
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148933/4/148933-4-0533db45603f516b7541408c5411bf1f-3900x2758.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ゆぎ書房(東京都八王子市。代表・前田君江)は、翻訳絵本『もしぼくが鳥だったら:パレスチナとガザのものがたり』の出版と同時に、全国各地で「絵本『もしぼくが鳥だったら』とガザの子ども図書館」展を巡回スタートした。
1~2月の東京ジャーミィ(慶應大学ゼミ生によるチャリティ)、絵本ラウンジLOOPなかのでの展示開催を皮切りに、3月以降、いたばしボローニャ絵本館(板橋区立中央図書館内併設)、日本イスラーム文化交流会館(日本ムスリム協会)、文字のない絵本カフェ(ぶらんけっと)、日本キリスト教団はりま平安教会、都内の国立大学図書館での展示が決定しており、併せて講演や同絵本の読み聞かせなども行う。
パレスチナの「ナクバ」を描いた絵本
絵本『もしぼくが鳥だったら:パレスチナとガザのものがたり』(ファーティマ・シャラフェッディーン文、アマル絵、片桐早織[訳]、ゆぎ書房、2025年1月25日刊行)は、パレスチナのナクバ(大災厄、大悲劇。1948年イスラエル建国に前後して推計75万人が住処を追われ難民となったことを指す)を柔らかく率直に描いた作品だ。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148933/4/148933-4-53906b648351de88311fbc78a23fa0d6-1614x1781.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148933/4/148933-4-97cc97b3ee9351b15598c4a1600e2c7f-1185x1295.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148933/4/148933-4-20ad8c47f4eb005f072697b5207f9281-1162x1295.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
中東絵本翻訳者の片桐早織さんが、アラビア語からの全訳とともに7~8年前から企画提案していた同絵本に、出版が決定した昨年、鈴木啓之さん(東京大学中東地域研究センター・特任准教授)が、巻末解説「パレスチナのオレンジの木」を寄稿した。
「片桐さんが温めてきた翻訳とともに、このうえなく優しい言葉で書かれた鈴木さんの解説も是非読んでほしい。絵の中に読み手自身がパレスチナの風土や歴史を見つけられる大きなヒントを示してくれています。それは、いま現地で起きていることの原点と本質を理解することにつながるはずです」(ゆぎ書房代表・前田)
ガザの子ども図書館
「絵本『もしぼくが鳥だったら』とガザの子ども図書館」展」は、同絵本出版のためのクラウドファンディング(2024年9~10月、CAMPFIREによる)の「社会的リターン」として企画された。
同展示では、国際的な非営利団体で、国際アンデルセン賞の選出などでも知られるIBBY(国際児童図書評議会)パレスチナ支部による、ガザでの図書館活動を取り上げている。
同支部が2007年末に完成させたガザ地区内の二つの子ども図書館は、イスラエルによる2014年の攻撃で全壊・損壊している。その後、IBBY各国支部の寄付等により再建されたが、2023年10月以降のガザ侵攻で他の多くの文化施設とともに破壊された。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148933/4/148933-4-a496b8f1b080516c17a6c6cdf235821c-3900x2758.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/148933/4/148933-4-02e262e62973aa90db64197be0374f29-3900x2454.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
図書館が破壊された事実以前に、楽しい図書館があったことを伝えたい
絵本『もしぼくが鳥だったら』を読みあう会などでガザの子ども図書館のことを紹介すると、破壊された事実以前に、「ガザに図書館や大学があるなんて知らなかった」と言う声を多く聞いた。
同展示では、図書館で子どもたちが楽しそうに活動する姿を多く紹介している。また、軍事攻撃や身近な人たちの死、そして、占領下での侵害行為によって心理的なトラウマやストレスにさらされ続ける子どもたちのために、図書館司書やスタッフが図書館活動の一環として、サマーキャンプやドラマセラピーを実施する様子も紹介した。
ゆぎ書房では今後2年ほどかけて、全国各地で巡回展示を行うことを予定している。
*展示のご協力のお申し出・お問い合わせは info@yugishobou.com まで
■ 出版情報
絵本『もしぼくが鳥だったら:パレスチナとガザのものがたり』
(文)ファーティマ・シャラフェッディーン、(絵)アマル、(翻訳)片桐早織、(解説)鈴木啓之
2025年1月25日刊行 1980円(税込) B5変形 24ページ 上製本
ISBN978-4-910343-08-2 ゆぎ書房
https://www.yugishobou.com/book/book7.html
■ クラウドファンディング(CAMPFIRE)
「パレスチナ/ガザの翻訳絵本を緊急出版したい+「ガザの子ども図書館」展を全国で」
2024/9/17~10/17実施
関連プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000148933.html
<<「絵本『もしぼくが鳥だったら』とガザの子ども図書館」展 開催情報>>
展示概要と出典・監修協力についてはこちら
<<開催スケジュール>> いずれも観覧無料
■2025/3/2(日)~3/16(日)
日本イスラーム文化交流会館(日本ムスリム協会)(東京都品川区)
*3/2(日)に同絵本の訳者・片桐早織さんによる講演と読み聞かせあり
詳しくはこちら
■ 2025/3/1(土)~30(日) ※3/10(月)は休館日
いたばしボローニャ絵本館25番棚(板橋区立中央図書館内併設(東京都板橋区))
展示についてはこちらのチラシから
*3/15(土) ゆぎ書房 代表・前田 講演あり
絵本のまち板橋 講演会シリーズ「私の作ったこの1冊(On the table)」
■2025/3/20(木)
文字のない絵本カフェ(ぶらんけっと) (東京都中野区)
詳しくはこちら Instagram
*ゆぎ書房 代表・前田 講演あり
■2025/3/24(月)~3/31(月) 13時~16時
日本キリスト教団はりま平安教会 (兵庫県加古川市)
詳しくはこちら Instagram
*3/30 ゆぎ書房 代表・前田 講演あり
■ ゆぎ書房リンク一覧
出版社HP:https://www.yugishobou.com/
X:https://x.com/yugishobou_book
Instagram:https://www.instagram.com/yugishobou/
note: https://note.com/yugishobou
■ 会社概要
会社名:ゆぎ書房
所在地:東京都八王子市松木
代表:前田君江
■ ■本件に関するお問い合わせ先
ゆぎ書房 連絡先 (担当:前田)
info@yugishobou.com, yugishobou@gmail.com