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MetaMask、永久先物取引とリワード開始でトークン計画を公式化

update:
Consensys Inc.
トークン計画とPolymarketとの独占統合を発表--年内にユーザー向け予測市場を解禁し、グローバルなセルフカストディ型取引・投資プラットフォームへと進化

Consensysが開発する世界有数のセルフカストディ型暗号資産ウォレットであるMetaMaskは、この度、現在すでに利用可能となっている永久先物と、10月末までに提供開始予定の「MetaMask Rewards」のローンチを発表しました。これら2つの基盤機能により、MetaMaskはグローバル金融向けのオールインワンのセルフカストディ型取引・投資ハブとなります。また、今回の発表はMetaMaskの急成長を背景にしており、ウォレットの進化における重要な節目を示しています。
MetaMaskは、世界最大の予測市場であるPolymarketとの独占パートナーシップを通じ、2025年末までに予測市場をネイティブ統合する初のウォレットとなる予定です。今回の発表は、以前よりコミュニティより期待されていたトークン発行の公式発表に続くものであり、ユーザーのエンゲージメントを拡大する戦略の一環です。

MetaMaskのグローバルプロダクトリードであるGal Eldarは、次のように述べています。「MetaMaskは、人々に真の資産の所有権を与えるために構築されました。この度、私たちはその原則を世界の主要市場へ拡張し、カストディを維持したままアクセスを可能にします。これは、MetaMaskをオンチェーンの個人向け金融プラットフォームへ進化させる新たな一歩です。私たちは、ユーザーをオンチェーンに導くだけでなく、そこから離れたくなくなるような理由を作り出すことを目指しています。」

グローバル市場へのアクセスを変革
暗号資産取引量の約75%を占める永久先物の取り扱いは、従来、中央集権型の取引所に限られていました。しかし2024年以降、非カストディ型の選択肢への需要が高まり、2025年8月には分散型取引所(DEX)の永久先物取引量が過去最高の7,650億ドルを突破しました。それでも依然として、分断されたインフラやモバイル体験の不備が普及の妨げとなっていました。

MetaMaskでは、このギャップを埋めるために、分散型の永久先物取引所をリードするHyperliquidを基盤としたウォレット内取引機能を導入しています。再設計されたモバイルアプリは速度とレイテンシーを大幅に改善し、あらゆるEVMチェーンからのワンクリック資金調達や、永久先物取引における無料のスワップ手数料を実現しています。これによりMetaMaskは、許可された地域において、ネイティブな永久先物取引を提供する初のセルフカストディ型ウォレットのひとつとなります。

MetaMaskはプロ仕様のデリバティブを組み込み、受動的な資産保有者を能動的なトレーダーへと大規模に変換させます。また、暗号資産市場の中でも特に活発なマーケットのひとつを、世界中のトレーダーに安全かつ即時に完全セルフカストディ型として提供します。

MetaMask Rewardsの導入
MetaMask初となるシーズナルポイント制度を、許可された地域で導入します。これに伴い、オンチェーン取引に対するレベル別のリワードが用意されています。ユーザーはMetaMask上でトークンスワップや永久先物取引を行うたびにポイントを獲得することができます。また、紹介によるポイント獲得も可能であり、ソーシャル要素も加えられています。ローンチ後まもなくMetaMask Cardによる支払いでもポイントが得られるようになり、リワードの対象範囲がさらに拡大する予定です。さらに、MetaMaskのウォレット内でmUSDを購入・保有することでもポイントが獲得可能となり、ステーブルコイン利用にもリワードが拡張されます。

このプログラムは3か月ごとの「シーズン」によって構成され、ポイントは以下のようなリワードに引き換えることが可能です。

- 3,000万ドル相当の$LINEAトークンの配分
- 永久先物手数料の割引
- 優先カスタマーサポート
- 期間限定ポイントブースト
- 1年間無料のMetaMask Metal Card


第1シーズンでは、LineaネットワークでのスワップやMetaMaskモバイル経由のスワップおよびブリッジで特別なブーストが付与されます。獲得ポイントは今後のシーズンにも引き継がれ、より幅広い特典、多様な限定ベネフィット、MetaMaskエコシステム全体とのより深い統合(将来のMetaMaskトークンも含む)が入手可能となります。


Polymarketとの独占統合による予測市場参入
MetaMaskのPolymarketとの独占統合により、2025年末には許可された地域において、MetaMask内から直接オンチェーン予測市場に参加できるようになる予定です。これによりユーザーは、スポーツ・暗号資産・政治など幅広い分野での取引がMetaMask内で実行できるようになります。

これらの進展は、MetaMaskがウォレットから、民主化されたグローバル金融へのゲートウェイに進化していることを示しています。各新機能により、ユーザーは資産を完全に自己管理したまま、取引・獲得・投資・予測・分散といったさまざまな運用が可能になります。現実世界での実用性、ユーザーインセンティブ、オープンアクセスへの戦略的な転換は、「先進的な金融ツールを誰もが場所を問わす利用できるようにする」というMetaMaskのミッションをさらに強化するものです。

Consensysについて
Consensysは、世界最大の分散型エコシステムを支えるインフラ、ツール、プロトコルを構築する、イーサリアムに特化したリーディングソフトウェア企業です。2014年にイーサリアムの共同創設者であるJoseph Lubinにより設立され、MetaMask、Linea、Infuraといった製品を手がけるとともに、プロトコル開発やステーキングインフラの形成を行い、イーサリアムの成長を支えています。グローバルな製品群とエコシステムとの深い連携により、Consensysは新たなグローバル経済における信頼レイヤーとしてのイーサリアムの役割を加速させるユニークな立場にあります。

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