「風邪のときは家系のラーメンを食べるとすぐ治る」という噂が先日ネットを賑わせていました。
ちょうど喉がいがいがし始めていて微熱も出てきたので、ラーメン食べて風邪が治るのなら嬉しい限り! とラーメン好きな筆者はいそいそと家系ラーメン屋に出かけてみましたよっと。
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■なぜ家系ラーメンが風邪の効くのか?
「なぜ家系ラーメンが風邪の効くのか?」という理由についてですが、ベースとなる豚骨や鶏ガラでつくるスープには炎症を抑えるグリシンとプロリン、付け合わせのほうれん草にはベータカロチンとビタミンC、ねぎにはビタミンCと体を温めるアリシンが含まれているからじゃないかと考えられています。さらにニンニクとショウガをトッピングすれば体を中から温めることもできますしね。
というわけで、注文してみました。ラーメンだけじゃ物足りなかったので、今回はとろろご飯も一緒に注文し最後にラーメンの残り汁をかけて食べるという贅沢をかましたら、それだけで「もう風邪なんか消滅しちゃったんじゃ……?」という満足感でいっぱいに。食べている間からぽかぽかしてきました。
■薬剤師に聞いてみた
漢方とマクロビオティックに精通している薬剤師さんにお話を聞いてみたところ、
「たしかに、体を温めて栄養をばんばん体に取り入れると風邪の治りが早くなるかもしれないです。ただし、マクロビオティックでは食べ過ぎた結果胃に負担がかかり風邪をひいてしまう、という考え方があり、風邪をひいたらまず絶食が一番だと言われています。とは言っても何が正しいとは言い切れず、昔の人はたくさん食べてたくさん寝て風邪を治してきたわけですから、胃腸風邪以外の風邪のひき始めにラーメンを食べるというのは有効な手段ではないでしょうか」との回答をいただきました。
なるほど、プロから見てもラーメンは風邪に有効だと言えるようです。
■熱が引いた
さて、原稿を書いている現在熱がどうなったかと言いますと、見事平熱まで下がりました! やったね!
昨日の昼にラーメンを食べて、夜はまだ喉がいがいがして頭もぼんやりしていたのですが、朝起きたら結構すっきり。全快までとはいきませんが、明らかに治っている実感が掴めました。
結論として「家系ラーメンは風邪に効く」ということが実証されたわけですが、くれぐれも効くからと言って食べすぎてしまっては治りが遅くなってしまうので、腹8分程度に留めておいてくださいね!
(文:大路実歩子)