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日本酒の製造過程でワインの搾りかすを一緒に発酵させたお酒 “kasu [marc]”、4月25日より発売。酒蔵 haccobaの新定番シリーズ “kasu” の第2弾商品。

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haccoba
宮城県川崎町のワイナリー・Fattoria AL FIOREの「Ohno Field Blend」のマール(粕)を使用



株式会社haccoba(福島県南相馬市、代表取締役:佐藤太亮)が2021年2月に立ち上げた酒蔵「haccoba -Craft Sake Brewery-」(ハッコウバ クラフトサケブルワリー)が、2024年11月に発表した新・定番酒 “kasu”(粕)シリーズ。様々な “kasu”(粕)をお米と一緒に発酵させ、新たな命を吹き込んだお酒です。第2弾商品として “kasu [marc]” を4月25日より発売。
※オンラインストアの商品ページ: https://haccoba.com/products/kasu-marc
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61904/62/61904-62-1f94a3e0632546a9d9316ecc338d1cbb-1827x1827.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■垣根を超えた酒づくりで、日本酒のフロンティアを切り拓く

かつて、日本では各家庭で多様な原料をつかった酒づくり「どぶろく」を楽しんでいた時代がありました。ところが、明治時代に酒づくりが免許制となり、自由な酒づくりが難しくなってしまいました。

私たちは、かつての自由な酒づくりこそが発酵文化の源流であると捉え、ジャンルを超えた酒づくりを追求することで、つくる楽しさを分かち合います。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61904/62/61904-62-969a76a7c96db3ccdf5037a80287027f-2048x1365.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
haccoba のメンバー(背景:haccoba 浪江醸造所)

■新・定番酒 “kasu” シリーズに込めた思い

今季、新しく定番酒として仲間入りした「kasu」(かす)シリーズ。
※「kasu」シリーズ第1弾は、kasu [sansho lemonade] を発売しました。

クラフトメーカーとしてプロダクトを製造する際にどうしても生まれてしまう粕(かす)。
今まで、自由研究シリーズ「haccoba LAB_」でもたくさん “粕(= 未利用資源)のお酒” を出してきました。
未利用資源から新たなプロダクトを生み出すことができる喜びももちろんあるのですが、粕は(お酒の発酵にとっては扱いづらい)油分や栄養分などが抜けていることも多く、味わいをつくり上げていくうえでも、むしろとても優秀なことがわかってきたのです。

そこで、haccobaらしいお酒の1つとして、より一層自信を持ってお届けできるお酒を、新たに定番酒として発売することにしました。

ブリコラージュ的思考に基づいた、粕をもちいた酒づくり。
「kasu」、という言葉の響きから連想されるイメージを覆していけたら嬉しいです。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61904/62/61904-62-35403cbb7c4e2331fad7658a1c44b830-1066x1066.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ワインの搾りかす(提供:Fattoria AL FIORE)

■“kasu [marc]” 商品概要

日本酒でもワインでもない、ジャンルの垣根を超えたお酒が定番酒の仲間入り。
お米と一緒に、ワインの搾りかす(マ-ル)を発酵させています。
搾りかすは、今回も宮城県川崎町のワイナリー・Fattoria AL FIOREさんから頂いています。

2022年からワインの搾りかすを使ったお酒を一緒につくっておりますが、今回は「Ohno Field Blend」というキュベの粕を頂きました。
アルフィオーレさんのトップキュベでも使われる山形県高畠町の大野農園さんのメルロー, シャルドネ, マスカットベイリーA, 他生食用葡萄を混醸(フィールドブレンド)している銘柄です。
アルフィオーレで唯一揮発酸を出すキュベですが、その少しネガティブな要素も、バラン スによっては、とても良い構成要素の一つとなります。

お米由来の柔らかな旨みや酸味、そこに合わさるワイン由来の綺麗な酸味と渋みがなんとも魅惑的です。
垣根を超えた挑戦でありながら、どこか安心感のある味わいだからこそ、幅広くお食事と一緒に楽しんで頂けるかと思います。
・販売予定価格:2,420円(税込)
・内容量:500ml/ 本
・発売日:2025年4月25日(金)
・販売期間:2025年4月~売切次第終了
・販売チャネル
 ・haccoba オンラインストア: https://haccoba.com/
 ・haccoba 小高駅舎醸造所&PUBLIC MARKET:12時~17時(月曜・金曜休み)
 ・その他お取り扱い店一覧: https://note.com/haccoba/n/n48a9ad45d07f
・商品詳細URL: https://haccoba.com/products/kasu-marc

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61904/62/61904-62-9a6c057c3770623f634ad40d4b662429-1827x1827.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
kasu [marc]

■デザインについて(デザイナー:summit 齋藤智仁)

今回、粕をつかったお酒を定番酒にするにあたり、改めて考えてたどり着いたのは、「ブリコラージュ」という考え方。
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「ブリコラージュ」はフランスの文化人類学者クロード・レヴィ=ストロース(Claude Levi-Strauss)が1962年に発表した著書「野生の思考」の中で示した概念である。彼は南米アマゾン川流域の先住民族を研究していた際に、彼らがジャングルの中を歩いていると、その時には何の役に立つかよくわからないものでも、「いつか何かに使えるかもしれない」とそれを手に入れ持って帰るという習慣に出会った。レヴィ=ストロースはこの「後で何かの役に立つかもしれない」という予測する能力を、予定調和を重んじる科学的思考と対比させ、「野生の思考」と呼び、人類の根源にある普遍的な思考であると説いた。
※引用元:https://ideasforgood.jp/glossary/bricolage/
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「粕」という役目を終えて残されたものを、あらためてお酒の原料として取り入れることは、目の前にあるものを仮説検証して、あらたな存在として生み出すこと。そこには、予定調和などはなく、私たちが想像していなかったような味わいが生み出される可能性があると信じています。
日本の「もったいない」という言葉のもつ本来の意味、 “ものが持つ本来の価値をなくしてしまうことが惜しい” “すべての物事は存在することが当たり前ではなく、自分も物事の存在によって生かされている” という考え方にも通じるのかもしれません。

ラベルデザインは、シンプルに「粕」という漢字を、グラフィカルにデザインに落としこんでいます。「ポップに、まずは飲んでほしい!」そんな気持ちです。

■ネーミングについて

シンプルに、粕をアルファベットで表記しています。
“kasu” という一見ネガティブにも捉えられる言葉をあえて使い、この言葉のイメージ自体も覆していけたら嬉しいです。

■株式会社haccobaについて

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/61904/62/61904-62-565b3f03a20a4725e35aa8870fe5a506-728x728.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2021年2月、原発事故の避難で一時人口がゼロになった福島県の小高というまちに醸造所を設立。2023年7月から隣町の浪江でも醸造所を営んでいます。「酒づくりをもっと自由に」という思いのもと、かつての "どぶろく" 文化やレシピを現代的に表現。ジャンルの垣根を超えた自由な酒づくりを行っています。
自分たちの事業を通して、自律的な地域文化と自由な酒づくりの文化を取り戻すことを、本気で目指しています。

・会社名:株式会社haccoba(はっこうば)
・代表者:代表取締役 佐藤太亮
・本社所在地:福島県南相馬市小高区田町2-50-6
・各種リンク
 ・ホームページ・オンラインストア:https://haccoba.com
 ・X(旧 Twitter):https://x.com/haccoba
 ・Facebook:https://www.facebook.com/haccoba
 ・Instagram:https://www.instagram.com/haccoba
 ・LINE:https://page.line.me/184glmhu
 ・note:https://note.com/haccoba

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