8月29日午前、X(旧Twitter)の日本トレンドに突如として中国の地名が相次いで登場する事態が発生しました。「上海宝山」「成都武侯」など、いずれも実在する地名が数万から数十万件の投稿数を伴ってランクイン。
通常の日本国内のトレンドとは大きくかけ離れた内容となり、多くのユーザーが困惑する事態となりました。
■ 日本のトレンドを中国地名が席巻
現象が確認されたのは午前10時前後から11時ごろにかけてで、日本のトレンド上位が複数の中国地名で埋め尽くされる状態に。
13時ごろになると、その多くがトレンドから外れたものの、検索すると依然として同様の地名を投稿するアカウントが散見され、完全に収束したわけではないようです。
投稿は中国語を使用するアカウントから大量に発信されたものが中心とみられ、ボットや自動投稿ツールを使った一斉配信の可能性も指摘されています。
目的は不明ですが、Xユーザーの間からは、サイバーテロやボットによる意図的なトレンド操作の可能性も指摘されています。過去にも海外からのスパム投稿がトレンドを賑わせた例はあるものの、今回のように中国の「地名」ばかりが浮上する現象は異例です。
■ 「不気味すぎる」など不安の声広がる
異常化したランキングに対し、「不気味すぎる」「攻撃の予兆では」と不安視する声も相次ぎ、状況を受けて「日本のトレンド」というワード自体も一時トレンド入りしました。ユーザーの間で関心と警戒感が急速に広がったことを示しています。
記事執筆時点(8月29日午後)、X社から公式な発表は出ていません。真相は依然不明ながら、突然の「地名ラッシュ」は日本のユーザーに強い衝撃と混乱を与える出来事となりました。
(山口弘剛)