飲食店同士のコラボといえば「共同開発」した新商品を発売するパターンを多く目にします。ところが、居酒屋チェーンの「鳥貴族」と「串カツ田中」では、開発チームが入れ替わり「あったらいいな」をテーマに新メニューを開発。
完成したメニューが11月11日~30日まで期間限定で販売されます。その試食会が11月8日に開催されたので、一足早く味わってきました。
11月11日より販売されるコラボメニューは4品は、「世の中を明るく!みんなを笑顔に!」と手を組み開発されたもの。鳥貴族で提供される2品を串カツ田中の商品開発チームが、串カツ田中で提供される2品を鳥貴族の商品開発チームが考案しています。これは、もうワクワクしかない!
さらに商品開発のために使用できる食材の共有したり、実際にそれぞれの店舗の厨房を視察して、調理機器や調理オペレーションを確認したりするなど、可能な限りお互いのノウハウを共有したとのこと。いくらコラボとはいえ、そんな事までして良いんですね。両社の「本気」が垣間見えた気がしました。
そんな開発期間を経て、串カツ田中の商品開発チームが考えた鳥貴族で提供されるコラボメニューは、「韓国風豚玉ネギ串」(税込327円)と「せせりカツのタルタル~塩ポン酢味~」(税込327円)。鳥貴族らしいボリューム感と鳥貴族ならではの全品均一価格を意識して開発したそうです。
「韓国風豚玉ネギ串」はサムギョプサル風の串焼き。白ネギとごま油、辛味噌と一緒に食べるみたいです。それでは、いただきます!玉ねぎの甘みや辛味噌が豚肉の旨味を引き出していて美味い!これはお酒が進みそうな逸品ですね。
次は焼鳥の人気メニュー・せせりを串カツにした「せせりカツのタルタル~塩ポン酢味~」。ここだけの話、このメニューが記者的には一番美味しかったです。あっさりした塩ポン酢と鳥貴族オリジナルの濃厚タルタルソースとの相性が抜群で、せせりもジューシーで噛めば噛むほど旨味があふれ出てきます。
続いて鳥貴族の商品開発チームが考えた串カツ田中で提供されるコラボメニューは、串カツへのこだわりを大切にしたという「鶏とうずらたまごのいとこ串」(税込170円)と「田中のチー豚串」(税込240円)の2品。
「鶏とうずらたまごのいとこ串」は文字通り、鶏肉の間にうずらのたまごを挟んで揚げた商品。特製タレに漬け込んだ鶏肉とうずらのたまごがマッチしていて、何本でも食べられそう。そして、これは記者だけかもしれませんが、ここにご飯があったら最高です。むしろすべての串と一緒に白飯をかき込みたい。
最後は串カツ田中の人気メニュー「串カツ豚」と「葱まみれチー平焼き」をコラボさせた「田中のチー豚串」。串カツ豚が玉子で巻かれ、さらにチーズまでかかっていてボリューム満点。ちょっと変わり種のメニューだけど、インパクトがあって意外と美味い!
4品のコラボメニューは、どれも美味しくてあっという間に完食。これが呼び水になって、もっと串カツや焼鳥が食べたくなってしまった……。今度、鳥貴族と串カツ田中をハシゴしようと思った記者でした。ごちそうさまでした!
取材協力:株式会社鳥貴族ホールディングス、株式会社串カツ田中ホールディングス
(取材・撮影:佐藤圭亮)