おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

カレーにネギは合うのか?松屋が放った驚きのメニュー「ネギたっぷりスパイスカレー」は実は王道だった

 「カレー」のファストフードといえば「CoCo壱番屋」という方も多いかと思うのですが、実は「松屋」も意外とバラエティ豊かなカレーを展開しており人気が高いわけです。

 そんな中登場したのが5月9日発売の「ねぎたっぷりスパイスカレー」。見た目は普通のネギのカレー……ってカレーにネギ!?いつもの松屋フィルターにかかって「カレーにネギ」という組み合わせの意外さに気づくのが遅れました。

 ということで今回その松屋の「ねぎたっぷりスパイスカレー」注文してみました。

  • ■ 「ねぎたっぷりスパイスカレー」とは

     松屋の新作カレー「ねぎたっぷりスパイスカレー」は、松屋のカレーに青ネギをたっぷりのせたもの。カレーに「ネギ」なんていう組み合わせは、部活帰りの男子高校生でもやらないほど、斬新な発想。まさに意外すぎるコラボレーション。

     松屋といえば、昨年末販売終了した「ごろごろ煮込みチキンカレー」が、結構好きだったのですが、それを上回るほどの味わいになっているのでしょうか。

    松屋ねぎたっぷりスパイスカレー上から

    ■ 「ねぎたっぷりスパイスカレー」を食べてみた

     では、いつもの松屋にむかいます。この日は特に混んでおらず、すんなり入店可能。いつも「券売機」で手こずるので、空いているのはありがたいものです。

    松屋外観

     デカデカと入り口に「ねぎたっぷりスパイスカレー」の看板が。松屋の本気度がうかがえます。ちなみに「ねぎたっぷりスパイスカレー」には、「ねぎたっぷりWソーセージスパイスカレー(690円)」「ねぎたっぷり牛肉スパイスカレー(730円)」「ねぎたっぷりハンバーグスパイスカレー(830円)」などの種類があります。

    ねぎたっぷりスパイスカレーの看板

     そして入店後、券売機で「ねぎたっぷり牛肉スパイスカレー」を注文します。案の定「券売機」に手こずるも……なんとか注文完了。そして5分ほどで「ねぎたっぷり牛肉スパイスカレー」到着。

     そうだ……松屋では店内で食べると「デフォ」で味噌汁がついてくるんだった。

    松屋ねぎたっぷりスパイスカレーと味噌汁

    ■ ネギはあうのか

     果たしてカレーにネギはあうのか。とりあえず、具材の状態を見ていきます。いつもの「松屋のカレー」に、ネギが鬼盛りされています。麻雀でいったら役満級の「緑一色」(リューイーソー)。

    松屋ねぎたっぷりスパイスカレーネギより

     机の上に置いてある生姜とは別に「福神漬け」もあるようです。これがまた味わい深い。牛肉もいつもの松屋の牛肉。トロトロでうまそう!

    松屋ねぎたっぷりスパイスカレー福神漬より

     観察はほどほどにして、いただきます!

     うん、まずスパイシーなカレーの風味が口の中に広がります。ザ松屋のカレーといった感じで、独特の香辛料が鼻に抜けて心地よい。松屋にしか出せない味わいだろうなぁ。

     そして今回の肝となる「ネギ」。あうのかどうか……という疑問は、実は全く感じていませんでした。なぜならネギといえば、ほとんどの食材にあうはず。ましてや「松屋」がリリースする商品。まずいわけがない。

     案の定、カレーにネギはあう!それもそのはず、カレーにネギを添えて食べるという「レシピ」は、実は松屋がはじめてやったわけではありません。

     筆者は新発売された「ねぎたっぷりスパイスカレー」でこの食べ方を知りましたが、検索するとネット上で多数のレシピを見つけることができました。ゆえに、これは邪道ではなく「王道」とも言える商品。

     考えてみれば「らっきょ」と似た「箸休め」的な位置づけ。一度口の中の「辛味」をリセットする効果も感じられます。

     なぜ松屋に言われるまで、それに気づかなかったのか……と不思議に思うレベル。

    松屋ねぎたっぷりスパイスカレー肉より

     程よく口の中が、スパイスでヒリヒリしているなか、必ずついてくる「味噌汁」を飲むと、熱さとスパイスの刺激で味噌汁が何十倍にも刺激的に感じるのは自分だけではないはず。特に松屋のカレーはワリと辛めに作られています。

     結果、カレーにネギはあう。これは絶対に食べるべきであり、むしろ何ならばレギュラー化してもおかしくないレベル。とはいえ、定番化するかどうかはまだわからないので、この機会にぜひとも食べるべし。

    <参考>
    辛党への挑戦状「ねぎたっぷりスパイスカレー」新発売

    (たまちゃん)

