ヤマト運輸の公式Twitterは5月9日、「#拡散希望RTお願いします」というハッシュタグを付け、「以下は『全てなりすまし』です。リンクを押す前にご確認ください」と注意喚起。ホームページに詳細や事例を掲載しました。

 ヤマト運輸オフィシャルサイトの「重要なお知らせ」のページでも、5月9日に情報を更新。「ヤマト運輸の名前を装った『迷惑メール・電話』が多発しています。『なりすましサイト』への誘導に十分ご注意ください」と呼びかけています。

■ 「なりすまし」に関する問い合わせが多数

 現在、ヤマト運輸には次のような問い合わせが多数とどいているとのこと。

「ヤマト運輸を装った迷惑メールがEメール(またはショートメール)で届く」
「ヤマト運輸を装い、セキュリティに必要な認証番号等を聞き出そうとする電話がかかってきた」
「ヤマト運輸を装ったなりすましサイトが存在する」

 また、迷惑メールの文面に記載されているURLをクリックし、なりすましサイトにアクセスしたり、添付ファイルを開いたりすると、個人情報の入力を要求するサイトへ誘導。その後、不正に個人情報が利用される可能性があるといいます。さらにはコンピューターウイルスに感染する恐れも。他にも「クレジットカード情報を入力」させようとする手口も目立っているとのこと。

■ 心当たりのないメールを受信したらアクセスしない

 上記のことを踏まえて、ヤマト運輸からの注意点は4つ。

・ショートメールによるご不在連絡やお届け予定のお知らせは行っていない。
・電話でセキュリティに必要な認証番号を確認することはない。
・受取り日時の変更や再配達に関して、再配送料などを請求することはない。
・不在連絡や届け予定を知らせる際のURLに「.com」は使用していない

 ヤマト運輸は「お客さまにおかれましては、心当たりのないメール等を受信した場合、その後のアクセスは決して行わないようお願いいたします」と注意を促しています。

<参考・引用>
ヤマト運輸公式Twitter(@yamato_19191129
ヤマト運輸ホームページ
※画像はヤマト運輸ホームページのスクリーンショットです。

(佐藤圭亮)