きょうだい姉妹を持つパパママであれば思わず「あるある!」とうなずいてしまう事でしょう。子どもたちへのプレゼントについて、思わず共感せざるを得ないマンガがツイッターに投稿され、パパママから共感の声が相次いでいます。

 マンガの執筆、投稿を行ったのはイラストレーター・漫画家のさざなみさん(@3MshXcteuuT241U)。さざなみさんは5歳と2歳になる姉妹を育児中のお母さんです。

さざなみさんが投稿したマンガ

 マンガに登場するのは、さざなみさんとさざなみさんのお母さん。

 さざなみさんは出先で、母から子どもたちへのプレゼントの袋を受け取ります。中身を見てみると、そこにはメモ帳やおてがみセットといった文房具の詰め合わせが入っていました。

 ところがよく見てみると中身は全く同じセットが2つ。さざなみさんは不思議に思い、思わず「これ、合ってる?」と聞きます。するとお母さんは「合ってる。いいのよそれで」とうなずきながら即答しました。

 普通であれば子どもたちの年齢に合わせて別々のものが良いのでは……と思ってしまいますよね。「何で全く同じもの……?」さざなみさんも不思議がっている様子。

 ところが帰宅後、子どもたちにプレゼントを渡すと、その理由がわかりました。お互いのメモ帳やおてがみセットを「いいなぁ~」とうらやましがっていますが、2人は取り合ってケンカをすることはありません。なぜなら2人は同じものを持っているからです。この光景に「なるほどなぁ……」とさざなみさんもお母さんの意図がわかり、感心した模様。

 きょうだい姉妹を持つパパママならすでに「うんうん」とうなずいていることでしょう。きょうだい姉妹へのプレゼントは違うものを送ってしまうと、そっちが良かった!と取り合いをしてしまいがち。筆者自身も2児の父ですが、思わず「お母さんGJ!」と、共感しかありませんでした。

 さざなみさんに当時の様子を詳しくうかがうと、全く同じものがふたつあったので、「貸して!」「私の!」という取り合いが発生せず、この後も穏やかに遊んでいたとのこと。お互いのものを取り合ってケンカになってしまってはせっかくのプレゼントも台無しですよね。

 ちなみにさざなみさんのお母さんは元保育士なのだとか。遊びの中の危ない場面や困りそうな展開に気づくのが早く、手助けも的確。さざなみさん親子をいつも適度な距離感で見守ってくれているのだそう。子どもたちの扱いに慣れているお母さんならではの機転に思わず拍手を送りたくなります。

 このマンガを描きながらさざなみさん自身も独身のころは、友人の子どもなどへのおみやげに良かれと思って色違いやバージョン違いを選んでいたな、と思い出して反省したとのこと(もちろん筆者自身も……)。ちょっとしたものでも、子どもたちへのプレゼントを行う際はぜひ参考にしてみてくださいね。

<記事化協力>
さざなみさん(@3MshXcteuuT241U)

(山口弘剛)