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羊毛フェルトで作られた「シャム猫風ニャンコ」が本物にしか見えない…!

 「やっと…やっとできた!シャムねこ風ニャンコ色んな羊毛色混ぜるの難しかったぁぁ」

 こんなつぶやきとともに、Twitterに投稿された羊毛フェルト作品が、本物にしか見えないと反響を呼んでいます。

  •  投稿主は、主婦のとらここさん。ちなみにとらここさんは、いずれもオスの茶トラのとら夫くん(6歳)とココくん(5歳)という猫を飼っているのですが、写真に写っているのは、ココくんと見慣れぬシャム猫の子猫ちゃん。この猫ちゃんは一体……?

     「これ、私が作った羊毛フェルトなんですよ」

     そう語ってくれたとらここさん。実はとらここさんは、家事の合間に、趣味で羊毛フェルト制作をされている方。元々手芸が趣味だったそうなんですが、先述のとら夫くんとここくんを飼っていく中で、「この子たちを何らかの形で残せたら」という思いで、5年前から制作を始められたそう。

     「『見ている人がほっこりする』ことをコンセプトにしているんです」と、とらここさんが語る通り、これまでの作品は、いずれも猫特有の独特な表情を表現するのに、細部までこだわったものに。現在は、オーダーを受けて制作したものを含め、自身のTwitterやInstagramに作品を投稿されています。

     今回取材するにあたり、筆者もとらここさんのSNSを拝見したのですが、そこには、自然と笑顔になってしまう作品ばかりで思わずほっこり。それでいて、本物と見間違えてしまうくらいの精巧なつくりになっているんです。

     「シャム猫風ニャンコ」の投稿のリプライ(返信)欄でも、「凄いです」「なんて精巧な」「生きているとしか思えません」「普通に子猫がいるのだと思いました」「めっちゃリアルで可愛いですね!」と、そのクオリティに絶賛の嵐。

     余談ですが、今回に関しては、特に毛の色にこだわったとのことで、オリジナルの色合いを出すのにかなりの試行錯誤をされたそう。「世界に1色しかない二度と出せない色と思っています」と、とらここさんは振り返っておられました。

     しかしながら、これほどまでに精巧だと、とら夫くんとここくんの反応も気になるところ。筆者は、そのあたりについても伺ってみると……

     「それが特に反応しないんですよ。でも制作中に、私の腕の間に入り込んだり、手にスリスリしたりで、どうにか作業をやめさせようと、あの手この手で邪魔をしてきます(笑)」

     だそう。ひょっとしたら、お人形の猫ちゃんに嫉妬しているのかも?

    <記事化協力>
    とらここさん(Twitter/Instagram:@toracoco_craft)

    (向山純平)

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