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aiESG、日本のスタートアップとして初のTNFDレポートを自主開示

update:
   
株式会社aiESG
~中小企業のESG経営の羅針盤となることを目指す~



九州大学発のスタートアップとして、AIを活用したサプライチェーンESG評価サービス、プラットフォームを提供する株式会社aiESG(本社:福岡県福岡市、代表取締役:馬奈木 俊介、以下「aiESG」)は、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース、以下「TNFD」)の枠組みに準拠したサステナビリティレポートを、日本のスタートアップ、中小企業として初めて公開したことをお知らせします 。大手企業が先行するTNFDレポートの開示は、依然として多くの中小企業やスタートアップにとってハードルが高いのが現状です 。ESG評価・分析サービスを提供する企業として、この課題に真正面から向き合い、自らが実践者となることで、企業の規模に関わらず全ての企業がESG経営に取り組むための一助となることを目指します 。


[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120780/40/120780-40-c635e208a2b679116439a6df021f49c1-1999x1334.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■レポート公開の背景:なぜスタートアップがTNFDレポートを開示するのか 

TNFD公式サイトによれば、日本はTNFDレポートの開示コミットを表明した組織(TNFDアダプター)としての登録が最も多い国として知られています。(参照: https://tnfd.global/engage/tnfd-adopters-list/)このタスクフォースの発足後、日本政府はネイチャーポジティブを推進する政策提言を発表、管轄する環境省も2024年に開催された生物多様性条約第16回締約国会議において、TNFDへの資金提供を発表しました。
大手の日本企業では、自然資本など、ESG経営に関する情報開示の重要性が高まる一方で、その取り組みの複雑さやリソース確保の難しさから、多くの中小企業やスタートアップが対応に踏み出せないという課題があります 。サプライチェーン全体からのデータ収集や整備に多大な労力を要するほか、独自の評価指標を含む専門知識の取得が欠かせません。結果として、社内体制の構築や対応にかかる時間的・人的リソースの負担が大きくなっているのが実情です。

この状況に対し、aiESGは「自らが顧客の羅針盤となる」という決意のもと、創業3周年を機に、TNFDの枠組みに沿ったサステナビリティレポートを自主開示するに至りました 。本レポートは、ESG評価・分析サービスを提供する企業として不可欠な、透明性と説明責任へのコミットメントを示すものです。あわせてaiESGは、同様の課題を抱える企業の皆様にとっての取り組みの第一歩を、実例として示していく所存です。

■レポートの要旨:aiESGの自然関連リスクと機会

aiESGではTNFDレポートの作成にあたり、顧客向けに提供しているaiESG評価・分析の手法を自社の分析にも適用し、自然資本に関する依存・影響・リスク・機会の洗い出しを行いました。TNFDが推奨するLEAPアプローチ(発見、評価、査定、準備)に基づき、サプライチェーン上の環境・人権リスクのホットスポットを国・セクター単位で可視化し、外部ツールも補完的に活用することで、より網羅的な分析を実現しています。また、ステークホルダー・エンゲージメントの一環として、自社従業員向けに自然関連リスク等に関するアンケートを実施し、マテリアリティ評価に反映しました。

1. 自社の環境フットプリントの特定
- 事業特性: テクノロジー主導のコンサルティング事業であるため、物理的な製品の製造・流通はなく、直接的な環境負荷(Scope1)は限定的です 。
- 主な排出源: オフィスでの電力消費(Scope2、推定年間約20.3t-CO2)及び、出張・通勤等の移動(推定年間約11.2t-CO2)が主な温室効果ガス(GHG)排出源です 。
- サプライチェーンの重要性: 分析の結果、事業としての直接的な環境への影響(Scope1)は低水準であり、環境フットプリントの95%以上がサプライチェーンに起因することが判明しました 。

2. サプライチェーンにおける主要なリスクと機会
- 水フットプリント:AI開発やクラウドサービスの根幹をなすデータセンターでの冷却水使用などが、サプライチェーン全体で最も大きな環境負荷要因でした 。
- GHG排出量:自社の直接排出に加え、サプライチェーン上の情報サービスや研究開発分野で多くのGHGが排出されていることを確認しました 。
- 土地利用とデータセンターの物理的リスク:サプライチェーン上のデータセンターは、その運用に広大な土地を必要とするだけでなく、洪水リスクの高いエリアに立地しているケース(東京で22カ所、大阪で12カ所)や、野生生物保護区に近接しているケースが確認され、事業継続における物理的リスクとレピュテーションリスクを特定しました 。

3. 今後の目標とコミットメント
特定されたリスクと機会に基づき、以下の3つの領域に注力してまいります 。
- 水スチュワードシップ:水の持続可能性に取り組む国内の社会課題解決を目指す団体とのパートナーシップを模索し、資源の有効利用、水生態系保護に貢献を目指します 。
- カーボンフットプリント管理:AIモデルのトレーニング効率化に加え、信頼性の高いカーボンリムーバルプロジェクトへの投資を通じて、事業活動に伴う排出量のオフセットを目指します 。
- 年次情報開示と改善活動のための社内体制の強化: サステナビリティ委員会の設置、データ収集プロセスの強化、全社的な知識向上を目的とした研修を通じて、サステナビリティ経営を組織文化として根付かせます。また、ESG経営に関わる分析と報告の質を継続的に向上させ、年次のサステナビリティレポートにて公開をします。
レポートの全文(英語)、日本語要約版は、下記よりご覧いただけます。
全文(英語): TNFD Report - Natural Capital Initiatives at aiESG
日本語要約版: TNFD Report - 自然資本への責任あるアプローチ: aiESGの挑戦と戦略

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120780/40/120780-40-75c4a80cc40dd089b68c6f06fffb9ea9-1999x508.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■代表取締役 馬奈木 俊介からのメッセージ

この度の初のサステナビリティレポート公開は、単なる情報開示に留まらず、ESGへの配慮を自らの事業のあらゆる側面に統合するという我々の決意表明です。aiESGが目指すのは、科学的知見と現実の行動との間のギャップを埋め、データを真の変化を駆動する意思決定に変えることです。このレポートが、同じ志を持つスタートアップや中小企業の皆様にとって、サステナビリティという未来への航海へ踏み出す、確かな一歩となることを心から願っています。

■株式会社aiESG (アイエスジー)について

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120780/40/120780-40-f6445b1060e6ebed09baee1c4929f176-2005x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

「aiESG」は、製品およびサービスレベルのESG分析を通して、持続可能な社会の実現を目指す九州大学発のスタートアップ企業です。国連報告書代表など国際的・学術的な長年のESG研究成果を元に、サプライチェーンを全て遡ったESG評価プラットフォーム「aiESG Flow」などを提供しています。また、ESG全般について支援サービスを行っています。
当社コーポレートサイトはこちらから(https://aiesg.co.jp/





■会社概要

会社名     :株式会社aiESG
本社所在地   :福岡市博多区博多駅前 1-15-20 NMF博多駅前ビル 2階
代表取締役   :馬奈木 俊介
最高経営責任者 :関 大吉
事業内容    :プロダクト/サービスレベルのESG分析事業
HP       :https://aiesg.co.jp/
設立      :2022年7月

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