2024年7月19日に発売された漫画「推しの子」の第15巻にて、主要キャラクターのひとりである「有馬かな」が紹介した「すしのこ」と「ピザポテト」を組み合わせるというちょい足しレシピ。その名も「ピザノコ」。

 主人公「アクア」も「おかしくなっちゃう位うめーな」と大絶賛していましたが、正直どんな味になるのか予想がつきません。これは実際に作ってみるしかなさそうです。

 ということで、早速最寄りのスーパーで材料確保。「すしのこ(中袋)」と「ピザポテト(60g)」を購入してきました。ちょうど現在「すしのこ」は「推しの子」とのコラボレーション中。有馬かなが描かれたパッケージが目を引きますね。

「すしのこ(中袋)」と「ピザポテト(60g)」

 作中では特に分量の記載がありませんが、ひとまず大さじ1だけ加えてみることに。その後、中身が飛び出さないよう開け口をつかんでしっかりシェイクします。シャコシャコ。

すしのこは大さじ1に留めておきます

 袋を開くと、ピザポテト独特の濃厚なチーズの香りに、ほんのりビネガーの香りが鼻の奥を刺激します。試しにひと口味見してみると……いつものピザポテトの味に、わずかにすしのこの酸味が感じられますが、なんだかちょっと物足りないような……。

濃厚なチーズの香りに、ほんのりビネガーの香り

この状態ではあまり味の変化が感じられませんでした

 ならば、もう少しすしのこを足してみましょう。さらに大さじ1を加え、中身が混ざるようにしっかりと振ります。先ほどよりもピザポテト表面の”粉感”がアップしていることが見た目からも伝わります。

大さじ2振ると良い感じになりました

見るからに粉感が増しています

 一枚食べてみると……大さじ1の時とは明らかに異なる酸味が、舌を刺激します。ピザポテトの「こってり」と、すしのこの「さっぱり」が見事に融合し、甘酸っぱくもパンチが効いている、新感覚の味わいに変化しました。

 あっという間に食べきってしまったのですが、振りがちょっと足りなかったのか、底のほうにすしのこが固まっていたため、後半はかなり酸っぱかったです。あくまで個人の感想ですが、ピザポテト60gに対しては、すしのこは大さじ1で、「とにかくよく振ること」がポイントかもしれません。

 それにしても、すしのこを大量に入れた状態でおいしそうに食べていたアクアは、もしかすると極端に濃い味が好きなのかも?そんなことも考察できるアレンジレシピでした。ごちそうさまでした。

 実は過去に「ポテチにすしのこを混ぜるとビネガー味になる」ということを別記事にて検証していたため、しお味と相性が良いことは知っていましたが、まさかピザポテトもおいしくなるとはびっくり。

 もちろん、単品で食べても十分おいしいピザポテトなので、いつもの味にちょっと変化を加えてみたい時には、今回の推しの子「ピザノコ」レシピをぜひお試しあれ。

<参考>
推しの子 第15巻 146話「役柄」

(山口弘剛)