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20代正社員の「AI相談」について調査

update:
株式会社ジェイック
AI相談者の7割超が「業務」で活用。9割以上は人間相談の価値も実感



企業向けの教育研修事業と採用支援事業を展開する株式会社ジェイックは、20代の正社員を対象に実施した、「AI相談」に関するアンケート調査の結果を発表します。(回答者:173名、調査期間:2025年10月7日~10月15日)

■3割以上が、「仕事やプライベートの悩みをAI(ChatGPT等)に相談している」と回答
「仕事やプライベートの悩みをAI(ChatGPT等)に相談していますか?」と質問したところ、「よく相談している」が14.5%、「たまに相談している」が17.9%、「相談したことはないが、今後してみたい」が32.9%、「相談したことはないし、今後もするつもりはない」34.7%となりました。「よく相談している」と「たまに相談している」を合わせると、回答者の約3割がAIに悩みを相談していることがわかりました。

[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60461/384/60461-384-09945ef6107f1b757630524f71561ff0-1200x675.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■ AIに相談した悩みの内容:「業務の進め方やアイデア出し」が7割超
仕事やプライベートの悩みをAI(ChatGPT等)に「よく相談している」「たまに相談している」と回答した方に、「AIに相談した悩みの内容として、あてはまるものをすべて選択してください」と質問したところ、「業務の進め方やアイデア出し」が71.4%、「人に言うほどでもない些細な愚痴や不満」が39.3%、「現在のキャリアプランや将来への不安」が32.1%、「上司や同僚との人間関係」「健康や美容」が同率で28.6%、「就職・転職活動の進め方(自己分析、企業選びなど)」が26.8%、「恋愛やパートナーとの人間関係」「家族・友人・知人との人間関係」がそれぞれ25.0%、「お金や資産形成」が21.4%、「その他」が12.5%となりました。

相談内容は多岐にわたるものの、「相談している」と回答した人の7割以上が、業務に関する相談でAIを活用していることがわかりました。

「その他」の自由記述では、「わからない言葉や業界知識の確認」「メール文や報告書の作成・添削」などの回答もあり、情報収集や文章作成のサポートとしてAIを活用しているケースも見られました。

[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60461/384/60461-384-4b7303e3cdaefc7d6efb8e7bb3fdb85f-1200x675.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■人間ではなくAIを相談相手に選ぶ理由:「相手に気を遣わなくていい」「いつでもすぐに返事をくれる」が過半数
冒頭の質問で仕事やプライベートの悩みをAI(ChatGPT等)に「よく相談している」「たまに相談している」と回答した方に、「人間ではなくAIを相談相手に選ぶ理由は何ですか?あてはまるものをすべて選択してください」と質問したところ、「『こんな相談は迷惑かも』と相手に気を遣わなくていい」「24時間365日、いつでもすぐに返事をくれる」がそれぞれ57.1%、「AIの反応を通じて自分の思考を整理できる」が53.6%、「客観的で論理に基づいた回答をくれる」が41.1%、「否定せずに共感してくれる」が35.7%、「感情的な説教やアドバイスがない」が33.9%、「秘密が絶対に漏れないという安心感がある」が26.8%、「その他」が12.5%となりました。

[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60461/384/60461-384-dfa9a92caf7d4862942695ccbb77c6ec-1200x675.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]




■悩み相談において人間に相談するメリット:「ある」が9割超
冒頭の質問で仕事やプライベートの悩みをAI(ChatGPT等)に「よく相談している」「たまに相談している」と回答した方に、「悩み相談において、人間に相談するメリットはあると思いますか?」と質問したところ、「ある」が91.1%、「ない」が8.9%となりました。AIに相談している人の9割以上が、人間に相談する価値も感じており、AIを“人間の代替”ではなく、“相談先のひとつ”として位置付けていることがうかがえました。

[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60461/384/60461-384-098e833380079af029fccf997cb3577a-1200x675.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



■ AIにはない「人間だからこそ」の相談メリット(自由記述・一部抜粋)
次に、「AIにはない、『人間だからこそ』の相談メリットは何だと思いますか?」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

▼感情やあたたかみ
・あたたかみがある
・心の寄り添いといった人間味がある
・相手の真心が支えになることがある
・感情を読み取って話してくれる

▼経験に基づいた具体的なアドバイス
・ネットにはない専門知識を持っている人もいる
・その人の経験なども踏まえた具体的な話が聞ける
・経験をもとにアドバイスをしてくれる
・自分と同じ困難にぶつかった経験に基づくアドバイスをもらえる

▼人間ならではのコミュニケーション
・ユーモアのある発想が出る
・Yesマンではない
・AIと違って細かい背景やニュアンスを理解してもらいやすい
・理論だけではない解決策もアドバイスしてくれる
・言葉だけではなく視界での交流がある(目を見て話すことができる)
・目の前で表情を見て、話す内容を考えてくれる
・関係性を踏まえたアドバイスが得られる
・関係性の醸成ができる
・友人に相談すると安心感がある
・相談をきっかけに友人と話したいだけということもある
・お互いに愚痴を言い合える
・AIは基本的に肯定しかしないが、人に相談すると相手の視点で捉えた回答が得られる
・秘匿性が高く、誰にも言えない事を言えるから


