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さらなるDXの推進に向けてOpenAI社のChatGPT Enterpriseを導入

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大日本印刷(DNP)
研究開発や新事業開発などの価値創出を加速



大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は2025年2月に、OpenAI, Inc.(CEO:Sam Altman、以下:OpenAI)が提供する企業向け生成AIサービス「ChatGPT Enterprise」*1を研究開発や新規事業開発などの部門で導入しました。
ChatGPT Enterpriseは、テキスト・画像・音声・動画などのデータを統合して処理する“マルチモーダル”や、思考プロセスを連鎖させて推論し結論を導き出す“論理的思考”の先進AIモデルの活用が可能で、企業の業務プロセスの変革などにつなげられます。今回DNPは、本サービスの活用によってデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、さらなる業務プロセスの最適化や開発の効率化などを進めて、競争力強化と新たな事業創出を目指します。

[画像: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/69194/772/69194-772-f5a360fd7117fa00668d0939545cf316-1326x266.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


【ChatGPT Enterprise導入の背景】
DNPはDXに関して、事業ビジョン「P&Iイノベーション」に基づき、印刷と情報(Printing & Information)の独自の強みを掛け合わせ、「事業の推進」と「基盤の強化」によって新しい価値を創出することであると位置づけています。DNPはさらなるDXの推進を目指し、マルチモーダルや論理的思考によって難題の解決や高度な分析を行うChatGPT Enterpriseを研究開発や新規事業開発の部門等で活用し、生活者や企業・団体等への新しい価値の提供を加速させていきます。
【ChatGPT Enterprise導入による主な取り組みについて】
- ChatGPT Enterpriseの導入部門で、従来と比較して大幅な作業時間の短縮や、より広範な業務の遂行と品質向上を目指します。各部門で業務特化型のAIエージェントを構築し、複雑で難解な業務に応用することで、速やかな情報処理と論理的な推論などによる成果の最大化につなげます。
- 研究開発部門では、新材料の探索や品質分析、製品開発における特許調査や出願、法規制調査に応用するとともに、研究開発用のシステム開発にも活用します。
- 事業開発部門では、社会・市場・生活者の課題やニーズの変化等の迅速・的確な把握、各種調査や膨大な事業アイデアの検討などに活用します。
- DNPは、多様なテーマに合わせてプロジェクトを組むなど、ChatGPT Enterpriseを活用した社内のユースケース(使用事例・用途例)の創出に努め、各部門の生産性向上や新しい価値の開発・提供につなげます。
- DNPは、ChatGPT Enterpriseの利用促進、教育プログラムの提供などOpenAIの継続的なカスタマーサクセスの支援を通じて、業務プロセス変革を推進していきます。


【今後の展開】
DNPは、ChatGPT Enterpriseの活用を通じて、従来の業務と比較して50%以上の業務の自動化を目指します。また、DNPグループの全社員が生成AIを継続して積極的に活用できるよう、社内研修やコンテストを実施するなど、構築していくAIエージェントによる効果の最大化を図っていきます。

■DNPの生成AIに関する取り組み
DNPは、DXの実現に向けて、生成AIの活用を推進しています。2023年には、国内外のDNPグループ約3万人が高セキュリティな環境で生成AIを業務に利用できる環境*2を構築しました。同年11月には、社外のパートナーやDNP社員が生成AIを活かした共創ができる「生成AIラボ・東京」*3を開設し、約1年間で2,000を超えるユースケースを創出しています。また、生成AIを活用する体制の構築や企業風土の醸成にも努め、社員が生成AIを積極的かつ効率的に活用するための研修やコンテストを実施するなど、全社員のリテラシー向上を図っています。2024年には、社員のAI利活用時の法令遵守や公正性確保、プライバシー保護等の強化として「DNPグループAI倫理方針」*4を策定しました。

【本取り組みに関する両社のコメント】
○大日本印刷株式会社 代表取締役社長 北島 義斉
DNPは、「より良い未来」の実現に向けて、変革を加速させています。AI技術の飛躍的な進化を捉え、先進AIを的確にビジネスに取り入れることで、今までの延長線上にはない大胆な「変革」を起こしていくことが必要だと考えています。OpenAIとの「対話と協働」を深め、より良い社会、より心豊かな暮らしの実現に努めていきます。

○OpenAI Japan合同会社 代表執行役社長 長崎 忠雄
OpenAIは最先端の技術を通じて、安全で責任あるAIを構築し、その恩恵をすべての人に届けることを使命としています。その実現には、AIが信頼でき、誰もが利用しやすく、生産性の向上に役立つことが重要だと考えています。「より良い未来」の実現に向けたDNPの強い意志と、先進的なAI技術を活用した大胆な変革への取り組みに深く共感するとともに、今後も連携を深めながら、イノベーションの共創を目指してまいります。


*1 ChatGPT Enterpriseについて → https://openai.com/ja-JP/chatgpt/enterprise/
*2 「生成AI」の利用環境を構築について → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20169392_1587.html
*3 DNP生成AIラボ・東京について → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20170008_1587.html
*4 DNPグループAI倫理方針 → https://www.dnp.co.jp/news/detail/20171314_1587.html
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