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2025年12月1日 神戸市水道局様とAMDlabが共同開発 給水装置工事申請の図面作成アプリ「KOBE かけるアプリ」運用開始へ

update:
AMDlab
現場の課題に寄り添った、使いやすい行政向け作図アプリで業務効率化を実現



[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/34/76092-34-3366f9dca6602d764884916d89364829-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


株式会社AMDlab(本社:神戸市、代表取締役:藤井章弘)は、神戸市水道局様と協働し、給水装置工事申請に必要な図面を簡単かつ正確に作成できる「KOBE かけるアプリ」を開発しました。2025年12月1日より神戸市にて運用が開始されます。

本アプリは、給水装置工事(※1)における図面不備の減少や審査業務の効率化を目的として設計され、誰でも迷わず操作できるUIと、自動化によるミス防止の仕組みを備えています。工事事業者様の作図負担軽減と、神戸市による審査業務の効率化を同時に実現するDX施策です。

※1:道路下を通る配水管から分岐し、各ご家庭へ水を届ける給水管やメーター、蛇口などの設置・交換を行う工事。神戸市水道局様では、これらの工事が安全かつ適切に実施されているかどうか、審査・検査を行われています。
■ 背景|専門性の高い図面の“作図”と“審査”をどう効率化するか
神戸市水道局様では、これまでも電子申請やAIを活用した図面審査など、業務のデジタル化に積極的に取り組んでこられました。しかし、給水装置工事申請の図面は専門性が高く、
- 作図者ごとの書き方の差異
- ルールの理解の難しさ
- 記載漏れによる修正依頼

といった点が課題として挙げられていました。さらに現場では、
- 審査件数が多く、審査に時間を要する
- ベテラン職員が減り、技術継承に十分な時間が取れない(工事事業者様側でも同様の課題)
- 新規配属職員が正確に審査できるようになるまで時間がかかる(作図習得に時間を要し、誤りや手戻りも発生しやすい)

といった問題も顕在化していました。
こうした状況を踏まえ、工事事業者の方々が迷わず正確に図面を作成でき、神戸市側もスムーズかつ確実に審査を進められる環境を整えるために、神戸市水道局様とAMDlabが協働し図面作成アプリの開発に取り組ませていただきました。
■ 「KOBE かけるアプリ」の主な特徴
1. CAD不要、ドラッグ&ドロップで作図
このアプリの特徴のひとつは、とても簡単に操作できることです。お絵かきソフトのような直感的なレイアウトになっているため、専門的なCADの経験がない方でも迷わず図面を作成できます。
基本操作はシンプルで、ドラッグ&ドロップで給水用具を配置し、それらを線(配管)で結ぶだけ。
必要な記号や管種の線は、神戸市が定めるルールに合わせてあらかじめ用意されているため、新しく使い始める方でもスムーズに作図できます。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/34/76092-34-b30ad8d4809cc4ae4b7e91fcae74991d-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


2. 神戸市水道局様のルールに沿った図面が自動で完成
2つ目のポイントは、誰でも神戸市のルールに沿った図面を作成できる仕組みになっていることです。
例えば、必要な項目が入力されるまで保存できないようにすることで、記載漏れを防ぎ、ルール通りの情報が確実に揃う設計になっています。また、通常の工事で必要となる項目はチェックリスト化されており、入力済みのものから順にチェックリストから消えていくため、作業の進捗も一目で分かります。
このようにして、経験や慣れに関わらず、誰でも正確で抜け漏れのない図面を作成できるように設計しています。
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/34/76092-34-3a211affbd5b86abb65232848cf5e230-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


3.作図も審査も、正確にスピーディーに
3つ目のポイントは、作図と審査を正確かつスピーディーに進められることです。
平面図を作成すると、それをもとに「ヘッダー詳細図」や「使用材料の一覧表」「同時使用水量計算」を自動で生成できるようになっています。これにより工事事業者の方は、使用材料表などを別途作成する必要がなく、平面図の作成に集中できるようになります。一方、水道局様側も、図面の整合性チェックや修正依頼が減ることで、平面図の審査に専念でき、審査業務をより正確かつスムーズに進められるようになります。
[画像4: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/76092/34/76092-34-fdd4f1bc6953f1a9ad0ea97f362ed802-1920x1080.jpg?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]


■ 共同開発ならではの、現場理解に基づくUI/UX
AMDlabでは、建築設計の実務経験を持つエンジニアを中心に、BIM・Web・AI技術を取り入れたシステム開発を行っています。
今回の開発では、神戸市水道局様より、
- 現場の作図フローの詳細
- 専門的な判断が求められるポイント
- 行政業務ならではの作成物(一覧表・計算書等)

について丁寧にご教示いただき、その内容をもとに機能を一つひとつ検討してまいりました。こうしたプロセスを経て、作図する方・審査する方の双方にとって、より扱いやすい仕組みにつながっています。
■ 全国へ向けた取り組みの広がりに期待
「KOBE かけるアプリ」は神戸市向けとして共同開発したものですが、同時に 「自治体ごとの業務フローに合わせて調整しやすい柔軟な構造」 も意識して設計しています。
神戸市水道局様の取り組みは、水道分野のDXに関心を持つ他の自治体からも注目されており、これまで視察や意見交換の機会が何度もあったと伺っています。本アプリが、こうした取り組みの一例として、各地の自治体の皆様の業務効率化を検討される際の参考となれば幸いです。

AMDlabとしても、建築・設備・都市インフラなどの専門領域における行政業務の課題に、技術の面から貢献できるよう、今後も取り組みを続けてまいります。
■ 運用開始日
2025年12月1日
神戸市水道局様にて本アプリをネット上に公開し、工事事業者様には無料でご利用いただきます。
■AMDlabについて
AMDlabは、建築設計を中心に建築業界のDXを推進しているスタートアップ/一級建築士事務所です。
BIM, Web, AIなどの技術を活用し、コンサルティングやシステム開発、自社プロダクトの開発などの複数の事業を展開しています。
名称    :株式会社AMDlab(一級建築士事務所)
代表取締役 :藤井 章弘
設立    :2019年1月4日
所在地   :(本社)兵庫県神戸市中央区栄町通5丁目2-2-202
       (東京オフィス)東京都港区虎ノ門3丁目1-1虎ノ門三丁目ビルディング2FQuest虎ノ門
HP     : https://amd-lab.com
事業内容  :
・DXソリューション事業
 コンサルティング、システム開発、BIM/コンピュテーショナルデザイン教育
・SaaS事業
 高速建築設計クラウド「DDDDbox」

開発実績
トイレ空間の自動設計システム、構造鉄筋の配筋プログラム 他

開発のご相談はこちら
まずはお気軽なご相談からでも構いません。業務の流れや現場の状況をお伺いしながら、最適な形を一緒に検討させていただきます。

■採用情報
AMDlabでは現在、幅広いポジションで仲間を募集しています。自身が作成したプロダクトにより、実際に建物が建ち、まちをつくる、そのやりがいは非常に大きいです。建築業界の変革に挑戦し、未来の世界を共に創り上げる志を持つ方のご応募をお待ちしております。
まずはカジュアルに話だけでも聞きたいという方も大歓迎です。以下のリンクよりお気軽にお問い合わせください。

■採用関連リンク
- 求人情報
- カジュアル面談をご希望の場合
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