おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

定期購読者に透明の封筒で発送 「MC☆あくしず」編集部謝罪

 全国規模の「肌色テロ」が発生していたことがわかった。事件をおこしたイカロス出版株式会社発行のミリタリー系雑誌「MC☆あくしず」が3月20日、編集部のTwitterで謝罪。読者や関係者に動揺(?)が広がっている。

  • https://twitter.com/mc_axis/status/1108348334777892864

     「肌色テロ」をおこしたミリタリー系雑誌「MC☆あくしず」は、兵器の擬人化など、いわゆる「萌えミリ」のスピアヘッド(槍の穂先=切り開く最先端)として名高い雑誌。アニメ「ガールズ&パンツァー」でもパロディーされ登場した、田村尚也と野上武志による連載「萌えよ!戦車学校」をはじめ、特集の進行役としても知られる巡洋戦艦シャルンホルスト(シャル)とグナイゼナウ(ゼナ)の姉妹など、この雑誌が生み出した文化はミリタリー趣味界に大きな足跡を残している。

     事件は2019年3月20日発売の最新号である「Vol.52」の定期購読者、執筆者・協力者向けの発送作業で発生した。このVol.52は、ミリタリー雑誌「MILITARY CLASSICS」から独立創刊以来続いていたAB判という判型(雑誌のサイズ)から、縦方向に大きくなったA4判のサイズとなった最初の号。こうした経緯からか、これまで使用していた不透明の封筒ではなく、手違いで発送代行業者のもとに「透明の封筒」が送られたという。

     結果、表紙に描かれた川西二式飛行艇さんの「たわわ」な姿が丸見えになるという「肌色テロ」が発生。よくテロ事件で使われる「即席爆発装置(IED)」が、この時ばかりは「いともたやすく・Emily(二式飛行艇の連合軍コードネーム)さんのたわわが・大開帳」という「IED」となって炸裂。特に家族のいる敏感な年頃の愛読者に絶大なダメージを与えた可能性が懸念されている。

     「無差別肌色(実際は濃緑色部分もありますが)テロ」をおこしたことについて、「MC☆あくしず」編集部はおたくま経済新聞の取材に対し「最初に執筆者のじじ先生のツイートで“スケスケの封筒で送られている”ことを知ったのですが、今回は特にセクシーでたわわな表紙だっただけに肝が冷えました」と当時の状況を語った。

     また、「ご家族に見られてしまった定期購読の読者の皆さんや執筆者の先生方の気持ちを考えると、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです」と改めて謝罪の言葉をのべ、「今後は間違いが無いように担当部署ともども徹底していくつもりです」と再発防止に努めていくことを約束している。

     なお、「MC☆あくしず」Vol.52の巻頭特集は、表紙の二式飛行艇さんでお分かりの通り、旧日本海軍の水上機と飛行艇。そして、記憶に新しい2018年12月に生起した、海上自衛隊第3航空隊のP-1哨戒機に対し、韓国海軍の駆逐艦「広開土大王(クァンゲトデワン)」が射撃管制用レーダー波を照射した事案について、「MC☆あくしず」らしく擬人化して解説した記事も掲載されている。

    <取材協力>
    イカロス出版株式会社「MC☆あくしず」編集部

    (咲村珠樹)

    あわせて読みたい関連記事
  • ミリタリー専門誌「MC☆あくしず」の美少女がブラウザゲームになりました
    ゲーム

    ミリタリー専門誌「MC☆あくしず」の美少女がブラウザゲームになりました

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • TOKYO FM、SNS上の「サイバー攻撃」指摘を調査 分析用データの一部流出が判明
    インターネット, サービス・テクノロジー

    TOKYO FM、SNS上の「サイバー攻撃」指摘を調査 分析用データの一部流出が…

  • EmEditor公式サイトの不正改ざん問題で続報 「攻撃者の高い執念が感じられます」
    インターネット, サービス・テクノロジー

    EmEditor公式サイトの不正改ざん問題で続報 「攻撃者の高い執念が感じられま…

  • 東京ディズニーランド&シー、9億人目のゲストをお迎え
    社会, 経済

    東京ディズニーランド&シー、9億人目のゲストをお迎え

  • 日本自閉症協会、「デジタル自閉症」という表現に反対 誤解や偏見助長を懸念
    インターネット, 社会・物議

    日本自閉症協会、「デジタル自閉症」という表現に反対 誤解や偏見助長を懸念

  • クマ出没マップ 「FASTBEAR」
    インターネット, サービス・テクノロジー

    AI集約のクマ出没マップ「FASTBEAR」公開 全国の出没情報をまとめて可視化…

  • 動画収益は復興支援へ インフィニット、能登半島応援アニメをYouTubeで全2編公開
    アニメ/マンガ, 放送・配信

    動画収益は復興支援へ インフィニット、能登半島応援アニメをYouTubeで全2編…

  • トピックス

    1. 東京ディズニーランド&シー、9億人目のゲストをお迎え

      東京ディズニーランド&シー、9億人目のゲストをお迎え

      東京ディズニーランドと東京ディズニーシーを合わせた累計入園者数が1月6日、9億人に到達。運営するオリ…
    2. クマ出没マップ 「FASTBEAR」

      AI集約のクマ出没マップ「FASTBEAR」公開 全国の出没情報をまとめて可視化

      全国のクマ出没情報を地図上で可視化する「FASTBEAR(ファストベア)」の公開が、12月26日に発…
    3. 2026年も大漁!年賀状「隠しデザイン」を本気で探した結果

      2026年も大漁!年賀状「隠しデザイン」を本気で探した結果

      ついに幕を開けた2026年。1月1日の朝といえば、ポストをのぞいて新年のあいさつを受け取る──そんな…

    編集部おすすめ

    1. TOKYO FM、SNS上の「サイバー攻撃」指摘を調査 分析用データの一部流出が判明

      TOKYO FM、SNS上の「サイバー攻撃」指摘を調査 分析用データの一部流出が判明

      株式会社エフエム東京(TOKYO FM)は1月6日、サイバー攻撃や大量の個人データ流出を指摘するSNS投稿について事実確認の結果を公表しまし…
    2. EmEditor公式サイトの不正改ざん問題で続報 「攻撃者の高い執念が感じられます」

      EmEditor公式サイトの不正改ざん問題で続報 「攻撃者の高い執念が感じられます」

      テキストエディター「EmEditor」を提供するEmurasoftは1月4日、公式サイトに関するセキュリティインシデントの続報を公表しました…
    3. 日本自閉症協会、「デジタル自閉症」という表現に反対 誤解や偏見助長を懸念

      日本自閉症協会、「デジタル自閉症」という表現に反対 誤解や偏見助長を懸念

      一般社団法人日本自閉症協会は1月5日、比喩的に使われている「デジタル自閉症」という言葉について、反対する声明を発表しました。協会は、この言葉…
    4. 動画収益は復興支援へ インフィニット、能登半島応援アニメをYouTubeで全2編公開

      動画収益は復興支援へ インフィニット、能登半島応援アニメをYouTubeで全2編公開

      アニメーションプロデュースの株式会社インフィニットは1月1日、「能登半島復興応援企画」短編アニメーションを、YouTubeにて全2編公開しま…
    5. シートタイプのWebMoney

      WebMoney、事業をビットキャッシュへ承継 一部サービスは終了へ

      オンラインゲームの課金手段として知られる「WebMoney」が事業の節目を迎えます。auペイメントは2026年3月31日付でWebMoney…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト