ペットたちの中には、人間の食べ物に興味を示す子がいます。人間の食べ物を直接与えるのは危険なので食べさせることはできませんが、離れたところから匂いを確かめるという場合もしばしば。
とあるイベント会場で、生まれて初めて焼き鮎を見たラブラドールレトリーバーのエマちゃん。「これは何?」と様子をうかがう姿がTwitterに投稿されました。
飼い主さんに聞くと、この写真は2022年10月2日に静岡県浜松市春野町で開催された「DOGGY FES HALUNO」の会場で撮影されたもの。前日には雑誌「RETRIEVER」のイベント「RETRIEVER Holiday」が開催されていたこともあって、会場にはレトリーバーをはじめとしたワンちゃんがたくさん集まっていたそうです。
4歳になるラブラドールレトリーバーの女の子、エマちゃんは会場に設置された特設のドッグランでほかのワンちゃんたちと交流したり、仲良しのステラちゃんと一緒に噴水で涼んだりと、イベントを満喫したのだとか。もちろん、飼い主さんも広いドッグランを楽しんだほか、さまざまなフードも堪能しました。
その中の1つが、焼き鮎。お祭りなどではよく見かける定番ですが、エマちゃんにとって焼き魚、そして魚の姿丸ごとというのは初めて見るものだったといいます。
そのせいでしょうか。焼き鮎を見つめるエマちゃんの表情は、何やら正体を探るような感じ。姿形を含め、焼き魚の匂いも「これは一体何?飼い主さんが美味しそうに食べてるから食べ物なんでしょうけど……」と、頭の中には疑問がいっぱいだったかもしれません。
エマちゃんは食べ物を出されても「良し」の合図がないと手をつけない子なので、興味はひかれるけれども焼き鮎を食べることはありませんでした。その代わり、会場で購入した大好物の鹿肉ジャーキーを飼い主さんからご褒美でもらい、ニコニコだったそうですよ。
焼き鮎という初めての食べ物を目にし、不思議そうにしているエマちゃんは、なんとも人間味あふれた表情。いつかワンちゃん用に用意されたお魚を口にした時、どんな味の感想になるのかも見てみたいですね。
人間の食べ物を遠慮がちに観察しながら、においだけでも嗅ぎたい大型犬(4歳・28kg) pic.twitter.com/jJpTBLJ6D4
— 黒ラブのエマ (@emma_kurolab) October 2, 2022
<記事化協力>
黒ラブのエマさん(@emma_kurolab)
(咲村珠樹)