毎年この時期恒例になっている『アオバアリガタハネカクシ(俗称:やけど虫)』にご用心!という話題が今年もネット上を賑わせています。

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やけど虫は、体長6~7mm程度の比較的小さい虫で、胸部が橙色、鞘翅が藍色、腹部は橙色で末端部が黒色という特徴ある色彩をしています。一見蟻の仲間のようにも見え無害に思われますが、卵、幼虫、蛹、成虫のいずれも「ペデリン」という有害物質をもっています。

アオバアリガタハネカクシ(俗称:やけど虫)

そのため、体液が皮膚に付着すると、数時間後に赤くはれ上がり水疱(線状皮膚炎)ができたり、目に入ると激しい痛みとともに炎症を起こしたりするそうです。

日本全土に分布しており、水田、畑、湿った草地を好むそうですが、4月から10月には灯火によく飛来し家の中に入り込むことが増え、特に6月から8月が多い時期とされています。
実際、毎年この時期になると被害にあった人達からネットに報告談がよせられ話題になるという現象が繰り返し起きており、一種の風物詩になっています。

対処としては、もし皮膚に止まった場合には、たたいたりしないで、直接ふれないよう注意しながらそっと払いのけるといいそうです。とにかく、体に体液を付着させないことが重要だそうですよ。なお、死骸にも有害物質は含まれています。殺虫剤などで殺した場合にも、直接触れないよう注意しながら死骸を処分してください。

それでも体液が付着してしまった場合には、皮膚でも目でもすぐに水で洗い流し、できるだけ早く病院に行った方がよさそうです。特に目の場合には重傷化すると、失明することもあるそうですから。

参考:
アース害虫なんでも辞典
イカリ消毒オンラインショップ