UAE(アラブ首長国連邦)に嫁いだはなももさんが、砂漠と猫とその他の動物たちのいる暮らしを日々更新していた人気Twitterアカウントが突然更新休止を宣言し、フォロワー達を悲しませています。
理由はTwitter運営から届いた一通のお知らせ。そこには、はなももさんが投稿した動画に「不適切な内容」があると通報があったそうです。
「調査の結果、この画像はアップロード時に「不適切な内容を含む可能性がある」と設定すべきだったと判断され、そのように設定されました。」とのこと。つまりTwitter側でも不適切と判断したと書かれていたのです。
■通報されたのは砂風呂(砂浴び)楽しむ猫の動画
通報されたのは、はなももさん家のシャーロットさんが砂風呂(砂浴び)中の動画。
シャーロットさんは砂風呂がお好きらしく、はなももさんが上から砂をかけてあげると気持ちよさそ~にリラックスします。それこそ目を閉じてうっとりしたり、のびーんと伸びたり。
ちなみに砂風呂は深い穴を掘って入れるわけでなく、普通に寝っ転がった上から軽く砂をかけてあげるというもの。通報された動画は6月29日に投稿されたもので、この時はなももさんは深さが分かるような砂を掛ける前の写真、砂から出たしっぽがくねくね動く様子を映した動画(通報された投稿がこれです)、そして砂の中でリラックスしているシャーロットさんの写真と段階によって3投稿をおこなっていました。しかし間に入ったしっぽだけがくねくね動くものを見て誰かが「動物虐待」と勘違いしてしまったようす。
砂風呂はこの日以外にも過去投稿されており、さらに前後連続投稿をみれば、大体の事情はわかる内容だったのですが……。
■“調査した上”でTwitter社が判断した「不適切」に疑問の声
はなももさんは今回の出来事を受け、Twitter社のいう調査内容にも不信感を抱いたようす。また今回はあくまで一投稿指摘を受けているだけなものの、このTwitterアカウントは家族の記録として本来利用しており、突然アカウント凍結などになると困るとのこと。そのため、これまでの記録含めていずれかにうつすことも検討しているそうです。
7月2日の投稿では「どこかでまたー。」という言葉で更新が締めくくられています。
なお、今出来事はTwitterほか、togetterなどまとめサービスでも紹介され、現在ネットを通じて大きな注目を集めています。
寄せられたコメントには勿論はなももさんの復帰を求める声はじめとし、どこかでの再開を期待する声、Twitter社の対応に同じく不信感を抱く人、さらには機械的に判断されたものでなく「調査を経て」判断されたということに驚く人と様々。
補足ですが、Twitter社は不適切画像を自動検知する仕組みも持っています。しかし今回のケースは通報→Twitter社が調査し判断という流れ。
普段よくある自動検知とはわけが異なります。
そのため、「前後の投稿もきちんと調査したのか?」といった疑問も多くあげられていました。
それにしても砂漠と猫とその他の動物たち。多くの人を遠い国から毎日癒やし続けた人気アカウントなだけに、今出来事での更新中止は筆者も一ファンとして残念でなりません。
【追記】
Twitter社から7月5日、一旦は不適切と判断された画像が、再調査の結果問題ないとの連絡があったそうです。
はなももさんは「この度のこと、私自身がダメなものはダメなんだなと、簡単に諦めていた中、沢山の方がご尽力くださり、こういうことになりました。感謝の気持ちでいっぱいです。」と感謝の言葉を述べています。
Twitter社の再調査の結果については、届いてすぐ編集部にもはなももさんよりご一報をいただきました。はなももさんは編集部とのやりとりの中で、「Twitter社の真摯な対応に感謝しています」とTwitter社に対しても感謝の思いを語っていました。また、今後もこれまでと同じく日常を発信していくとのことです。(2016年7月5日10時10分追記)
▼参考
猫の癒し動画になぜかTwitter社から「不適切画像」の通告→アカウント休止へ…その顛末と理不尽な対応への声(togetter)
(文:宮崎美和子)