    あわせて読みたい関連記事
  • うまトマバジルチキン定食
    グルメ, 食レポ

    松屋がパスタ定食始めた!? 44店舗限定「うまトマバジルチキン」実食

  • ドムドムが“カニまるごと”の衝撃バーガーを再販 新作コチュジャン味を食べてみた
    グルメ, 食レポ

    ドムドムが“カニまるごと”の衝撃バーガーを再販 新作コチュジャン味を食べてみた

  • 南インド伝統のチキンカレー「ケララチキンカレー」
    商品・物販, 経済

    松のやが南インド伝統の味を再現 「ケララチキンカレー」新発売

  • 無印良品、大盛りカレーを拡充 和出汁仕立てと香味野菜デミグラス登場
    商品・物販, 経済

    無印良品、大盛りカレーを拡充 和出汁仕立てと香味野菜デミグラス登場

  • 好みが分かれると評判の松屋「コムタム風ポークライス」を実食 大使館お墨付きのソースの味は?
    グルメ, 食レポ

    好みが分かれると評判の松屋「コムタム風ポークライス」を実食 大使館お墨付きのソー…

  • 松屋「担々麺ハンバーグ」を実食 記憶が混乱するレベルに美味しい……!
    グルメ, 食レポ

    松屋「担々麺ハンバーグ」を実食 記憶が混乱するレベルに美味しい……!

  • 黄身を割ったら味が化けた 松屋「今治焼豚玉子飯」は予想以上の満足感
    グルメ, 食レポ

    黄身を割ったら味が化けた 松屋「今治焼豚玉子飯」は予想以上の満足感

  • 「今治焼豚玉子飯」
    商品・物販, 経済

    松屋、愛媛発の人気B級グルメ「今治焼豚玉子飯」を全国発売

  • 小ぶりなサイズのポテトにトリュフバターがしっかり絡まる
    グルメ, 食レポ

    映画館の人気ポテトを家で思い切り食べたい!テイクアウト実験レポ

  • オーベルジーヌ監修 欧風カレー
    商品・物販, 経済

    芸能人熱愛の“ロケ弁”がカップメシに 「オーベルジーヌ監修 欧風カレー」6月16…

  • たまちゃんWriter

    記事一覧

    元秒刊SUNDAYライター。炎上ネタからグルメネタまで得意とするも、現編集部(おたくま)では炎上ネタは封印。おだやかに書いております。静岡県浜松市在住です。

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠
    インターネット, サービス・テクノロジー

    警告ポップアップで強引に広告誘導 悪質業者が仕掛ける正規サービスを悪用した罠

  • マクドナルド非公認レシピ「改造てりたま」
    グルメ, 作ってみた

    マクドナルド非公認レシピ!夏のてりたま欲を満たす「改造てりたま」を作ってみた

  • LINEの画面って拡大できないの?タイトル画像
    インターネット, サービス・テクノロジー

    ピンチ操作が効かないLINE画面も拡大!iPhoneの隠れ便利機能「ズーム」活用…

  • AIで生成されたフェイク動画
    インターネット, 社会・物議

    一瞬本物かと……有名人の顔と声までAIで再現!進化する投資詐欺の実態とは

  • “ネット詐欺のベストアルバム”に遭遇!「○○プレゼント」詐欺体験レポート
    インターネット, 社会・物議

    “ネット詐欺のベストアルバム”に遭遇!「○○プレゼント」詐欺体験レポート

  • フッション系と思わせるサポート詐欺サイト
    インターネット, 社会・物議

    ファッション広告のフリをした罠 ますます巧妙化する“サポート詐欺”

  • トピックス

    1. この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      この涙は懐かしさ……なのか? 展示「あの職員室」で特大感情を揺さぶられたレポート

      学生時代、入りたくても入れない「聖域」のような場所だった職員室。その風景を再現し、自由に探索できる展…
    2. フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造

      フォロワー1万人超の“焼き芋アカ”が美容アカに SNSで繰り返される「アカウントロンダリング」の構造

      SNS上には今日も、「○○が当たる!」といったプレゼント告知があふれています。いまや日常の景色と言っ…
    3. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…

    編集部おすすめ

    1. 宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      宝塚・宙組特別メニューから“酢”消える 「酢が退団?」とSNSざわつく

      11月22日午前、X(旧Twitter)のトレンドに「宙組公演特別メニュー」が一時浮上し、ファンの間で大きな話題となりました。きっかけとなっ…
    2. ミラノで開催「IQOS Curious X Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      ミラノで開催IQOS X SELETTI「Sensorium Worlds」現地取材 五感に響いたIQOSの“世界観”

      フィリップ モリスが、イタリアでイベント「Sensorium Worlds」を開催。今回は、この壮大なイベントの模様とともに「IQOS To…
    3. 「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

      「シテの花」作者が続報投稿 前担当の不備めぐり編集部と協議、認識を整理

      小学館「週刊少年サンデー」で連載中の漫画「シテの花 -能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」の作者・壱原ちぐささんが11月18日18時、新たな投稿を…
    4. 松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み

      松山ケンイチ「誰も傷つけない悪口選手権」を開始 SNS時代に投げかける新たな試み

      俳優の松山ケンイチさんが11月17日、自身のXアカウント「松山ケンイチ(@K_Matsuyama2023)」でユーモア企画「誰も傷つけない悪…
    5. 悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

      悔しさと葛藤を語った「シテの花」作者 掲載順問題が大きな反響呼ぶ

      小学館「週刊少年サンデー」で連載中の漫画「シテの花 -能楽師・葉賀琥太朗の咲き方-」の作者・壱原ちぐささんが11月17日、作品の掲載順に関す…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト