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とうもろこしの収穫が最盛期 甘味種「ミルフィーユ」、鮮度際立つ“朝採れ”で注目

update:
農業総研


「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、全国の都市部を中心としたスーパーマーケットで「農家の直売所」を運営する株式会社農業総合研究所(本社:和歌山県和歌山市、代表取締役会長CEO:及川 智正、以下「農業総合研究所」)は、とうもろこしの収穫と価格の状況を調査しました。

調査方法ですが、農業総合研究所が全国のスーパーマーケットで展開している2,000店舗以上の「農家の直売所」での販売データを集計したほか、生産者などへのヒアリング調査を実施しました。

全国的に梅雨明けを迎える中、とうもろこしの収穫が最盛期を迎えています。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38953/77/38953-77-161706b6c8b2a206014bc5c4ac4c13f1-603x453.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


「朝採れ」が美味しさの決め手。夜に蓄えた糖を、日中に消費される前に収穫
埼玉県深谷市でとうもろこしを中心に生産する「ファーム326」の岡田満さんは、甘みの強い品種「ミルフィーユ」を主力に生産しています。

とうもろこしにはさまざまな甘味系品種が存在します。ファーム326が生産するミルフィーユ以外にも、「味来(みらい)」「ゴールドラッシュ」などが近年人気のある品種です。

味来は皮がやわらかく、生で食べられる甘味系品種として人気がありますが、日持ちが短く、収穫後の流通・販売タイミングに制約があります。ゴールドラッシュは粒の揃いが良く栽培もしやすいものの、1株あたりの収穫本数は1本に限られるため、収量を重視する生産者にとっては物足りなさもあります。

これに対してミルフィーユは、高い糖度で甘さにコクがあり、フルーティな香りをもつ、黄色と白色の粒のコントラストが美しい、おいしさと見た目に特徴のある人気品種です。ひと房が比較的大きく、1株から2本の収穫も可能です。

そうしたミルフィーユの特徴を最大限に活かすため、「ファーム326」の岡田満さんのとうもろこしの収穫は、朝3時に始まります。その理由は明快で「朝のとうもろこしが、いちばん甘い」からです。
とうもろこしは日中の光合成で得たエネルギーを、夜間に糖(主にショ糖)へと変え、実のなかに蓄えます。朝の段階では、これらの糖がまだ消費されておらず、最も甘みが強い状態にあります。日が昇り気温が上がると、とうもろこし自身が糖を消費しはじめ、甘みが減ってしまうのです。

さらに、とうもろこしに多く含まれるデンプンは、収穫後も酵素の働きで糖に変わったり、逆に糖がデンプンに戻ったりするため、収穫のタイミングと保存環境が味を左右します。近年は猛暑で、「収穫後に車に積んでいると、収穫後間もない午前中でも高温で傷んでしまう」(岡田さん)ため、収穫から出荷までの時間を極力短く保つ工夫も欠かしません。

全国的に人気が高まる「朝採れ」とうもろこし。その中でも、味と見た目を兼ね備えたミルフィーユは、本格シーズンを迎え、今年も注目の一品になりそうです。

価格は2023年比で20%超の上昇
全国の「農家の直売所」での販売データによると、2025年のとうもろこしの平均出荷価格(6月時点)は333円となり、前年同月比で約10%、2023年比では約21%の上昇となりました。

2023年:276円
2024年:303円(前年比 +9.7%)
2025年:333円(前年比 +10%、2023年比 +20.6%)
※1袋あたり2~3本

価格上昇の背景には、資材価格の高騰に加え、春先の乾燥による発芽率の低下といった気象の影響がありました。しかし、直近生育状況は順調で、供給も潤沢です。

調査にご協力いただいた生産者
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/38953/77/38953-77-3caddc3a0e40fd8c7090c5d2a24e57b6-713x510.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ファーム326 岡田 満 氏

調査方法
調査期間:2023年4月1日~2025年5月31日
調査方法:当社が全国2,000店舗以上のスーパーマーケットで展開する「農家の直売所」、及び産直卸での販売データ、及び、生産者へのヒアリングを基に導出

■会社概要
株式会社 農業総合研究所 (JPX 証券コード3541)
〒640-8341 和歌山県和歌山市黒田99番地12 寺本ビルII4階
https://nousouken.co.jp/
「持続可能な農産業を実現し、生活者を豊かにする」をビジョンに掲げ、日本及び世界から農業が無くならない仕組みを構築することを目的とした産直流通のリーディングカンパニーです。全国約10,000名の生産者と都市部を中心とした約2,000店舗の小売店をITでダイレクトに繋ぎ、情報・物流・決済のプラットフォームを構築することにより、農産物の産地直送販売を都市部のスーパーで実現した「農家の直売所事業」と、農産物をブランディングしてスーパーに提供する「産直事業」を展開しています。

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