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公園遊びで地面に描いた「グルグル」の魔法陣 当時を懐かしむ声が続出

 公園遊びの際、落ちていた木の枝など良い感じの棒を拾って、地面に絵を描いたことがある方は多いと思います。そんな遊びのようすをツイッターに投稿した「おしそ」さん。写真を見てみると、こ……これは……!

 描かれていた2つの絵は、丸の中にそれぞれ三角の記号や目のような模様が描かれています。そう、これはかつてアニメ化もされた漫画「魔法陣グルグル」作中にて、「トカゲのしっぽ」と「長い声のネコ」召喚時に描かれる魔法陣。あまりの懐かしさに筆者も思わず「うわっ」と声を上げてしまいました。

  •  「魔法陣グルグル」といえば「月刊少年ガンガン」にて、1992年に連載が開始され、1994年にはアニメが放送された作品。ファンタジー世界を舞台にした、かわいらしい絵柄とシュールなギャグが一世を風靡し、当時の小・中学生を中心に高い人気を誇った作品として知られています。(2012年から続編「魔法陣グルグル2」が連載中)

     作中に登場するヒロイン「ククリ」が使用するのが「グルグル」と呼ばれる、円の中に図形を描くことでさまざまなものを召喚する魔法。今回おしそさんが描いたものは物語初期から活躍した、作品を象徴する魔法陣です。

     幼少時は兄と一緒に「グルグル」の漫画をよく読んでいたというおしそさん。中でも「トカゲのしっぽ」と「長い声のネコ」の魔法陣はとても思い入れがあり、毎日のように地面やノートに描いていたそうです。

     そんなおしそさんですから、棒を拾ったら魔法陣を描きたくなるのは必然かもしれませんね。当時、お子さんと共に公園を訪れていましたが、そんな昔のことを思い出し、なんとなしに描いてみたのだそう。

     もちろんお子さんは「グルグル」を知りませんから、絵を見た後はすぐに自分の遊びに戻ってしまいましたが、この投稿を見た大人たちは、思わず反応せざるを得なかった模様。コメント欄には「オア~~って声が聞こえそう」「さっぱり妖精も描いて欲しい」と、当時を懐かしむ声が、相次いで寄せられました。

     投稿への反響に対し、「皆のグルグル愛が伝わるリプにうれしくなりました。グルグルはバイブルだ、全員履修してほしいと言う声に共感しました」と、おしそさん自身も、作品が繋いだ多くの反応に感激していました。

    <記事化協力>
    おしそさん(@_______aona)

    (山口弘剛)

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  • 山口 弘剛‌Writer

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    鹿児島出身・鹿児島在住。私生活では妻と共に2人の子どもを子育てしながら、地元のサッカークラブを熱烈応援中。仕事は元アパレル店長、元ゲームショップ店長を経験。現在はライター、イラストレーターとして活動。

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