
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-5216b65422d86a793c66112512e6f62c-1920x1280.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
令和6年版「自殺対策白書」によると、小中高生の自殺者数は夏休み明けの9月1日に最も多くなります。
特定非営利活動法人第3の家族(横浜市認定NPO法人、理事長:奥村春香)は、2025年7月30日~8月11日にかけて、全国の10歳~18歳のうち、学校が「しんどい」(学校生活が「つらい」または「つまらない」)と感じている216人を対象にしたアンケート調査を行いました。
その結果、「夏休みが終わり、新学期が始まること」が「苦しい」と感じている人が73.1%でした。
また、夏休みが終わる頃に「この世から消えたい」と感じたことがある人は93.1%でした。
「この世から消えたい」と感じる理由に多く挙げられた回答は「漠然とした不安」88.0%、「勉強のこと」76.9%でした。「学校がしんどい理由」に多くあげられた回答は「人の目が怖い」79.6%、「学校の雰囲気が息苦しい」71.3%でした。
「悩みを相談できる人」について、最多の回答は「ネット上の人」53.2%、「相談できる人はいない」は42.6%でした。
【主な調査結果】
1.回答者「学校がしんどい」の内訳 学校生活が「つらい」70.4%、「つまらない」29.6%2.「学校が居場所だと思わない」79.7%
3.「夏休みが終わり、新学期が始まること」が「苦しい」と感じている人が73.1%
4.夏休みが終わる頃に「この世から消えたい」と感じたことがある人は93.1%
5.「この世から消えたい」と感じる理由に多く挙げられたのは「漠然とした不安」88.0%
6.「学校がしんどい理由」に多くあげられたのは「人の目が怖い」79.6%、「学校の雰囲気が息苦しい」71.3%
7.悩みを相談できる人 最多は「ネット上の人」53.2%、「相談できる人はいない」は42.6%
1.回答者「学校がしんどい」の内訳 学校生活が「苦しい」70.4%、 「つまらない」29.6%Q.学校生活をどう感じていますか。(単一回答)
本調査は第3の家族が10代の若者を対象に「学校生活がしんどい」人に協力を呼び掛け、回答者の中から、「学校生活がしんどい」の内訳として、学校生活が「苦しい」70.4%、「つまらない」29.6%のいずれかに当てはまる人の216人を抽出しました。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-1483c51d8447ca7b03f1f046340a3128-1387x1121.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<学校が苦しい・つまらない理由>(自由回答の一部抜粋)
[表1: https://prtimes.jp/data/corp/120079/table/23_1_e98b98ea9fb5e6a193b2e98ade3bcbef.jpg?v=202508210217 ]
2.「学校が居場所だと思わない」79.7%Q.あなたは学校が居場所だと思いますか。(単一回答)
「居場所だと思わない」55.6%、「どちらかというと居場所だと思わない」24.1%、2つの合計は79.7%です。
「居場所だと思う」1.4%、「どちらかというと居場所だと思う」10.6%、2つの合計は12.0%です。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-c062c4758bdc0161f60a7663e5b2c2b3-1426x1236.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
「夏休みが終わり、新学期が始まること」が『苦しい』と感じている人が73.1%Q.あなたは夏休みが終わるころ、もうすぐ新学校が始まることについてどのように感じますか。(単一回答)
「苦しい」73.1%、「つまらない」14.4%、
2つの合計で87.5%
「ふつう」6.0%、「楽しみ」1.9%。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-71ee306d321c3a75ae8c8c68756e7543-1396x1256.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
夏休みが終わる頃に「この世から消えたい」と感じたことがある人は93.1%Q.これまでに、夏休みが終わるころ、新学期が始まることを考えると、「この世から消えたい」と思ったことがありますか。(単一回答)
「毎年感じる」38.0%、「よく感じる」31.0%、「たまに感じる」24.1%。
「感じたことがある」は3つの合計で93.1%。
「ない」4.2%。
[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-6340787f31b4e4052e62824ee8aa8812-1575x1307.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
この世から消えたい」と思う理由に多く挙げられたのは「漠然とした不安」88.0%Q.(対象:「この世から消えたい」と感じたことがある人)「この世から消えたい」と思うのはどのような理由からですか。あてはまるものをすべて選んでください。(複数回答)
「漠然とした不安」88.0%、「勉強のこと」76.9%、「家庭のこと」53.7%、「仲が悪い児童・生徒のこと」53.7%。
[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-5c325a7b7b9fc51245b3fa2851949b61-2690x1499.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<この世から消えたいのはなぜか>(自由回答の一部抜粋)
[表2: https://prtimes.jp/data/corp/120079/table/23_2_3117be3ec549c464044b76afb01fc7d5.jpg?v=202508210217 ]
6.「学校がしんどい理由」に多くあげられたのは「人の目が怖い」79.6%、「学校の雰囲気が息苦しい」71.3%Q.(対象:学校生活がしんどい(「つまらない」または「苦しい」)人)学校生活が「しんどい」(つまらない/苦しい)のはなぜですか。(複数回答)
回答が多いのは「人の目が怖い」79.6%、「学校の雰囲気が息苦しい」71.3%、「仲の悪い生徒がいる」46.8%。
[画像7: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-745fe02e0fba4a362edab035911dfa17-2689x1465.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
7.悩みを相談できる人 最多は「ネット上の人」53.2%、「相談できる人はいない」42.6%Q.あなたが悩みを相談できる人は誰ですか。(複数回答)
回答が多いのは「ネット上の人」53.2%、「相談できる人はいない」42.6%、「友達」26.4%、「家族」11.6%、「カウンセラー・病院の先生」11.6%。
