「2015年から2020年8月までの、私が猫に噛まれている写真を1冊に纏めました」
ツイッターにてこう紹介したのは、かずよんさん(@kazuyo0716yon)。一瞬「え?どういうこと?」と戸惑ってしまいそうになりますが、これはそのまんまの意。約6年という長い間、かずよんさんは猫に噛まれた写真を撮りため、写真集にしてしまったのです。その着眼点が実にユニークですよね。
かずよんさんは黒猫をモチーフにしたファッション雑貨や小物を制作・販売している創作作家さん。実際に生活を共にしている黒猫の「りゅう」くんをモチーフにしている作品はカワイイものからちょっと怖い?ものまで。多くの作品を制作しています。
はじめのうちは決して撮りだめていこうと考えていたわけではなかったというかずよんさん。人見知りせず、とても甘えん坊という性格のりゅうくんに愛情表現のひとつとして「甘噛み」されているところを何となく撮影していると、いつのまにか大量になっていたそう。
そんな折、ツイッターにて「噛まれてる写真ばかりを集めたら面白いんじゃないか」という話が上がったことが写真集制作のきっかけだったとのこと。本はB5サイズ36ページ、写真の枚数は200枚超と驚きのボリューム。枚数が多すぎて編集作業の途中で後悔したのだとか。
多くの写真の中から最もお気に入りの一枚をうかがうと洗面所でりゅうくんに腕を嚙まれている写真を見せてくれました。「『我が家における猫との日常』が一枚に凝縮されているなぁ」と選考理由について話すかずよんさん。がっつり嚙まれているため痛くないのかうかがうと「牙もそう深くささってはいないので、そんなに痛くはないです」とのこと。
「ベストセラー入りしますよ、絶対」「めっちゃ欲しい」といった声が寄せられたこの写真集、実は販売も行っているとのこと(税込2300円、送料別)。どんなことでも突き抜ければ芸術。今後もかずよんさんのユニークな作品に注目したいと思います。
#Twitter文化祭2021
2015年から2020年8月までの、私が猫に噛まれている写真を1冊に纏めました。 pic.twitter.com/h8B8hh7MQu— かずよん🐈⬛黒猫りゅう5/3.4にゃんこ博覧会R22 (@kazuyo0716yon) October 1, 2021
<記事化協力>
かずよんさん(@kazuyo0716yon)
(山口弘剛)