メールや手紙の結びとして使われることの多い「ご自愛ください」という言葉。もちろん、相手の健康状態を心配する意味が込められていますが、具体的には何をすることなのでしょう?

 ふと疑問に思った、イラストレーターの「描き子」さんは、自身の考える「ご自愛」を8つのイラストにしました。可視化され、とても具体的でわかりやすい「ご自愛」に、共感の声が相次いでいます。

 描き子さんが描いた8つの「ご自愛」は、以下の通り。

1.ちょっと早めに仕事を切り上げる(定時上等)
2.いつもよりちょっといいものを食べる(高めのフルーツとかおしゃれなお惣菜とか)
3.先のばしできることは先のばしする(皿洗い、洗濯、メールの返信)
4.ダイエットとかは一旦忘れる(我慢して運動とかしないこと、スイーツは心にいいつまり体にもいい)
5.湯船につかる(サウナとか行くのもGOOD)
6.ゆるい服を着る(ウエストがゴムのやつ)
7.時間を無駄にする(SNSボケーっと見たりとか、どうでもいいことひたすら調べるとか)
8.可能な限りたっぷり寝る(たくさん眠ればたいてい何かどーにかなるよ)
※()内は描き子さんの添え書き

 これらに共通するのは、全て自身の体力回復やストレス解消につながっていること。また、時間の流れに沿うような順番になっており、よりイメージがしやすくなっていることもポイントです。

 仕事等で疲れた人でも、自分のためにやれることという条件の下、絞り出したという8つの項目。あくまで描き子さんの考えではあるものの、それは多くの方が共通して「ご自愛」出来る内容と言えるのではないでしょうか。

 それを証明するように、投稿には2万件もの「いいね」が付き、返信欄には「わたし常にご自愛してた。みなさんもご自愛くださいね」「とにかく自分に優しくが一番」と、温かいコメントが多数寄せられています。

 一方で、投稿への反響を「やはりストレスが溜まっていたり、疲れてる方が今それだけ多いのかなと思いました」と分析した描き子さん。

 「ストレスは万病の元」と言われるように、免疫力が低下すると風邪を引きやすくなったり、メンタルヘルスに悪影響だったりと様々な弊害があります。相手を気遣う言葉として贈るのはもちろんのこと、毎日頑張る自分自身にも、時には「ご自愛ください」と声を掛けたいところです。

<記事化協力>
描き子さん(@kaqico)

(山口弘剛)