろん食べた分だけ蓄積されて行きます。そういった意味では、「悪魔のレシピ」と言えるのかもしれませんので、食べ過ぎにはどうぞご注意ください。

<参考・引用>
あーちゃんさん(@xaxxyxxnx
岩下 和了さん(@shinshoga

(山口弘剛)