結婚している方にとって、趣味と家庭は切っても切り離せないもの。独身の時に楽しんでいた趣味を、ライフイベントを機に泣く泣くやめてしまった、という方も多いでしょうが、先日ツイッターにて素敵なハッシュタグを発見しました。

 それは「モデラー嫁自慢」という、家庭を持つ模型愛好家たちが、妻の理解のもと、趣味を継続している様子を投稿しているもの。中でも大きな注目を集めている投稿を行っていた「Allelujah【アレルヤ】」さんに話をうかがいました。

 アレルヤさんの投稿には、「こんな部屋を許してくれる」というつぶやきと共に、壁一面にびっしりとプラモデルのパッケージが積み上げられている様子が写っています。その光景はもはや個人の部屋、というよりも模型店という表現の方がふさわしいレベル。これを了承してくれるとは……なんともうらやましい。

アレルヤさん宅の趣味部屋

同室内の塗装環境など

アレルヤさんの作品

 と、いうのも実はアレルヤさんの妻(以下、妻さん)も模型製作が趣味。しかもその腕前は非常に高く、筆塗りやキャンディ塗装だってお手の物。妻さんが製作したという作品を見せてもらいましたが、その出来栄えはコンテストで賞を取れそうなほどと言っても過言ではないでしょう。

妻さんの作品

 そんな妻さんであれば、こうした趣味部屋に理解があるのも納得です。昨今のコロナ禍において、模型店巡りが気軽にできなくなったことから「それなら部屋を模型店にしてしまおう!」というコンセプトで行った模様替えには、妻さんからも「この棚は向こうに置いた方が綺麗なレイアウトじゃない?」と、アドバイスがあるなど、むしろ後押しをしていたようです。

 「趣味を全力で楽しんでいる主人のことが大好きですし、これからもこの調子で楽しんで欲しいです」と、今後も全面協力を惜しまないことを宣言した妻さん。

 現在2歳と1歳のお子さんがいるそうですが、安全面の配慮からこの部屋のことはまだ秘密にしているのだとか。「いつか子どもたちにこのお部屋を披露することを密かに楽しみにしています」と、その日を心待ちにしていることも、この部屋を維持していく理由のひとつなのでしょう。

 一方のアレルヤさんも、妻さんに対し「本当によくできた人で、趣味に理解があるだけでなく、背中を押してくれる上に一緒に楽しんでくれる、自分の人生における理想像そのままの存在です」と、日ごろの感謝の気持ちをコメント。まさに出会うべくして出会った2人なのかもしれませんね。

友人から送られたプラモデル

 もちろん今後も2人で模型の収集や製作を続けていきますが、そこに子どもたちが加わるのもきっともうすぐ。壁一面に積まれたプラモデルから、子どもたちが好きな物を選んで組み立てる……そんな日がやって来たなら、この趣味部屋がもっとにぎやかになることでしょう。

<記事化協力>
Allelujah【アレルヤ】さん(@top__6525

(山口弘剛)