代表銘柄「よなよなエール」を中心に、ビールファンにささやかな幸せを届けたい、と活動している長野県軽井沢のブルワリー、ヤッホーブルーイング。ビール作りだけでなく、みんなでビールを楽しめる場を作ることにも注力しており、年に1回開かれるイベント「よなよなエールの超宴」は毎年好評ですが、新たに会社関係の飲み会の課題を、まじめに楽しく解決するプロジェクト「チーム“ビール”ディング byよなよなエール」をスタート。飲み会を通じたチームづくりを実現させる2つのプロダクトとして、「先輩風壱号」と「無礼講ースター」を専門家監修のもと独自開発し、プロダクトムービーを8月3日の「世界ビールデー」にあわせて公開しました。

 若い人の間で敬遠されがちな職場の飲み会。どうしても職場での上下関係や、仕事の延長の気疲れ、それに伴うパワハラやアルハラ(お酌の強要も含む)の存在で、飲み会を楽しむことができないということもありそう。上下関係のない、フラットで自由な飲み会をもっと作ることができたら、仕事関係の飲み会も苦にならないのに……。

 そんなことを考えたヤッホーブルーイングは、飲み会の出席者がよりフラットな立場で楽しめ、チームビルディングが進むような新プロジェクト「チーム“ビール”ディング byよなよなエール」をチームビルディングのスペシャリストであるピョートル・フェリークス・グジバチ氏の全体監修のもとスタートさせたのが、今回公開された2つの企画。

■ 「先輩風」をリアルに再現!?

 まずは、世間で過去の武勇伝や自慢話をして、偉ぶった態度をとってる人が吹かせるという伝説の「先輩風」を実体化してしまうという「先輩風壱号」。椅子の周りに複数のファンが設置してあり、マイクがとらえた会話をAI解析。そこに「おれの若い頃は」や「近頃の若者は」などといった、いかにも先輩ぶるようなキーワードや発言内容からのパーソナリティ、声のトーンを解析して、その強さに応じて周囲に設置されたファンが作動して「先輩風」をびゅーびゅー吹かせてくれます。

 ファンが作動すれば、先輩風を吹かすような言動をしていると機械に判定されてしまうわけですね。面と向かって指摘するのは難しいですが、機械が判定してくれれば、指摘したい方も気が楽です。しかも作動の具合がユーモラスなので、笑いに包んで「先輩風」を気づかせることが可能。指摘されても怒らないでくれるといいなぁ……。

■ 「無礼講」の効果をスマートに発揮させるパーティーゲーム

 もう一つは、飲み会でよく言われるけど実際はそうじゃなかったりする「無礼講」。上司の「今日は無礼講だから〜!」という言葉を信じてハッチャケたら後日めっちゃ怒られたというのは、わりと良く聞く話。そんなあってないような「無礼講」の効果を、スマートに、遺恨を残さず、楽しめるものに変えてくれるのがコースターを使った「無礼講ースター(ぶれいこーすたー)」というゲーム。

 こちらは、「∞プチプチ」など話題のおもちゃを手がけたおもちゃクリエーターの高橋晋平氏、オリジナルゲームのプロデュースなどを行うあだちちひろ氏をアドバイザーに迎え、ルール作りなどを行ったそうです。

 これはコースターがカードになっていて、そこに書かれた「お金を使うならモノより思い出だ」など、YesかNoかで答えられる簡単なトークテーマを提示し、それをきっかけにフラットに話をする……という一種のパーティーゲーム。答えは2択ですが、その中に結構個性というものが反映してしまうもの。イメージとは違う、意外な一面が見られるかも?ちなみにルールは「チーム“ビール”ディング byよなよなエール」で公開されています。

 このプロジェクトを通じて、ヤッホーブルーイングでは、飲み会に出席しているメンバーの価値観や性格を互いに知り、フラットな関係でいいチーム作りができるようになればいいな、と願っているそうです。確かに、一見バカバカしいけど、ここまで振り切ってしまうとネタとして有効かもしれませんね。なお、この「先輩風壱号」と「無礼講ースター」は、8月3日〜17日の期間限定で、よなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」都内全7店舗で体験可能(「先輩風壱号」は赤坂店のみで要予約。赤坂アークヒルズ「YONA YONA BEER GARDEN」・表参道「OMOHARA BEER FOREST by YONA YONA BEER WORKS」は除く)。まだ始まったばかりの「チーム“ビール”ディング byよなよなエール」。次はどんなものが飛び出すのか、注目です。

情報提供:株式会社ヤッホーブルーイング

(咲村珠樹)