■ AIに悩みを相談することへの抵抗や懸念:「悩みを言語化して入力するのが面倒」が最多
冒頭の質問で、仕事やプライベートの悩みをAI(ChatGPT等)に、「相談したことはないが、今後してみたい」「相談したことはないし、今後もするつもりはない」と回答した方に、「AIに悩みを相談することに、どのような抵抗や懸念がありますか?あてはまるものをすべて選んでください」と質問したところ、「悩みを言語化して入力するのが面倒」が32.5%、「的確なアドバイスが返ってくるとは思えない」が29.9%、「想定内のアドバイスが返ってきそうでおもしろくない」が23.9%、「特に理由はないが、何となく抵抗がある」が22.2%、「入力した個人情報や悩み事が漏洩しそうで不安」が21.4%、「機械(AI)相手に悩みを話すこと自体が虚しい」が20.5%となりました。

[画像5: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60461/384/60461-384-5103b62c0b8ec546ae81708933c74578-1200x675.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]



今回の調査結果について、当社取締役の近藤は、次のように述べています。

「2022年11月のOpenAIによるChatGPT公開以降、日本でも急速に認知が広がり、個人利用から企業導入まで活用の幅が広がっています。今回の調査では、20代正社員の約3割が仕事やプライベートの悩みをAIに相談していることがわかりました。AIを相談相手に選ぶ理由として、『「こんな相談は迷惑かも」と相手に気を遣わなくていい』『24時間365日、いつでもすぐに返事をくれる』といった利便性や心理的ハードルの低さが多く挙げられました。これは裏を返せば、人間への対面での相談において、相談する内容や話しかけるタイミングに戸惑いを感じやすいという表れとも言えます。一方で、AI相談経験者の9割以上が『人間に相談するメリット』も同時に実感しており、あたたかみや関係性、相談相手の経験に基づくアドバイスといった、人間ならではの支援に価値を感じています。

この結果は、企業内において、管理職層と部下が良好な人間関係を構築する上でのヒントにもなります。特に経験の浅い若手社員は、上司に対し、『今、相談していいだろうか』『こんなことで迷惑をかけたくない』と、心理的に過度な遠慮が働きがちです。だからこそ上司は、1日の中で『何か困っていることはある?』などと声をかけるタイミングを作ることや、『どんな内容の相談もしてほしい』と部下に事前に伝え、部下の相談のハードルを下げることが大切です。さらに、相談を受けてもすぐに評価やアドバイスをするのではなく、『それは大変だったね』『そう感じたんだね』と、共感の言葉をかけることで、部下は『自分の気持ちを受け止めてもらえた』と感じ、上司への安心感と信頼が生まれます。『上司が話したいこと』を優先するのではなく『部下が話したいこと』を中心に据えることがポイントです。上司が部下に寄り添い、安心して本音を話せる関係性を築くことで、AI以上に部下の成長を後押しすることができるでしょう。」


[画像6: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/60461/384/60461-384-5c64ede58c26974c93fe8a6f669889e1-1875x2700.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]

株式会社ジェイック 取締役 教育事業部長 近藤浩充
獨協大学 経済学部卒業後、情報システム系の会社を経て入社。IT戦略事業、全社経営戦略、教育事業、採用・就職支援事業の責任者を経て現職。企業の採用・育成課題を知る立場から、当社の企業向け教育研修を監修するほか、一般企業、金融機関、経営者クラブなどで、若手から管理職層までの社員育成の手法やキャリア形成等についての講演を行っている。デール・カーネギー・コース認定トレーナー。昨今では管理職のリーダーシップやコミュニケーションスキルをテーマに、雑誌『プレジデント』(2023年)、TBS「THE TIME,」(2025年)ほか人事メディアからの取材も多数実績あり。




【調査概要】
調査名称:「AI相談」に関するアンケート調査
調査対象:当社の就職支援サービスを利用して就職・入社した20代の正社員
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2025年10月7日~10月15日
回答者数:173名

■教育支援サービス(教育事業部)の概要
当社にて20年以上続いている事業で、受講者の“マインド面”を重視して行動変容を促す研修を得意としています。主な研修としては、『人を動かす』等で有名な「デール・カーネギー・トレーニング」研修、世界的ベストセラー書籍を基にした「7つの習慣(R)」研修や、目標達成メソッドとして著名な「原田メソッド(R)」の研修、その他顧客企業のニーズに合わせた各種カスタマイズ研修を提供しています。
サイトURL:https://www.jaic-g.com/service/education/

■会社概要
社名   :株式会社ジェイック(https://www.jaic-g.com/
本社所在地:東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル7F(受付6F)
代表取締役:佐藤 剛志
設立   :1991年3月
資本金  :2億6,277万円(2025年7月末現在)
事業内容 :教育研修サービス、採用支援サービス、就職支援サービス

既卒向け就職支援サービス「ジェイック 就職カレッジ(R)」https://www.jaic-college.jp/
採用×教育チャンネル 「HRドクター」https://www.hr-doctor.com/


【お問い合わせ先】
株式会社ジェイック  担当:梅田
E-mail: info@jaic-g.com TEL 03-5282-7600  FAX 03-5282-7607

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