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自動車業界のテレビCM出稿量ランキングを発表!データから解明する各社のブランド戦略とは

update:
   
REVISIO株式会社
アテンションデータによるCMクリエイティブ分析も公開。視聴者を惹きつけた自動車ブランドのCMとは?



ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「アテンション(注視)」を測るREVISIO株式会社(所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、 自動車業界のテレビCMを対象とした分析「自動車業界レポート」を発表しました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51361/166/51361-166-53ddd489bef4079d79ae297a54167e09-1200x630.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自動車業界ランキングイメージ画像




自動車業界で出稿が多かったのは、あのスーパーハイトワゴン
本ランキングにおいて集計対象となった自動車業界の企業・ブランド数は、全部で54社160ブランドでした。(2024/01/01~2024/12/01の間に放送されたCM、業界はREVISIOの基準に準拠)
その中で、出稿量TOP30を公開します。

自動車業界 出稿量ランキングTOP30
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51361/166/51361-166-b57d170cef9627e8d6dc158930e358aa-613x916.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
自動車業界 出稿量ランキングTOP30の画像


この出稿量ランキングから、各社の広告戦略の違いが読み取れます。
例えば、ランキング上位に4車種が入ったホンダは、軽スーパーハイトワゴンの「N-BOX」、新型SUVの「WR-V」「ZR-V」、コンパクトミニバンの「フリード」と、ライフステージに対応する幅広いラインナップをCMで網羅的に訴求していることが分かります。
一方、SUBARUは走行性能に定評のある「レヴォーグ」とSUVの「クロストレック」に広告出稿が集中しており、「安全性能の高さ」や「アウトドアライフ」といった、特定の価値観を持つ顧客層へブランドイメージを強く訴えかける戦略が見て取れます。
こうした背景には、消費者ニーズの多様化があります。かつて重視された燃費や価格といった実用性に加え、現代では車を「個々のライフスタイルを表現する手段」として捉える傾向が強まっています。例えば、「キャンプなどアウトドアで気兼ねなく使いたい」(三菱 デリカミニなど)、「上質な移動空間で快適に過ごしたい」(トヨタ クラウンなど)、「毎日の運転そのものを気軽に楽しみたい」(スズキ スイフトなど)、そういった具体的な利用シーンや価値観に寄り添う広告が目立ちます。
各社が得意分野やブランド特性を明確にし、届けたい顧客層に向けてメッセージを重点的に発信している傾向がこのランキングから分かります。


<出稿順位が上位のブランドについて>
1.ホンダ N-BOX (9,348 GRP)
軽自動車規格ながら広い室内空間と高い安全性能で知られています。2011年に初代が発売されて以来、ファミリー層を中心に幅広い支持を集め、国内の軽自動車販売台数ランキングでは常に上位を維持しているモデルです。

2.トヨタ クラウン (7,929 GRP)
1955年の初代登場から70年、日本の高級車市場を象徴するブランドの一つです。2022年に発表された16代目では、セダンに加えクロスオーバーなど多様なスタイルを展開し、新たな顧客層の獲得を目指しています。

3.ホンダ WR-V (7,441 GRP)
2024年3月に日本で販売が開始された、力強いデザインが特徴のコンパクトSUVです。発売から約1ヶ月で月間販売計画の4倍を超える受注を記録するなど、人気を博しています。

4.ホンダ ZR-V (7,308 GRP)
流麗なデザインと、独自のハイブリッド技術「e:HEV」による静粛性や燃費性能を特徴とするSUVです。2023年4月に販売が開始され、上質さを求めるユーザーから支持されています。

5.SUBARU レヴォーグ (6,905 GRP)
スポーティな走行性能とステーションワゴンの実用性を両立させたモデルです。2014年に初代が発売され、現行の2代目は2020年から販売されています。独自のAWDシステムによる安定した走りに定評があります。


