ヤマト運輸株式会社は、11月10日から「宅急便当日配送サービス」の提供を開始し、併せて新たに「同一都道府県内運賃」を導入すると発表した。
午前中にヤマト運輸の営業所へ荷物を持ち込むと、最短で当日14時以降の指定時間帯に配達される。
■ 午前中預かりで当日配達 範囲は同一県内から近隣県まで
新サービス「宅急便当日配送サービス」は、「当日中に荷物を届けたい」「すぐ受け取りたい」といった要望に応えるもの。午前中にヤマト運輸の営業所へ荷物を持ち込むと、最短で当日14時以降の指定時間帯に配達される。
当日配達の対象範囲は主に同一県内で、発送元の地域によっては近隣県まで対応する。
たとえば東京都発の場合は一部エリアを除く1都7県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・山梨)が対象。一方、大分県発は一部エリアを除き県内限定となるなど、地域によって異なる。
詳細はヤマト運輸の公式サイト「宅配便当日配送サービス」ページ内の「当日お届けが可能なエリア」で確認できる。
対象となる荷物は、宅急便、クール宅急便、宅急便コンパクト、宅急便コレクト。料金は宅急便の規定運賃に550円(税込)を加えた金額で、沖縄県発着の場合は330円(税込)の追加となる。なお、サービス開始前の11月5日から9日までは、宅急便規定運賃のみで利用可能。
■ 「同一都道府県内運賃」新設 都内間なら790円に
同じく11月10日からは、従来の地帯別運賃区分を見直し、「同一都道府県内を発着」する荷物を対象とした「同一都道府県内運賃」が導入される。
対象は個人顧客による宅急便(発払い)、クール宅急便(発払い)、宅急便タイムサービス、宿泊施設への往復宅急便。
一方、法人契約のある顧客や沖縄県を発着する荷物、スキー宅急便(板規格含む)、ゴルフ宅急便(キャディバッグ規格含む)、空港宅急便、宅急便コンパクト、宅急便コレクトは対象外となる。
新運賃では、たとえば東京都から東京都内への60サイズの荷物は、現行940円から790円(現金決済、税込)に値下げ。キャッシュレス決済では781円(税込)となる。
荷物の持ち込みのほか、セールスドライバーによる集荷、「PUDOステーション」などの宅配便ロッカー、さらには「宅急便をスマホで送る」を利用したコンビニ発送にも対応する。
<参考・引用>
ヤマト運輸「2025年11月10日(月)から宅急便の当日配送サービスの提供と同一都道府県内運賃を新設」








































