おたくま経済新聞

ネットでの話題を中心に、商品レビューや独自コラム、取材記事など幅広く配信中!

割れた生卵に反響 食品サンプル会社の“遊び心”作品が衝撃的

 生卵がパソコンのキーボードの上で「ベチャ!」と割れている写真がTwitterに投稿され、多くの人を驚かせています。しかし実は、割れている生卵は食品サンプル。その事実にも驚かされます。

  •  写真を投稿したのは食品サンプルメーカー「株式会社いわさき」の公式Twitter。「生卵がリアル過ぎてどこに置いても衝撃的」とツイートしている通り、パソコンのほか、床や電子レンジの中、椅子に置かれた生卵の食品サンプルが写真で紹介されています。

    画像提供:株式会社いわさき公式Twitter(@IWASAKI_SAMPLE)

    イスに生卵

     株式会社いわさきに取材したところ、これは8月31日まで東京ソラマチで開催中の「おいしさのアート展」で飾られている作品「生々しい生たまご」の一部。Twitter担当者が様々な場所で遊び心を交えて撮影し、投稿したそうです。

    電子レンジの中に生卵

     製作者の話によると、「今回はシンプルでありながら、最も難易度の高い『生卵』の表現に真正面からチャレンジしました」とのこと。卵の殻は、繊細な薄さや内側の薄皮、割れた感じなど、とにかくリアルにこだわって作ったと言います。

    「生々しい生たまご」

     製作にあたってはインターネットの画像を参考にしながら作ったそうで、「生々しい生たまご」の完成までにかかった時間は、準備期間や企画段階を除くと約5時間。Twitterに投稿された写真については、「一般の人が見ても驚くような表現を工夫しました」と話していました。

    卵の殻は、繊細な薄さや内側の薄皮、割れた感じなど、とにかくリアルにこだわって作った

     作品の出来については、「こだわりを追究することができた」と満足している様子。Twitterの投稿に10万5000件を超えるいいねがついたことで、多くの人の目に留まり「改めて良かった」と喜んでいました。

     株式会社いわさきでは自社のオンラインショップで、ユニークな食品サンプルのグッズを販売していますが、この「生々しい生たまご」は残念ながら販売の予定は無いそうです。ただし、今回の反響も参考に「今後のBtoC商品の参考にしていきたいと思います」と語っていました。

     今回、紹介した食品サンプル作品「生々しい生たまご」が展示されている「おいしさのアート展2022」には、工夫を凝らして作られた食品サンプルの作品101点が展示中。

     「おいしさのアート展2022」のホームページにある、一般WEB投票コーナー(9月4日まで受付中)では全作品を楽しむことができ、株式会社いわさきの公式Twitterではリツイート&フォローのプレゼントキャンペーンも開催しているとのことです。

    <記事化協力>
    株式会社いわさき公式Twitter(@IWASAKI_SAMPLE)

    (佐藤圭亮)

    あわせて読みたい関連記事
  • 暑さで食品サンプルが「崩壊」 猛暑を象徴する一枚に驚嘆の声
    インターネット, びっくり・驚き

    暑さで食品サンプルが「崩壊」 猛暑を象徴する一枚に驚嘆の声

  • 蛇口から無限にイクラが!? 「魔法の蛇口」の正体は食品サンプル
    インターネット, おもしろ

    蛇口から無限にイクラが!? 「魔法の蛇口」の正体は食品サンプル

  • 食品サンプル職人がリアルに再現!鈴廣のかまぼことちくわのキーホルダー発売
    商品・物販, 経済

    食品サンプル職人がリアルに再現!鈴廣のかまぼことちくわのキーホルダー発売

  • イクラ丼の食品サンプル工作キット発売!完成後はスマホスタンドにも
    商品・物販, 経済

    イクラ丼の食品サンプル工作キット発売!完成後はスマホスタンドにも

  • 画像提供:株式会社いわさき公式X(@IWASAKI_SAMPLE)
    インターネット, おもしろ

    蛇口からラーメン!ラーメン好きの心がざわめく食品サンプル爆誕

  • カプセルトイ「JA全農たまごミニチュアコレクション」発売!家庭やお店にある「たまご」をリアルに再現
    商品・物販, 経済

    カプセルトイ「JA全農たまごミニチュアコレクション」発売!家庭やお店にある「たま…

  • 画像提供:株式会社いわさき公式X(@IWASAKI_SAMPLE)
    インターネット, おもしろ

    食品サンプルの域を超えた「鮎の食品サンプル」 職人歴40年による感動の一作

  • 体脂肪が消せる?株式会社いわさきの面白グッズ「しぼやん消しゴム」
    商品・物販, 経済

    体脂肪が消せる?株式会社いわさきの面白グッズ「しぼやん消しゴム」

  • 画像提供:株式会社いわさき公式SNS(X:@IWASAKI_SAMPLE/Instagram:iwasaki_sample)
    インターネット, おもしろ

