後ろ足で立ち上がり、互いの身体をど突き合う2匹のマーモット。一触即発な雰囲気を感じ取って、別のマーモットが仲裁に入るのですが……。
マーモット専門アニマルカフェ「マーモット村」大阪店の公式Xが投稿した動画が、Xで話題を集めています。
■ 激しくど突き合う2匹を仲裁しようと、1匹のマーモットが立ち上がった!が……。
動画が撮影されたのは「マーモット村」大阪店の店内。動画は2匹のマーモット、トルテちゃんとバスクちゃんが揉め合っているシーンから始まります。
奥側のトルテちゃんは回し車で回るのが好きな活発な子、手前側のバスクちゃんは好奇心が旺盛で繊細な子だそう。どちらも女の子です。
しかし動画内の2匹はそんな普段の様子など微塵も感じさせない荒々しさ。後ろ足でたくましく立ち上がり、顎を押したり胸を押したり、激しくど突き合い。背景が河原なら、青春の1ページになりそうな、そんな趣があります。
果たしてどっちが勝つのか、どんな決着になるのか……そんなふうに思いながら動画を見ていると、19秒ごろに画面端から3匹目が登場。
一瞬、三つ巴の戦いに……?と思ってしまいますが、3匹目のティラミスくんは2人を引き剥がしにかかります。どうやらケンカを仲裁しようとしている……?
ティラミスくんはとても優しい男の子とのことなので、2匹が揉めているのを見ていられなかったのでしょうか。
「まあまあ」「一旦落ち着こう?ね?」という声が聞こえてきそうなほど自然に2匹の肩を叩きながら、なだめていくティラミスくん。彼の思いが通じてケンカは収まる、と思いきや、なぜかそのまま2人に巻き込まれてしまいます。
それどころかバスクちゃんは、ケンカ相手をトルテちゃんからティラミスくんへと変更。先ほどトルテちゃんに散々やったように、胸や顔をど突き始め、なし崩し的にラウンド2が始まり、動画は終わります。
ど突き合いからの仲裁、そしてまさかのラウンド2。目まぐるしく変わる状況と、仲裁に来たはずが巻き込まれてしまうティラミスくんの“かわいそうでかわいい”姿はXで話題に。
コメント欄や引用欄には「え!間違ってる!ケンカ相手間違ってますよ!」「平和ですなぁ」「かわいすぎだろ」といった声が多数寄せられていました。
■ 実は本当のケンカではなく“ケンカごっこ” 社会性を持つマーモット特有の行動
お店の担当者によると、実はこのケンカは「ケンカごっこ(模擬戦闘)」であり、マーモット特有の行動。
マーモットは社会性のある動物のため、コミュニケーションの一環として、この行動を取ることがあるのだそう。しかもこのケンカごっこは、安心できる環境でないと見ることができないとのこと。ケンカの対極にある、平和さあふれる営みだったようです。
また、マーモットたちがケンカごっこをする頻度はあまり高くなく、かついつも突発的に発生。見ることが出来るのは“ラッキー”なんだとか。
くわえて今回の動画は仲裁&巻き込まれですから、かなり貴重に違いありません。
ちなみに第2ラウンドの行方について担当者にうかがってみると「巻き込まれたマーモットはケンカごっこをする気がなかったので、相手もやる気がないことが分かり静かに収束しました」とのことでした。
仲裁にきたのに巻き込まれてしまうマーモットさん🥺 pic.twitter.com/60cJQytrAv
— マーモット村 大阪 (@mamomura_osaka) November 25, 2025
<記事化協力>
マーモット村 大阪 さん(@mamomura_osaka)
(ヨシクラミク)













































