まるか食品は11月4日、「tabete だし麺×ペヤング超大盛やきそばハーフ&ハーフすっぱゆず」を発売。
“すっぱいペヤング”という一風変わった味を体験できるとのことで、早速買って食べてみました。
■ 珍商品がたくさんあるカップやきそば界隈でも珍しい“すっぱい”味
今回発売となったのは、通常の2倍量の麺と、2種類の味を楽しむことができる「ペヤング 超大盛やきそばハーフ&ハーフ」シリーズの最新作。
通常のペヤングソースやきそばと、高知県産ゆずを使用した「すっぱゆず味」の2種類が1つになっています。
なお「すっぱゆず味」の方は、国分グループ本社株式会社が展開する「tabeteだし麺」シリーズの「高知県産柚子だし塩らーめん」をオマージュしたものとなっており、こちらはコラボカップやきそばでもあります。
そしてこの「すっぱゆず味」が、結構すっぱいのだとか。そんな声をネット上で見かけ、とても気になった筆者。パッケージに描かれたゆずも、罰ゲームかというくらいすっぱそうな顔をしています。
ペヤングに限らずさまざまな珍商品が彗星のごとく現れるカップやきそば界隈。激辛からショートケーキまで幅広い味を目にしてきましたが、すっぱい味というのはかなり珍しいような。少なくとも筆者はこれまで見たことも食べたこともありません。
好奇心と不安の両方を抱きながら、早速近所のスーパーに足を運んで購入してきました。
価格はオープン。筆者が購入したスーパーでは税込301円でした。
■ 香りだけでよだれが出てきそうになるレベル!実際の味は……
中の小袋はかやくが1種類、ソースが2種類です。白い袋の方が「すっぱゆず味」のソースとなっています。
かやくを入れた後、熱湯820mlを注いで3分間待ちます。
3分後、湯を捨てて蓋を全開。片方ずつソースをかけ、混ぜていきます。
「すっぱゆず味」の方はソースを混ぜている段階からかなりすっぱさを感じる香りが漂ってきました。嗅いでいるだけでよだれが出てきかねないレベルのすっぱさです。
これまで、特に激辛方面で常人の舌と常識を破壊する商品を開発してきたペヤング。今回の「すっぱゆず味」はコラボ商品でもあるので、ある程度刺激を抑えてはあるだろうと思いつつも「ペヤングだからなあ」という懸念が頭に引っかかり続けます。
というわけでいきなり「すっぱゆず味」に手を付けるのは怖かったので、まずは通常のソースやきそばの方を食べます。お馴染みのちょっぴり甘いソース味ですが、何かが物足りない。
何が足りないのだろうと首をひねっていたら、しばらくしてから「ふりかけスパイス」が入っていないことに気が付きました。「すっぱゆず味」との兼ね合いでしょうか。
続いて本命の「すっぱゆず味」へ。箸で麺を持ち上げると、ふわりと顔にかかってくるすっぱい香り。口の中に唾液が溜まるのを感じながらひとくち食べてみます。
味としてはすっぱい。結構しっかりすっぱいです。柚子味もしないではないですが、すっぱさの方が圧倒的に勝っています。感覚としてはゆずポンが近いでしょうか。ゆずポンをストレートで舐めたときと同じようなレベルのすっぱさです。
ただ食べられないレベルではありません。焼きそばとしては十分に成立しており、これはこれで美味しいと個人的には思いました。
少なくともパッケージのイラストのような、口をすぼめるほどのすっぱさではありません。
■ 混ぜて食べると「すっぱい」から「さっぱり」に
まるか食品の商品紹介ページには「個々で食べても良し、混ぜて食べても良し、一食で三度お楽しみいただけます」とあるので、それぞれの味を確かめた後は、2種類を混ぜ合わせます。
混ぜて食べるとそれぞれのソースの酸味と甘さがちょうどよく混ざり合い、格段にマイルドな味になりました。
「すっぱゆず味」の方が強いのか、全体としては酸味が強めな味わい。ただ「すっぱい」から「さっぱり」に印象が変わりました。
筆者個人としては味があっさりめな分、通常の「ペヤング超大盛り」より食べやすいように感じます。どうしてもソースやきそば単体で2倍量を食べると、後半になるにつれてソースの味が重くなってくるのですが、今回はあまりそれを感じませんでした。
味変というギミックがあったことも影響しているとは思いますが、最後までするすると食べることができました。
珍しい“すっぱいペヤング”が楽しめる「tabete だし麺×ペヤング超大盛やきそばハーフ&ハーフすっぱゆず」。気になった方はぜひ挑戦してみては。
(ヨシクラミク)





















