    超ベテラン職人手がけた「食べ終わり」の食品サンプル コンクールでは低評価もネット…

  • 世にも珍しい黄身が飛び出たゆで卵 どうしてこうなった……
    インターネット, おもしろ

    ゆで卵で意味のわからない失敗 どうしてこうなった……

  • おたくま編集部Editor

    記事一覧

    おたくま経済新聞・編集部による監修or執筆

    ▼こちらのライターの最新記事▼

  • 「ウォーキング・デッド」特化オークションが初開催 総額3億円超の落札集まる
    エンタメ, 映画

    「ウォーキング・デッド」特化オークションが初開催 総額3億円超の落札集まる

  • ヤマト運輸、「当日配送サービス」開始 同一都道府県内運賃も新設
    企業・サービス, 経済

    ヤマト運輸、「当日配送サービス」開始 同一都道府県内運賃も新設

  • 嵐・四宮社長が偽アカウント多発に注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定もなし」
    エンタメ, 芸能人

    嵐・四宮社長が偽アカウント多発で注意喚起 「来年のツアー用新アカウントの予定も現…

  • カレーシチューに、フレンチサラダ、本当にまずかった脱脂粉乳他(2300円)
    イベント・キャンペーン, 経済

    昭和の“たのしい給食”が期間限定で復活 脱脂粉乳まで再現した「絶滅危惧食フェア」…

  • 新商品「うまかっちゃん<濃厚新味 あごだしとんこつ>」
    商品・物販, 経済

    焼きあごの香ばしさと細カタ麺の共演 「うまかっちゃん<濃厚新味 あごだしとんこつ…

  • 北海道産のチーズを2種類使った秋冬限定フレーバー「かっぱえびせん 北海道Wチーズ味」
    商品・物販, 経済

    北海道産チーズのW使い!「かっぱえびせん 北海道Wチーズ味」がこの秋登場

  • トピックス

    1. 汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      汗冷え対策は「ヒートテックの下にエアリズム」 ユニクロ公式発の裏ワザが再び話題

      屋内と屋外で寒暖差が大きく、着る服に悩みがちなこの季節、SNS上で「エアリズムの上にヒートテックを着…
    2. 「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      「ドラクエ7リメイク」にキーファ再会エピソード追加 衝撃展開にSNSでは「恨み節」も

      2025年11月12日午前7時に配信された「State of Play 日本」にて、「ドラゴンクエス…
    3. アカウント1の投稿

      【前編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ある日の調査作業の過程で、SNS「X」上において、急成長中の越境EC大手「Temu」のサポート担当を…

    編集部おすすめ

    1. 床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      床掃除はおまかせ!「モップ機能つき生ルンバ」と化すビションフリーゼがかわいい

      頭をぐりぐり動かしながら、床の上を滑っていく1匹のワンちゃん。飼い主さんが「モップ機能つき生ルンバ」と呼ぶビションフリーゼ・せとくんの動画が…
    2. 工場労働者2138人、1万時間の作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場労働者2138人、1万時間の手作業映像をオープンソース化 ロボット向け学習に活用

      工場向け自動化ロボットの研究開発を行うテクノロジー企業、Build AIが、工場労働者2138人による合計1万時間の作業映像をオープンソース…
    3. お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      お菓子の家……ならぬ「つまみの家」誕生 お酒が進むオトナの創作料理

      「解体しながら飲む」が合言葉。童話でお馴染みの「お菓子の家」を、そのまま大人向けに置き換えたような、その名も「つまみの家」がXに登場しました…
    4. 作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業でたき火を燃やす新感覚クリッカー「たき火と猫」登場 癒やしと集中を両立するチル系ゲーム

      作業中に「猫」と「たき火」の癒やしを感じながら集中できる……そんな新感覚のゲーム「たき火と猫」のSteamストアページが公開されました。本作…
    5. アカウント1の投稿

      【後編】それでも私は、書くことを選んだ―― Temu不審アカウントに挑んだ無名記者の記録

      ※この記事は前編からの続きです。前編では、Temuを名乗る複数のアカウントを調査する中で見えてきた構図をお伝えしました。ここからは、Temu…
    Xバナー facebookバナー ネット詐欺特集バナー

    提携メディア

    Yahoo!JAPAN ミクシィ エキサイトニュース ニフティニュース infoseekニュース ライブドア LINEニュース ニコニコニュース Googleニュース スマートニュース グノシー ニュースパス dメニューニュース Apple ポッドキャスト Amazon アレクサ Amazon Music spotify・ポッドキャスト