1970年代に大ヒットした、鴨川つばめさんのギャグまんが「マカロニほうれん荘」。時代を先取りした斬新なギャグと展開、そしてマニアックなパロディなど、連載終了後39年たった今でも熱狂的なファンの多い伝説の作品です。その「マカロニほうれん荘」初の生原画展示会が2018年5月19日から中野ブロードウェイで開催されます。
1977年から1979年にかけて「週刊少年チャンピオン」に連載されていた「マカロニほうれん荘」。主人公の沖田総司が「きんどーさん」こと金藤日陽、「トシちゃん」こと膝方歳三に振り回されたり突っ込んだりという、学園・アパートものギャグのはしりとも言える作品です。時に唐突とも思えるスピーディーな展開、マニアックなパロディ、また「ノオッ」の言葉で有名なクマ先生など、個性豊かなキャラクターが魅力の作品です。ちなみに「女子大生トリオ」のひとり、斎藤ルミ子の口癖「キャイーン」は、お笑いコンビ「キャイ~ン」の元ネタと言われています。
「マカロニほうれん荘展 – MACARONI IS ROCK ! -」と題された今回の原画展では、作者・鴨川つばめさん本人が選曲したロックミュージックが会場で流されます。作中でもクイーンやレッド・ツェッペリンをモチーフにしたキャラやギャグが登場するなど、当時のロックシーンとシンクロした描写が見られた「マカロニほうれん荘」。作者が執筆当時に聴いていた音楽とともに、100枚近くの原画を鑑賞してもらおうという趣向。
展示会の入場は無料。会場内にてラバーキーホルダー(各税抜き650円)やキャンバスアート(各税抜き3000円)など、「マカロニほうれん荘」オリジナルグッズの販売もあります。
■マカロニほうれん荘展 – MACARONI IS ROCK ! –
会期:2018年5月19日~6月3日 12:00~19:00(水曜定休)
会場:ギャラリー「Animanga Zingaro」(東京都中野区中野5-52-15 中野ブロードウェイ2F)
情報提供:株式会社秋田書店
(咲村珠樹)