10月13日に閉幕した大阪・関西万博。総来場者2900万人超を記録した大イベントだけに、各パビリオンの予約争奪戦も話題になりました。
そんな予約争奪戦を再現したジョークサイトがこのほど誕生し、Xで話題を集めています。
■ タイミングによって予約できたり、できなかったり……あの争奪戦を擬似体験
Xユーザーの「sublimer」さんが10月19日に投稿したのは「万博のパビリオン予約をもう一度体験できるジョークサイト」。
サイトの楽しみ方はその名の通りで、サイト内に表示されているパビリオンやイベントのタイトルと時間帯を選択し、予約を擬似体験するというもの。ジョークサイトであるため、大阪・関西万博には存在しない「ナウル館」や「ソビエト館」も用意されています。
大半のパビリオンの予約枠は、サイトを訪問した時点で埋まりかけており、まるで当時の混雑ぶりを示すかのよう。
「△」で表示されている枠を選んでも、同じタイミングで予約を取りに来た人に先を行かれたのか「パビリオン/イベントの予約が確保できませんでした」と表示されることも。
「予約サイトを閉幕後も体験できるジョークサイトがあったら面白そうだな」という思いつきで今回のサイトを制作したというsublimerさん。
「期間中は予約サイトに色々と苦しめられたこともありましたが、今改めて考えると予約サイトも万博の思い出の一部のように感じています」と話し、今はもう予約できない本家に代わって、このサイト通して「万博開催中の記憶を思い出してもらえたら嬉しい」としています。
sublimerさんの投稿は3.2万件を超すいいねを集め、引用欄には「面白すぎて永遠にポチポチしてしまう」「おもろくて、そしてつらすぎる…」「予約取れた、成仏できそう」といった声が寄せられています。
sublimerさんもこうした反響を受けて「作った甲斐があったなと感じています」と喜びを語っていました。
■ 「隠し機能を有効にする」を選択するとパビリオンが予約し放題に
ちなみにサイトの「パビリオン一覧」にある予約状況は固定であるものの、各パビリオンの予約可能時間帯はランダムで変動。そのため「△」でも「取れる」ときと「取れない」ときがあり、この緊張感はまさに本物の予約システムのよう。
なおサイト下部にある「隠し機能を有効にする」を選択すると、すべてのパビリオンが予約し放題に。どのパビリオンのどの時間帯を選んでも「予約されました」の文言を拝むことができる、夢のひとときを味わえます。
大阪・関西万博のパビリオンは2か月前、7日前、当日の空き枠という3種類の予約方法がありました。
筆者は8月半ばに急遽大阪を訪問する機会に恵まれ、飛び込みで万博を訪れたのですが、当日の空き枠でパビリオン予約に挑むしかありませんでした。そのため予約は取れない取れない。
「△」だからと急いで予約を取ろうとスマホを操作するも、おそらくは僅差でどこかの誰かに競り負け、何度も悔しい思いをしました。というより、悔しい思いしかしませんでした。
sublimerさんが制作したジョークサイトで初めて、パビリオンの予約に成功。
「パビリオン/イベントが予約されました」の文字を見た瞬間、「あの日、みんなが見ていたのはこの景色だったのか」と炎天下で抱いた悔しさが浄化されるような心地がしました。
万博のパビリオン予約をもう一度体験できるサイトを作りました。
予約を取れた喜びも、取れなかった悔しさも、いつでも体験することができます。https://t.co/HDwVmVsl7t— sublimer (@lz650sss) October 19, 2025
<記事化協力>
sublimerさん (@lz650sss)
(ヨシクラミク)














































