2018年に独立創刊15周年を迎える「まんがタイムきらら」。それを記念して、これまでの歴史を振り返る初の展覧会がこの秋、東京・秋葉原のアーツ千代田3331で開催されます。この展覧会描き下ろしの作品も多数展示されるそうなので、ファン必見です。
2003年11月8日、いわゆる「萌え4コマ」専門誌のパイオニアとして、芳文社の4コマまんが専門誌「まんがタイム」から独立創刊した「まんがタイムきらら」。同人誌やネットで活躍する作家を積極的に起用し、その作品群は「きらら系」と呼ばれています。関連誌も「まんがタイムきららMAX」、「まんがタイムきららキャラット」、ストーリーまんが主体の「まんがタイムきららフォワード」に、惜しくも2017年10月に休刊となった「まんがタイムきららミラク」と増え、また同種の4コマ誌が他社からも刊行されるようになりました。
アニメ化作品も大ヒットした「ひだまりスケッチ」や「けいおん!」、「ご注文はうさぎですか?」をはじめとして、新聞配達店を舞台にした「かなめも」、異色のゾンビもの「がっこうぐらし!」、ゲーム業界を描いた「NEW GAME!」、一般家庭のような暮らしを送る超能力を持った王家の日常を描いた「城下町のダンデライオン」、根強いファンの多い「キルミーベイベー」や「Aチャンネル」に、現在放送中の「こみっくがーるず」、2018年7月放送開始予定のビーチバレーまんが「はるかなレシーブ」など、枚挙にいとまがありません。
これら「まんがタイムきらら」の歴史を振り返る、初の展覧会「まんがタイムきらら展」が、東京・秋葉原のアーツ千代田3331(東京都千代田区外神田6-11-14)で、2018年11月17日~25日の9日間開催されます(会期中無休)。会場には「ひだまりスケッチ」「けいおん!」「ご注文はうさぎですか?」など80作品の展覧会描き下ろしまんがやイラストが展示されるといいます。
まだ会期中の開館時間や入場料などの詳細は発表されていないので、続報を待ちたいところです。
情報提供:芳文社
※初出時「まんがタイムきらら」の独立創刊を2033年と誤って掲載しておりましたが正しくは2003年となります。訂正してお詫びいたします。
(咲村珠樹)