「ルーレット式おみくじ器」をご存じでしょうか?昭和50年代の「喫茶店ブーム」の頃に、注文の待ち時間や話のネタのために卓上に設置されていました。使い方は簡単で、コインを入れてレバーを引くとルーレットが回転し、おみくじが出てくるという仕組み。
そんな懐かしいルーレット式おみくじ器が、4月第三週よりカプセルトイになって登場しているとの情報をキャッチ。どれほど再現されているのか、入手してチェックしてみたいと思います。
まずは入手しないことには始まりません。行きつけの大型リサイクルショップに足を運んでみると……早速発見。台紙によると、ラインナップは全3種類で、定番の赤、青に加えどうやらシークレットもあるようです。
カプセルの減り具合もまずまずだったことや、どれが出ても性能に差はないため、今回は一回に留めておきます。一発でシークレットが出てくれることを祈りつつ、500円を投入しハンドルを回すと……出てきたのはベーシックカラー青でした。まあ良しとしましょうか。
■ 外観は実物そっくり! ルーレットやおみくじ機能ももちろん実装
自宅に持ち帰り、早速組み立てていきます。外側の透明カバーには説明書とコインが付属していますので、忘れずに取り外してから捨てるようにしましょう。
本体に台座を取り付けると、ルーレット式おみくじ器の完成です。さすがにサイズは小ぶりですが、その再現度はかなり高いです。まるっとした特徴的なフォルムはもちろんのこと、周囲に書かれた星座のイラストや文言、上部のルーレットはまさに実物そのまま。
しかも、ただ形が似ているだけでなく、実際におみくじ器として遊ぶことも出来るんです。付属のコインを自分の星座の穴に投入し、レバーを引くと、上部のルーレットが回転しました。さすがに実物のようにきれいに回転はしなかったものの、雰囲気を楽しむには十分。
さらに、おみくじの紙もしっかり排出されます。本物と同じく縦長の用紙には、占いの内容がきちんと書き込まれており、実に本格的。予め付属しているおみくじが3種類のみで、少し物足りなさを感じますが、ミニチュアであることを考えれば致しかたないところでしょう。
■ 懐かしいと感じた方にはぜひおすすめしたい完成度
内部ギミックは簡易的であり、ルーレットやおみくじを完全再現とはいかないものの、特筆すべきはやはりその外観です。この点に関しては、かなり実物に近付けられていると感じます。
レトログッズが好きな方や、ルーレット式おみくじ器を懐かしいと感じた方であれば、ぜひおすすめしたい完成度。自宅のインテリアとして置いておけば、知人とのちょっとした話のネタにもなりそうですね。
<参考>
これ知ってる? 懐かしの「ルーレット式おみくじ器」の今を聞いてきた
(山口弘剛)