[画像8: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-9610f39126958365c5c4c0d3861d30a9-2653x1433.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
<「その他」の自由回答の一部抜粋>
・とあるNPO法人のスタッフさん ・チャットGPT。gedokunの中の人。
・ネットの相談サイト ・心の中の自分
・友達やネットの仲間にも言えない事がある ・恋人
・推しキャラのグッズ ・掲示板
・自分にとって一番大切な人(大好きな人)。 ・自分の中の別の人格
・みんな心の中では私のことが嫌いなんだと思う。 ・親友とAI(アンドロイド)
・相談しても何も解決しないしまったく楽にならない
・愚痴を吐ける相手は居るけど、死にたいと思ってる、レベルの踏み込んだものは言えない
・薄~い悩みなら言えるけど、消えたいとか、そういうのは誰にもいえない
■回答者属性
[画像9: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-108a6364839cd9ae407af862cc93792c-1376x1245.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像10: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-d6cec4f95fa150add75a6361e7f6bd22-1559x1314.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
[画像11: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-69a95db618987b06b93a8c6a97dbb841-2125x1318.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
第3の家族 理事長 奥村春香によるコメント
[画像12: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-fde874e758a21c7c0649e1626f5fed9e-1820x1820.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
第3の家族では、しんどい少年少女が集まる裏の居場所を運営しています。そこに悩む少年少女たちはいるのに、現実社会ではどこか「いなかったこと」にされているように感じていました。
地域の支援は増えたように見えますが、「一歩踏みだすハードル」「大人への不信感」「周囲の目」「親を裏切りたくない気持ち」などから、そこを頼らない・頼れない少年少女がいます。現実世界は難しくても、ネットの中なら本音を言える。でも、大人たちにその声は届かないから、現実世界では彼ら彼女らの声はなかったことにされていたのではないでしょうか。
今回は、そんな少年少女たちの声をアンケートと言う形で社会に発表することにしました。夏休みが終わる頃に「『この世から消えたい』と感じたことがある」人が93.1%という結果について、私たちもその割合の多さに驚かされました。また、「悩みを相談できる人はいるか」の質問に対し、「相談できる人はいない」が42.6%である一方、「ネット上の人」が53.2%と過半数に達しており、ネットのプラス面も示されていると感じています。
本調査により、大人の皆さんが「大人に聞こえるだけはない子どもたちの声」を聞く機会が増えることを願います。
第3の家族では日常的に少年少女の裏の居場所gedokunの開発・運営と、この夏休みに合わせた、こどもの自殺予防を目的とした応援キャンペーン「Give a Yell for Youth(#GY4Y)」を行っています。
#GY4Y(Give a Yell for Youth)のご案内
[画像13: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/120079/23/120079-23-c9c7fd7b61f89ff5f8176ace3366be58-1500x1000.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]NPO法人第3の家族は、こどもの自殺予防を目的とした応援キャンペーン「Give a Yell for Youth(#GY4Y)」を、2025年8月1日から実施します。掲示板gedokunに寄せられた悩みに対し、古原靖久さん、春とヒコーキ、sowaさんら著名クリエイターが動画で真摯に回答。
URL:https://gy4y.daisan-kazoku.com/
少年少女の裏の居場所gedokun 及び今回の調査の概要
■少年少女の裏の居場所gedokunこどもや若者が匿名で悩みを書き込めるコミュニティサイト。投稿には共感のリアクションが送られ、返信機能はなし。専門的な相談窓口とは異なる「寄り添わない支援」。月間利用者数5,000人程度。2024年度リピートユーザー1万人以上。
URL:https://daisan-kazoku.net/gedokun
■調査概要
調査方法: 掲示板gedokunでの呼びかけによるインターネット調査
調査期間:2025年7月30日~8月11日
調査対象者:全国の10歳~18歳のうち、学校が「しんどい(学校生活が「つらい」または「つまらない」)」と感じている216人
調査監修:株式会社インフォデザイン
■本調査データの報道でのご使用について
本プレスリリースのデータを報道で使用される場合は、下記の「問い合わせ先」にご一報いただき、出典を【NPO法人第3の家族 調べ】と明記のうえご使用ください。報道以外のご使用については、下記の「問い合わせ先」にご相談ください。
団体概要(調査主体)
特定非営利活動法人第3の家族は、はざまの少年少女(支援制度から取りこぼされる若年層)を対象に、「寄り添わない支援」を行う団体です。はざまの少年少女が、自ら道を切り拓き、自分の人生を歩める社会を目指しています。
掲示板「gedokun」(https://daisan-kazoku.net/gedokun)
情報サイト「nigeruno」(https://daisan-kazoku.net/nigeruno)
調査事業「家庭環境デー タ」(https://katei-data.daisan-kazoku.net/)
イベント 「裏母の日」(https://daisan-kazoku.com/service/urahaha)
イベント「音楽ライブ」(https://daisan-kazoku.com/service/daisan-live)
クリエイターが少年少女に“本気の言葉”を届けるYouTubeチャンネル
GY4Y(Give a Yell for Youth)URL: https://gy4y.daisan-kazoku.com/
【代表】奥村春香
【法人設立日】2023年3月23日
【活動拠点】全国(オンライン)・東京・神奈川
【住所】神奈川県横浜市中区相生町三丁目61番地泰生ビル2階
【受賞歴】Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023・横浜市男女共同参画貢献表彰など
【団体公式サイト】https://daisan-kazoku.com
【利用者数】gedokunユーザー月間5,000人
本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人 第3の家族メールフォーム:https://daisan-kazoku.com/contact