こちらの資料では、CMアテンションランキングなども盛り込んだ分析レポートを公開しています。ぜひご覧ください。
<「自動車業界の分析レポート」ダウンロードはこちらから>
https://attention.revisio.co.jp/l/1010172/2025-06-27/2xykf




では、業界のCMの中で、アテンションのスコアが高かったCMが視聴者にどのように見られていたのでしょうか。取り上げるのはカープレミアのCM「未来は一緒につくるもの。」篇 15秒です。
業界内でも視聴者が注目したCMを1秒単位で分析
このカープレミアの「未来は一緒につくるもの。」篇は2024年の1月から4月にかけて放送されたCMです。GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーらと香取慎吾さんが共演したCMで、出演者たちが荒野で力を合わせて車を押すシーンが印象的なCMです。
1秒単位のアテンションデータのCスコア*で見ると、後半にかけてCMへの注目が高まっていく「右肩上がり」の波形をしており、視聴者の注目を効率的に獲得できていたといえます。

*Cスコア:放送枠の平均的なCMの視られ方に対して、どの程度視られたかを評価する指標。
時間帯や放送局の影響を極力排除したクリエイティブ評価ができます。


[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51361/166/51361-166-0eaa726ff0fc7063c6236e861321c354-1131x649.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
カープレミアの「未来は一緒につくるもの。」篇 Cスコアグラフ画像


【アテンションポイント】
【5秒目】「おーい」という呼びかけに視聴者の視線が引きつけられ、出演者たちが力を合わせて、一生懸命な表情で車を押していくシーンでアテンションが継続して上昇しました。

【10~12秒目】「未来は一緒につくるもの。」というメッセージの表示とともに、香取さんが「乗ってく?」と言い、GENERATIONS が「いくいく!」と答えるシーンで最も高いスコアを記録しています。

【まとめ】BGMが流れる中、出演者のセリフを最低限にしたことで、セリフが出た時に視聴者の注目を集めることに成功しました。終盤の企業ロゴの部分では注視が下がったものの、その直前に注目を引きつけたため、比較的高いスコアで企業ロゴまでの注視の維持に成功したと言えます。



テレビCMの効果を最大化する「しっかり視られるCM」とは
テレビCMを制作する際、多くの人が経験を頼りにすることも多いのではないでしょうか。このような制作方法では、パフォーマンスの再現性や確実性に不安が残ります。
REVISOでは、14万本以上のCMのアテンションデータを蓄積しているため、「CMの視られる要素」と「視聴者に視られるためのCMづくり」のノウハウを持っています。そのノウハウを活用したCM制作をすることで、社内の理解が得やすくなったり、改善にも方針を持って取り組みやすくなります。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51361/166/51361-166-4e3de556c07f7c4cd0057fe4146d8dfa-2560x1440.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「CMのCスコアの分類とその効果」画像



CMクリエイティブの視聴もデータで可視化:REVISIO One
REVISIOが提供する「REVISIO One」では、前述した1秒毎のアテンションデータをはじめCMの詳細のデータを見ることで、具体的な改善点の発掘に役立てることができます。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/51361/166/51361-166-f5d0a108eed0c80d7a429d077357766f-1145x600.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
REVISIO Oneイメージ画像


REVISIO OneのCreativeプランを契約すると、任意のCM素材別にアテンションデータ、ならびに出稿データを確認することができます。
下記のようなご利用シーンでご活用いただけます。
・自社・他社問わず気になるCMの出稿情報(GRPやタイム・スポットの比率、スコアの推移など)を把握したい
・Cスコアが高いCMの出稿データを参考にしたい
・CMの具体的な改善点をデータから洗い出して次回に活用したい
*ご契約プランによって閲覧できるデータは異なります

<本件に関する問い合わせ先>
REVISIO株式会社 広報担当 安武
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
E-mail info@revisio.com
Tel(担当直通) 050-5897-4931


【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社(2022年10月にTVISION INSIGHTS株式会社から社名変更)は、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリア2,000世帯・関西エリア600世帯の地上波全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。

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