名作ゲーム「MOTHER」シリーズの音楽を、作曲者である鈴木慶一さん(ムーンライダーズ)によるセルフカバー・プロデュースにより新録され、2021年1月27日にリリース予定のアルバム「MOTHER MUSIC REVISITED」。2枚組となるDELUXE盤のDISC2に収録される内容が公開されました。YouTubeでは「Snowman」のライブ映像も公開されています。
糸井重里さんがディレクターとなり、シナリオとゲームデザインを手がけたコンピュータRPG「MOTHER」シリーズ。いわゆる「剣と魔法の物語」とは違う、現代的な世界を舞台にした一連の作品は1989年の第1作リリース以来、世界中(海外では「EarthBoud」のタイトルでリリース)で根強い人気を博しています。
特定のメロディが物語の根幹に関わっていたり、ゲームシステムの構成要素となっていたり、ゲーム内で重要な役割をしている「MOTHER」の音楽。第1作と第2作で、当時任天堂に在籍していた田中宏和さんとともに作曲を手掛けたのが、ムーンライダーズの鈴木慶一さんでした。
その鈴木慶一さんが「MOTHER」の楽曲をセルフカバー・プロデュースするアルバム「MOTHER MUSIC REVISITED」は、2020年11月28日のビルボードライヴ東京で行われた「鈴木慶一 ミュージシャン生活50周年ライヴ」でリリースが発表されると、大きな反響を呼びました。「CD2枚組 DELUXE盤」「CD通常盤」「LP通常盤」の3形態でリリースされる本アルバムのうち、DELUXE盤のDISC2に収録される内容が明らかになりました。
DISC2には、1989年にリリースされた「MOTHER」第1作のオリジナル・ゲーム音源を収録。8ビット、同時発音数が3という限られた容量の中で作曲された「MOTHER」のオリジナル音源がCDやレコードとしてリリースされるのは初めてのことで、鈴木慶一さん監修のもと、当時の雰囲気を色濃く残した丁寧なマスタリングをして収録されるとのことです。
さらにYouTubeでは、ビルボードライヴ東京での「鈴木慶一 ミュージシャン生活50周年ライヴ」から、収録楽曲である「Snowman」のライブ映像が公開されました。アルバム「MOTHER MUSIC REVISITED」参加の主だったミュージシャンが集まって演奏されたもので、アルバムの雰囲気を感じさせるものとなっています。
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情報提供:日本コロムビア株式会社
(咲村珠樹)